2020 年 11 月 のアーカイブ

11月も終わる。

2020 年 11 月 30 日 月曜日

先日も書いたことだけど、
やっぱり誰かに来てもらってプリプロをしていくって、
俺の中では結構重要な事なんだなと、再確認した月。

一時期どっかいっちゃってた作曲のカンも戻ってきたしね。
仮歌を自分で歌う曲も、歌ってもらう曲も、どんどん作れる気がする。

写真は、先日、自分で仮歌やってた時のもの。
ブースの中にMacBookPro入れて歌うんだけど、
Macが暑すぎててエラー出すという(笑)
冷ましながらなんとか完走。

あ、ちなみに、このブログエントリで今月20エントリ目。
目標クリア!

ってことで、
大変な事は沢山あるけど、
来月も頑張ります!

しゅっ!✊

2020年 買って良かったプラグイン その8 最終回まとめ。

2020 年 11 月 27 日 金曜日

■まとめ
今年買ったプラグインの中で、本当に使っていて、その中でも気に入ってるものから、
新旧関係なく書いてみたんだけど、参考にしてもらえると嬉しいなと。

今年は、MacOSのCatalinaを新規インストールする機会があったので、
ちょうどMojaveの挙動がおかしかったから、どうせならメイン環境も移行してしまえーと。
ただ、移行したものの、Catalina対応してないプラグインが多くて、
しょうがないからアップグレードしたものも結構あったりして。
でも、これはただのアップグレードなので、そういうのは今回は除外した。
ちなみに、動かなかったのは、シンセよりもエフェクトプラグインがほとんど。
(Mojave時では、最新版じゃなくても問題なかったので)

音楽の好みによって、作ってるジャンルによって、好きなシンセって違うので、
自分とは違うと思う事もあると思うけど、俺の場合、今年はこんな感じ。
コロナの影響もあり、そこまで沢山買ってないっていうのもあるしね。

■自分だけの音作り
先日のDTMステーションPlus!でも言ったけど、
買ったシンセは、まずプリセットを全部聴くところから始めて、気に入ったプリセットを覚えつつ、
どんどんエディットして使っていくのが、俺の昔からのやり方。
ハード音源がメインだった頃は、ノブを回すかボタンを押せば次の音色になったけど、
プラグインだとなかなかそうも言えない時があるので、時間はかかるけど、
どこに何があるかをチェックしておくのは、大切なこと。

ただ、そのプラグインだけでうまくいかない時もあるので、
EQやコンプ入れてみたり。モジュレーションを足したり。
一度Recしてから波形処理してみたり。サンプラーでリサンプリングしたり…などなど。
新曲を作りながら音色も作っていって、
自分なりの使い方、自分だけの音を作る方が早い。と思う。

とはいえ、何やってもどうしようもないとか、肌に合う合わないは間違いなくあるので、
散々やってみて合わないなと思ったら、勉強代として諦めましょう。
そのまま放置して、10年以上経ってから「あ、使えるかも」と思えるプラグインを今年は発見したけど、
こういうのは、他で代用出来るし、やっぱ10年使わなかったら使わないからこれ以上のアップグレードはしないつもり。

あと、今年、やっぱりどうしても思ったことは「Moogはやっぱハードじゃないと腰にこないな」って事。
なんだろうね。あれ。自分の中にある「Moogの音」ってイメージが強すぎるんだろうねー。

■今季のブラックフライデー
今回は、Arturia Pigmentsをゲット。
各社似たようなウェーブテーブルシンセを出してるし、Falconとかぶる部分もあるし、
発売からしばらく経ってるから、今更感はあるんだけど、随分前にデモ版で試してPAD系が良かったのを思い出したのもあり。
Arturiaユーザーはさらに激安でゲット出来る季節だしね!
(My Arturiaにログインしましょう)

ブラックフライデー本番は今日から。
さらにそのままサイバーマンデーに突入してホリデーセールはしばらく続くので、まだまだセールがいろいろ出てくるはず。

でも、ちゃんと本当に欲しいもの、今使うものを買おう。
「そのうち使うかも」は、一生使わない。マジで。

■今回紹介しなかったのの一部を短めに紹介。
Sound SpotやW.A. Productionの激安プラグイン
国内に代理店が無いので、海外のサイトでしか売ってないんだけど、年中セールしてる激安なイメージのプラグイン。
でも、質は結構良かったりする。ただし、出来ることはピンポイント。
そこが良かったりするのだけど、どこか代理店やったらいいのにね。

iZotope Tonal Balance BundleStutter Edit2(アップグレード)
(おーいbeatcloud、在庫ないぞ。がんばってー。)
Neutron2やOzone8が上に書いたCatalinaに対応してない云々で、Neutron3AdvancedとOzone9Advancedへアップグレード。
Ozone8から9に上がって歪み方が変わって良くなった気がする。多少。
他は動いたので、Nectorは次のバージョンでいいかなと思ったのと、RXもアップグレード保留でいいかな。
あれ?さっきTrash使おうと思ったらインストールされてない?
あれ?ポータルにも出てこない?あれ?
webから落としてインストールしようとしたけど、エラーでインストール出来ず。残念。

Loopcloud
Loopcloud / Loopmastersもブラックフライデー。
前にTwitterでも書いてたけど、スタート直後は、サンプルネタの管理クラウドアプリが無料公開されていたんだけど、
現在はサブスクリプション登録ユーザーのみダウンロード出来るように変更されている。
で、この管理アプリが本当によくできていて、自分のSSDにあるライブラリもすべて登録、自動でキー判別、タグ付けされる。
検索は、手持ちとCloud両方でされるので、手持ちで無い場合は、有料(ポイント)でその音だけダウンロード可能。
サブスクリプションプランによって、無料でダウンロード出来る数が違ったり、ポイント数が決まってるので、どれだけ使うかで決めるのがいい。
あと、ツリー表示でファイルごとに波形が表示されているので、サンプルをいちいち鳴らさなくてもどんな音なのかなんとなくわかるような仕組み。
日本のsonicwireのmutantも同じような感じなのだけど、違うのは、Loopcloudアプリと連携してサンプラープラグインとしても機能する事。
Loopcloud(アプリで選んでいる音が鍵盤に並ぶ)、Loopcloud drum(ドラム音源)、
Loopcloud Play(シンセ)という3つのプラグインで構成されていて、
これがなかなか良くて離れられないくて。

■以上
お楽しみいただけましたか。
今回の「2020年買って良かったプラグインシリーズ」、是非参考にしてみてください。

買って、音出して、満足!ってならないように、
ホリデーシーズンも作曲に励みましょう。
ではでは!

■2020年 買って良かったプラグインシリーズ。
2020年 買って良かったプラグイン その7はこちら。

2020年 買って良かったプラグイン その7「Cherry Audio DCO-106」

2020年 買って良かったプラグイン その6はこちら。

2020年 買って良かったプラグイン その6 「KORG Collection2 (TRITON)」

2020年 買って良かったプラグイン その5はこちら。

2020年 買って良かったプラグイン その5 「UVI」& 明日24日、DTMステーションPlus!のUVI特集に出演します!

2020年 買って良かったプラグイン その4はこちら。

2020年 買って良かったプラグイン その4 「Solid State Logic X-Saturator」

2020年 買って良かったプラグイン その3はこちら。

2020年 買って良かったプラグイン その3 XLN Audioの「XO」と「RC-20」

2020年 買って良かったプラグイン その2はこちら。

2020年 買って良かったプラグイン その2「Future Audio Workshop SubLab」

2020年 買って良かったプラグイン その1はこちら。

2020年 買って良かったプラグイン その1「Roland Cloud」

エピソード0。みたいなもの。

先日、East Westのプラグインが全部使えるサブスクリプション、ComposerCloudに入ってみた。

2020年 買って良かったプラグイン その7「Cherry Audio DCO-106」

2020 年 11 月 26 日 木曜日

今年買ってよかったプラグイン、第7回目は「Cherry Audio DCO-106

Cherry Audioというメーカー。
2周年記念セール中という、比較的近年のプラグインメーカーCherry Audio

Voltage Modularというモジュラーシンセプラグインから始まったメーカーで、今年3月ごろ、最初のコロナ禍のStay Home時期にフリー配布されたのは覚えてる人もいると思う。って、それくらいしか知らないのだけど、そんなCherry Audioが10月にリリースしたのが、この「DCO-106」という、Roland JUNO-106を再現したお手頃価格のお手軽プラグイン。

DCO-106
いつだったか、多分2000年代前半にRoland JUNO-106を中古で手に入れた時、当時のPCM音源のエフェクトバリバリかかった派手な音に慣れてしまった耳には、JUNO-106のプリセットがとてもチープに聴こえてしまったんだけど、DCO-106は、その体験を追体験してしまったプラグイン。(誤解の無いように言っておくと、本物のJUNO-106はとても良いマシン。)

買ってよかったプラグイン その1」で紹介したRoland CloudのJUNO-106は、非常にクリアでレンジが広い音がしてるんだけど、このCherry Audio DCO-106のプリセットは、すごく地味。ある意味、自分の中のJUNO-106の最初の記憶としては地味な方が正しくて。和音で弾くとちょっと濁る感じなのも、EDITしていくとその認識がどんどん変わっていくのも似てるなと。ただ、ハードから鳴ってる!って感はあまり無いので念のため。フィルターを開けば派手めに聴こえてくるけど、あくまでもそれなりに。

普段から良く使う、サビのピアノの後ろでコードを鳴らしてるAnalog Stringsや、Pluck的なDecayの短い音、近年のSynthWaveでも良く聴くリリース長めのSynth PadやSweep系など、JUNO-106のプリセットが全部再現されている。新プリセットも結構使える気がする。16ボイスポリで、ハードには無かったDelayとReverbも内蔵。MPEもサポートという、イマドキなところもマル。
ハードのJUNO-106では、各パラメーターをSysExでコントロールしてたんだけど、そのSysExもDCO-106は受け付けるので、当時の楽曲データをそのまま再現が出来そうなところもいい。確かそういう曲データ、まだ残ってたはず。
中古市場でも実機がどんどんダメになっていってるので、こういう部分のエミュレーションは助かるんだと思う。

ハードシンセ感がもうちょっと欲しいなーという人もいると思うので、そういう人は、先日「その3」紹介したXLN Audio RC-20 Retro Colorのプリセット「Pad Magic」あたりをかけて、それぞれのパラメーターを薄めにすると揺れ感が出ていい感じに。さらにその後に「その4」で紹介したSSL X-Saturatorを入れて調整すると、もうちょっといい感じに。

Roland Cloudが高いよって人は、このDCO-106でもいいのかも。

■先日、「CA2600」というArp2600を再現したプラグインもリリース。
価格もDCO-106と同じなので、とても買いやすいお値段だけど、こっちは未購入。そこまで2600に思い入れは無く…。

Surrealistic MG-1 Plusも無料でゲット。
ホリデーギフトで無料配布中。
元機種はコレ。Liberationや、Rogueと同時期のMoogが作ってるんだけど、Realistic (Radio Shack)という会社から発売された、当時としても非常に安いMoog。音も確かにその時期の感じがするけど、使うかどうかはわかんないなー。このウネリ感は好きな感じだけどね。

では、今回はこんな感じで。
明日はブラックフライデー。次回は最終回。まとめ。

いつかの泉岳寺。

2020 年 11 月 25 日 水曜日

ぼけ封じと、討ち入り蕎麦が気になる、とても暑い夏の日の写真。

いやー、最近、買い物以外の散歩もせず、出かけることが減り、
写真も室内でウィルを撮るか機材を撮るか、あとは窓から見える景色しか撮ってなくて。
遂に、ブログ用にストックしておいた写真が、この1枚で終了。
せっかく随分前に予約しておいたkenko ブラックミストNo.05が月頭に届いてるのに、
窓から見える景色を超広角で撮って、オーーーなんて言ってる始末。

どこかに行きたいけど行けない、そんな2020年。

近々、散歩だ。紅葉だ。
人がいないところだ!(どこよそれ)

昨日のDTMステーションPlus!

2020 年 11 月 25 日 水曜日

見ていただいた方々、コメントくれた方々どうもありがとうございました!

3月以来の出演。今回はマスクしたまま出演しました。
いつもそうだけど、UVI製品は1時間程度だとなかなか紹介しきれません。
ましてや、月1で何かしら新製品を出しているので、
それを1つづつ紹介するだけで1時間を軽く超えるので、駆け足でお送りしました。
見れなかった方は、YouTubeでアーカイブ公開されてるのでそちらを。

Falconの詳しい使い方や、各オフィシャルデモソングの解説などは、
少しづつですがYouTubeにアップしてるので、そちらも参考に。

あらかじめいただいていた質問にも答えてますが、どうでしたでしょうか?
今回も、しゃべるのは富田さんに任せて、終始、製品を切り替えては音を出して…とやっていて、ほぼ自分の画面しか見れずで。
ニコ動のコメントも少ししか見れなかったのですが、大丈夫でしたかー?

実は、立ち上がってたMOTU DPのプロジェクトは、UVI Synth Anthology 3のオフィシャルデモプロジェクトでした。
時間があればーと思ってたんですが、やはり無く(笑)
よく見ると個人的なFalconライブラリがチラ出してたり、
最終的に、Falconが25〜6個ほど立ち上がってる状態でしたが、そういう部分も面白ポイントです。

YouTubeの質問で「​falconの中のリバーブとかエフェクトをプラグインとして使えるようになったりしないですか?」というのが来てましたが、
これは、一部はもうすでにプラグイン化されてるので、単体プラグインを買いましょう。
Delayは「Relayer」、Reverbは「Sparkverb」と「PLATE」、8ボイスコーラスの「Thorus」、ロータリシミュレーターの「ROTARY」、FalconのDigital EQが進化した「SHADE」などがあります。
詳しくはUVIのEffectのページへ。

今回メインで紹介したのは、こちらのブログエントリで。

2020年 買って良かったプラグイン その5 「UVI」& 明日24日、DTMステーションPlus!のUVI特集に出演します!

2020年 買って良かったプラグイン その6 「KORG Collection2 (TRITON)」

2020 年 11 月 23 日 月曜日

■KORGもブラックフライデー中で50%オフ。
今回のKORG Collectionも、オフィシャルデモソングを作ってる関係で、買って〜というよりは使って良かったプラグイン。
KORG Collection TRITONは、正確には2019年12月に発売なので昨年なんだけど、12月26日なので、もう今年扱いでいいかなと。
今年4月には、ユーザーインターフェイスを大幅に見直したKORG Collection2もリリース。

■本当に沢山使うシンセ。
ブログまで見てくれているみんなは知ってるだろうけど、KORG Collectionは通年使うプラグイン。
2019年12月にソフト版のTRITONが発売されて、コレもほとんどの曲で使ってるんだけど、
今年は残念ながらあまりリリースが無かったので、来年以降に沢山聴いてもらえたらなと。

ちなみに、ハードのTRITONが発売されたのが1999年なので、今年で21年使ってる計算に。
TRITON-Rackは2台持ってたし、microXだったり、最終的にソフト化してもずっと使ってるので、手足のような存在。
KORG Collectionの前身「KORG Legacy Collection」が発売されたのが2004年。
16歳からWAVESTATIONを使ってた身としては、
俺の曲の半分はKORGサウンドで出来てると思ってくれて間違いないと思う。
M1、Mono/Polyも同様。

TRITONは、よく言われるように、確かに「音が古い」んだけど、その「古さ」を利用して「新しさ」を出すのが、ここ数年の音楽シーン。
そういう場合に、TRITONのPCM音源は重宝するんだよね。
様々なシンセとレイヤーしたり、いかにもその音で使ってみたり。

とても便利なので、まだ持ってない人は、この機会にKORG Collection 2 – Special Bundle v2をゲットしてほしい。
個別にも買えるけど、やはりバンドルが一番のオススメ。

■KORG Colletionは、2017年にArp Odysseyが追加された時と、TRITONが追加された時に、オフィシャルデモを作ってるのでYouTubeでチェック。

■KORG Collectionの詳しいことは、その時のブログを。
Arp Odyssey、MS-20、Polysixは、単体デモもあります。

遂にKORG Collectionがデザイン・リファイン!KORG Collection2へと進化!待望のアップデートです!

KORG Collectionに、なんとTRITONが追加!今回も公式デモソング作ってます。 #KORG #korgcollection #KORGTRITON

KORG Collectionリリース! #KORG #korgcollection #KLC #korglegacycollection

2020年 買って良かったプラグイン その5 「UVI」& 明日24日、DTMステーションPlus!のUVI特集に出演します!

2020 年 11 月 23 日 月曜日

明日24日、DTMステーションPlus!のUVI特集に、UVI富田さんと共に出演します。
出演時間は21時ごろから。時間の合う方は是非見てください。

というわけで、セール中につき、今年のUVIのオススメを先に。
UVIのオフィシャルデモソングを作ってることもあり、
エンドーサーとしては、買って良かったというよりも今年発売した、使って良かったプラグインをいくつか紹介。
一度Twitterでオススメを書いてしまってるけど、ブログにまとめ。

踏まえて、詳しくはDTMステーションPlus!を見てくれると、さらに楽しめる!はず。


UVI Synth Anthology 3
beatcloudは在庫アリ

UVIの最新作。Synth Anthology 3。イントロプライスで買い逃した人は、この機会に。
実機の質感そのままに、新たな音を提案してくれるSynth Anthology。
前身のUltra Focusから数えるともう十何年?もう毎日使ってる。コレメインでもいいくらい。
お気に入りはJUNO-6とかNovation PEAKあたりかな。とにかく沢山のプリセットなので、しばらく困らないよね。

詳しくはリリース時のブログを。オフィシャルデモソングもあるよ。

UVI Synth Anthology 3がリリース!ハードウエアシンセコレクションが待望のアップデート!


UVI SHADE
Beatcloudは品切れ中。すぐ入荷するとは思うけど、やっぱ大人気だね。

シンセではなく、エフェクトプラグイン。
個人的には、補正EQではなく、積極的に音作りをする為のプラグイン。
上の画像のプリセットでは、このコムフィルターがガンガン動きまくってます。
この手のエフェクトプラグインを紹介する時は、MIX時にどうこうではなく、
ほぼ「シンセに対して有効かどうか」で紹介しているんだけど、これはもう間違いない。
何でもモジュレーション出来るし、視認性も抜群。
SideChainのパンパーとしてはもちろん、LFOツールとしても、ダイナミックEQとしても、
フェイザーやフランジャーとしてなど、何でもアリ。
シンセに入れることでさらに音作りが広がるし、何よりいじってて楽しい。

詳しくはリリース時のブログを。

UVI Shade リリース! 積極的な音作りが出来るクリイエティブフィルターEQ!普通のEQ、フィルターとしてだけでなく、モジュレーションをFalconのように加えられるEQです!


UVI Falcon 2.1
beatcloudは在庫アリ

どんどん機能が追加されていくFalcon。モンスターシンセ。
UVI製品は、一部をのぞいて無料のUVI Workstationで動く。
ただ、Falconを持っていると、さらにEDITの幅が広がったり、UVIのオシレーターを使って1から音作りも出来る。
アナログオシレーターも、ウェーブテーブルも、グラニューラーも、物理も、サンプラーとしてもヨシ。
持ってない人はこういう時に買おう。

せっかく安いし。

Falcon ExpansionシリーズはFalconを持ってないと使えないのだけど、
Falconを買った時にもらえる$100バウチャーで好きなのを選ぶといい。
個人的なオススメは、派手さが売りのSpectreや、Savage
Pad系はAtomosphericsや、Voklmあたりをよく使う。

■その他
今年は、Vintage Vault3LoFi DreamsDroneなどなど、いろいろ出たけど、楽しく無理の無い範囲でコンプリートを目指すのがいいと思う。

ではでは。
明日24日DTMステーションPlus!でお会いしましょう。
詳しくはこちら!

2020年 買って良かったプラグイン その4 「Solid State Logic X-Saturator」

2020 年 11 月 21 日 土曜日

今年買ってよかったプラグイン、第4回目は、SSLのサチュレーションプラグイン「X-Saturator

Solid State Logic(SSL) X-Saturator
このX-Saturatorは、Harmonicsノブで2nd倍音と3rd倍音をコントロールして倍音を付加して、ドライブで歪み感を、Depthで振れ幅をコントロールして、Shapeでエッジ感をコントロールするというプラグイン。mixノブもあるので、処理の混ぜ具合も調整できる。さらに、+6dbボタンで追加ヘッドルームを持たせることも可能。

この手のサチュレーション・ディストーションプラグインっていうのは、アナログサチュレーションのエミュレーター。
ものすごく乱暴に簡単に説明すると、オーディオインターフェイスやミキサーにインプットして、ゲインを上げていくと、徐々に音が歪んでいくよね?ソレのこと。さらに激しく歪ませるとディストーションという言葉に変わっていくのだけど、まぁ、詳しくはgoogleで検索すると、図解で説明してくれてる人も結構いたりするので、そちらを参考に。

■ギリギリを狙う。
30年近く前、某楽器メーカーの人に「シンセはヴォリュームフルにした時に一番音が良いように作ってるんです」って言われたことがあって、それ以来、シンセはヴォリュームフルで、ミキサー側のHA部分(Gain)で歪むか歪まないかのギリギリのところを狙ってセッティングしてからレコーディングするように心がけている。これが倍音との関係もあるのかって知ったのはのちのちなんだけど、おかげでとても良い音で録れている。(注意:メーカーによって違う)

ただ、それはHAがついているミキサーだから出来ることであって、昨今のようなオーディオインターフェイス直だと、HAを通らずLINEのみで入力する場合もあるからなかなか難しい。さらにプラグインのシンセだとDAすら通らないし、単純に音量を上げるとデジタルクリッピングしちゃうので、クリッピングしないように綺麗に録る必要があるよね。

こうなるとアナログ的な歪み感は一切付与されないから、このX-Satutratorを使って、クリーンな状態の音を、アナログの暖かみやエッジが加わった、アナログ機器を通したかのような音に仕上げていくのだけど、これがとても自然なアナログ感が出るところが気に入っている。

このプラグインで、歪むか歪まないかギリギリを狙う。
これがすごく良い音。Harmonicsの3rd側(トランジスタ)の方がSSLっぽいので、ついついそっち側多めにしてしまうんだけど、これはもう間違いなく求めてるサウンド。

■この手のプラグインは、何種類持っていても困らない。
SSLって、ブラックフライデーと関係ない時(ちょっと早めに)に、プラグインの中から1つだけ安売りする時があるんだけど、今回もこの時にゲット。多分、その時にTwitterでも書いたと思う。

で、なんで何種類持っていても困らないのかっていうと「それぞれでかかり方が違うから」っていう単純な話。アナログ機材っていろんな種類があるよね。プラグインだって同じサチュレーターでもいろんな種類があるので、音によって、場合によって、曲によって、使う種類を変えるのがいい。ものによっては、HA(NEVE1073のエミュレーターとか)系プラグインや、コンプだって似たような倍音の付加をするものもあるので、やり方もプラグインも人それぞれ。人というか音それぞれ。かな。

X-Saturatorは、そんなにすぐには歪まないからコントロールしやすいっていう部分が、他とは違うかなと思うので、それぞれのやり方を見つけてみるといいかも。

ではでは。

2020年 買って良かったプラグイン その3 XLN Audioの「XO」と「RC-20」

2020 年 11 月 19 日 木曜日

今年買ってよかったプラグイン、第3回目は「XLN Audio」の2つのプラグイン、「XO」と「RC-20

XLN Audioっていうプラグインメーカー

多分もう知らない人はいないというか、生ドラムの音を使いたい人は、もってない人はいないんじゃないかと思う「Addictive Drums」をメインに、ピアノやエレピの音源「Addictive Keys」、今回紹介するドラムマシン的な「XO」、エフェクトシリーズでレトロエフェクトの「RC-20」、また、ドラムシェイバーの「DS-10」や、ドラムのレコーディング後に音をリプレースする「Addictive Trigger」などのプラグインを出している、スウェーデンのメーカー。

一時期は、テレビから流れてくる生ドラム系の音は、ほとんどAddictive Drumsだったんじゃないかってくらいなので、誰もが1度は間違いなく耳にしているであろう音源。沢山の作曲家たちが「使っている」と公言しているので、逆に言えば、コレを買えば同じ音が出るってこと。(エンジニア的な処理はともかく)

自分もAddictive DrumsAddictive Keysは、かなり早くから導入していて、Addictive Drumsは、沢山のドラムキットパック(ADPak)もあるので、みんなと同じにならないように、コレだってわからないように処理したり、Addictive Keysは、Studio Grandの音が結構好きなので気に入ってよく使ってる。
とにかく動作も軽いっていうのもいい。

で、発売された頃に欲しいなと思ってたXOやRC-20の存在を、今年のいつだったかの誰かのツイートで「買ってないや」って気が付いて(笑)あのあと導入して、すぐ使い始めた。
これがなかなかのヒットだったので、今回紹介していく。

XO
ビートメイクツールなんて書いてあるから、ちょっと勘違いしちゃいがちだけど、このプラグイン、そんな単純なビートメイクツールじゃないって。

このインターフェイス、何がすごいって、この点一つ一つが単発のドラム音だってこと。もうコレ銀河みたいだろ…。
もともと8000以上の単発サンプルが入ってるんだけど、導入後にすぐにやったことは、常時繋がってる4つのハードディスク(SSD)の中にあるすべてのオーディオファイルを登録して解析(オート)すること。自分でサンプリングしたオーディオファイルだけじゃなくて、LoopMastersなどのサンプルを売ってるサイトで買った音や、別なプラグインのライブラリの中(NIのとかなんでも!)にあるWAVやAIFFのオーディオファイル(独自形式はNG)まで、サンプルの帯域を解析して星の渦の中に配置、キックならキックの帯域にあるオーディオファイルを片っ端から切り替えて、自分好みの音を見つけていくスタイル。解析には時間がかかるけど、終わったら、数十万のサンプルの中から音を選ぶことになって!あれ?うちにこんなにあったっけ?なんて。
説明文には「ハッピーアクシデント」なんて書いてあるけど、本当にその通りだよね。

8つの各トラックでは、それぞれでエディットが出来るので、自分の好みの音を見つけたあとに、曲に合うようにピッチを修正したり、ADSRで長さを整えたりフィルターやエフェクトをかけたりも。ステップシーケンサーもあるので、XO内でシーケンスを組む事も可能。しかも、シーケンスのランダムボタンまであるので、ここでも「ハッピーアクシデント」が発生しちゃう。ランダムに切り替えていって、面白いパターンが出来たらそのまま使うもよし、エディットするのもよし。

問題なのは、点が多すぎてどこに何があるのかよくわからん事(笑)多分この辺だったっけ?と思っても、違ったりね。
サンプルが置かれる場所は、帯域と長さで決まるらしい。エディットセクションを表示させてるので見えないけど、この下の方まで沢山のサンプルがある。音を聴いてみると、確かにすごい低音!

XOは、「この音」って目的の音が無い場合や、アクシデント的に「何かいつもと違う音にしたい」って場合には、最適なドラムマシン。
鍵盤やPADで弾きながらや、内蔵のステップシーケンサーを流しながら、どんどん変更していって、ハッピーアクシデントを楽しむ使い方が正解なのかも。

次のバージョンでは、この宇宙が3Dになったりしないだろうか!と、密かに期待しつつ。

RC-20 Retro Color
いろんな音に使いたい、ヴィンテージアナログ機器の温かみを再現するマルチエフェクトプラグイン。

とは言っても、HAやComp的なものではなくて、レコードやテープのヴィンテージアナログ感の方。
例えば、ピアノを弾いて、このRC-20を入れるだけでローファイヒップホップピアノの出来上がり。立ち上げた瞬間にだよ?デフォルトのプリセットでコレってことは、この方向で使ってくれってことなのは間違いないんだけど、さらにリバーブ足したり、揺れを増やしたりと、自分好みも思いのまま。プリセットも、ブレイクビーツに合うヤツとか、12bitサンプラーだったりとか、Retro Gameとか、VHSとか、Vinylとかいかにもな名前が多いのも、なるほどと思う。やっぱりそういう用途で使えるエフェクトということ。

パラメーターは、Vinylノイズやヒスノイズなどを付加するNoise Generatorと、レコードプレイヤーやテープのモーター動作によるピッチの揺らぎを再現したWobble&Flutter、ディストーションモジュールのSaturaion&Distortion、ビットクラッシャーのDegrader&Bitcrusher、そしてリバーブモジュールのReverbと、ヴォリューム可変によるゆらぎを再現したVolume Dropsで構成。
この6個のパラメーターで作った音を、Magnitude Sliderでプロセスの強さ(MIX具合)を調整。

すべてのパラーメーターを使って、ローファイヒップホップを作るもよし、一部だけを使って、ロービットサウンドを作るもよし、エレピに挿してMagneticでトレモロサウンドを作り出したり、Wobbleのワウフラッターで少しだけ揺らして、さらにMagneticを入れてアナログレコード感を出したり。

ソフトシンセって、ハードシンセと違って余計な高域や低域が結構鳴ってたりする場合が多くて、ヘタすりゃキンキンするMIXになっちゃうので、こういう汚し系のプラグインを昔からよく使って馴染ませたりするんだけど、そういう用途にもRC-20はもってこいのプラグイン。
かけすぎると本当にローファイヒップホップになっちゃうので、それ以外のジャンルでは注意を。

軽いプラグインなので、何個でもトラックごとに挿せちゃうんだけど、実はリバーブも良くてね。このリバーブだけ使うのもアリ。エレピやシンセ系のリバーブにも合う気がする。

DS-10
オマケでDS-10も紹介。

いわゆるトランジェントシェイパーなんだけど、この手のプラグインでは、アタックとサスティーンで調整するだけなのが一般的。このDS-10では、そこにTilt EQのようなかかり方をするMOJOってパラメーターを追加されてるのが面白い。

ドラムの為に設計されたこのDS-10は、Kick、Snare、Busっていう3つのモードで構成されていて、それぞれのシェイプも3つのアルゴリズムがある。Naturalでは人間的なトランジェントを生成したり、Classicではオーソドックスなかかり方をして、Smoothではコンプっぽい処理になったりするので、一癖あるプラグインが好きな人にはもってこいなプラグイン。Addictive Drumsの後ろに入れるのもよし、XOの後ろに入れるのもよし。音によっていろいろ試してみるのもいいと思う。

■とにかく全体的に動作が軽い。
ハイ、コレ重要なので何度も言います。

XLN Audioのプラグインは、全体的に動作が軽いのが特徴だと思う。それなのに音が良かったりする。中身のことまではよくわかないけど、使う側からすれば軽いのは助かるよね。

ってことで。

ちなみに、Addictive Drums2のADPakは、サウンドシティ(現在はFairfax)で収録されたFairfax Vol.1、Ocean Way(現United Recordings)で収録されたUnited Pop、ABBAの1stアルバムがレコーディングされたというストックホルムのINGRIDスタジオで収録されたVintage Dryあたりが好き。

もうあまりいないと思うけど、持ってない人は、好きなADPakをいくつか選べるAddictive Drums 2 Custom XLを選ぶといいと思う。

ではまた。

プリプロDays。

2020 年 11 月 18 日 水曜日

誰かに来てもらっての仮歌は、しばらくコロナでストップしていたんだけど、
今月から、ありがたいことに新しいボーカリストさんたちが来てくれていて、
数日おきに曲を作って仮歌を入れて…の繰り返しを始める事ができた。

自分で仮歌を入れるのとの大きな違いは、
楽曲を客観的に聴く&見れるというところ。
作曲した時点から、一歩離れて見ることで、
レコーディングをしながら、
さらなるアイデアがより一層浮かんできて、
より良い曲に仕上がっていく。
その過程が何より楽しい。

あと、「仮歌の日」って締め切りを作ることで、
何がなんでもそこまでに1曲作るって決められるのも大切。
追い込まれないと作れないというよりも、
締め切りが無いと「ここまで」っていう線引きが難しいっていうのがあるからね。
 

コロナが感染拡大をしてきているところなので、
今後どうなるのかわからないけど、
しばらくこれが続けられたらいいな。
来てくれているみんな、どうもありがとう。
これからもよろしく。