2021 年 11 月 のアーカイブ

渋谷が変わっていく。

2021 年 11 月 28 日 日曜日

こっち側もずいぶん変わった。
知らない地下への通路が出来ていて、
どんどん知らない街になっていく。

PowerRec/鍵盤堂に行くのに、一度地上に降りなくてもよくなったのはいいね。

2021年 買って良かったプラグイン その8 最終回まとめ。

2021 年 11 月 27 日 土曜日

▶️まとめ。

今年は書き始めるのが遅かったので、ギリギリブラックフライデー。1日3つづつブログ化する慌てぶりだったんだけど、少しでも参考になれば嬉しいなと。

今年は、早々にM1 Macminiへ移行したので、使えるプラグインの選定に結構時間をとられた。「アップグレードをしないと使えない」ものが多かったのと、そもそもRosettaでも動かないような、もう対応してないのは諦めて、新しいより良いものを探したりという日々。途中でDP11がリリースされて、DAWがM1 Nativeになったので、そこからは「M1 Native対応」をキーに、対応してないものは買わないって決めて揃えていったんだけど、環境を変えるといろんな事が変わるよね。

▼アップグレードしたもの(BF関係ない時期に必要にせまられて)
Komplete 13 Ultimate
のちに差し替える事も多いけど、ギターのライブラリをよく使う。Rosettaで動くので今のところDP10上での作業だけどね。FM8がM1で今のところ動かないのが残念。
IK Multimedia Miroslav Philharmonik 2
オーケストラ音源。
Wave Arts TrackPlug6とMastervVerb6
M1 Native対応した老舗プラグイン。ブラックフライデー50%オフ中。
Antares Auto-Tune Pro
無いと困る。
AMG Kick-Ass Brass! V2
UVIエンジンで復活
などなど。

▼新規で買ったもの
・今年リリースされたNI関連もの。
Robotic Bean Hand Clap Studio
クラップ特化音源。
Plugin Boutique経由で。
上のHand Clap Studioもそうだけど、発売直後とか日本対応まだなものとかはココで買う事が多い。
Xfer Records Serum
実は持ってなかったので、必要に迫られて。
Plugin-Allianceの他のいくつかの製品。
などなど。その他多数。
今回紹介しきれなかった分は、またそのうちタイミングを見つつ。

▶️今年のブラックフライデー。

・MOTU DP11もブラックフライデー。日本でもクロスグレード40%オフで29,040円!この機会にDPに乗り換え、もしくは併用してみませんかー!

・WAVESの無料プラグインは「LOFI SPACE」(通常価格$99)。本日のみの限定配布。オールドスクールなヴィンテージ感あるLo-Fiなアナログエコーとリバーブプラグイン。コレが結構イイ。

・昨日突然Arturia V-Collection 8.2がリリースされてM1 Native対応したので、Vコレ4からのアップグレードを$99で。昨年はArturia Pigmentsだったし、ブラックフライデーでArturiaを買う事を決めてるわけではないけど、Arturiaが安いタイミングって、やっぱこの時期なのよね。

ってことで。
ブラックフライデーのあとはサイバーマンデーとか、ホリデーセールとか、いろいろしばらく続くと思うけど、買ったもので沢山曲を作っていきましょうー。
では、今年はこの辺で。

🔽2021年 買って良かったプラグインシリーズ一覧。

2021年 買って良かったプラグイン その7「Plugin-Alliance Brainworx bx_limiter True Peak」

2021年 買って良かったプラグイン その6「UJAM Groovemate ONE」

2021年 買って良かったプラグイン その5「Leapwing Audio ULTRAVOX」

2021年 買って良かったプラグイン その4「Expressive E arché collection」

2021年 買って良かったプラグイン その3「GOODHERTZ Panpot」

2021年 買って良かったプラグイン その2「GForce OB-E」と「Cherry Audio Eight Voice」

2021年 買って良かったプラグイン その1「WAVES」

2021年 買って良かったプラグイン その0。昨年のおさらいから。

2021年 買って良かったプラグイン その7「Plugin-Alliance Brainworx bx_limiter True Peak」

2021 年 11 月 26 日 金曜日

▶️最新のリミッター。

配信リリースの時代になって、楽曲制作からMIX〜マスタリングはセットで考えられてる場合が多くなってきた。本来は、餅屋は餅屋、作曲からアレンジまでは一人でも、レコーディング、MIX、マスタリングって作業はそれぞれのエンジニアを立ててやりたい…とは思うのだけど、全部が全部なかなかそううまくはいかないのが昨今の現状。作曲家もアレンジャーも、エンジニアリングの知識は無いけど「何がなんでも勉強してやらなければいけない」という場面には絶対でくわす。録りからマスタリングまで、ええ、やりますとも。やらせていただきますとも。

それこそ、うちのRYPPHYPEみたいな予算の無いインディーズの場合は、もう全部自分でやるしかない。でも、何度MIXやマスタリングをやり直してみてもメジャーアーティストのような音にならない。もうコレは永遠の課題だな、と毎回思う。とはいえ、技術は日々革新していっているので、それらを使えばそこそこ近づける事が出来るようにはなってきている…そんな気がする。多分。

ってことで、ほんとに最終段に入れるマスタリング用のリミッター/マキシマイザーって、どれがいいのか毎回悩む部分。まー、悩むのはソコだけではないんだけど、今回は割愛。MIX終わったーっと思って、マスタリングしてみて、音量を稼ごうとしてすぐに歪んじゃって、MIXに戻って調整を何度も繰り返す。自分のヘタさ加減にうんざりしながら作業してたりするんだけど、この、Plugin-Allianceの「Brainworx bx_limiter True Peak」を使いはじめてからは、そこそこうまくいく事が増えてきた。相変わらず「もー、ラウドネスって何なのよ…!」というのが正直なところ(勉強しろ)ではあるけれど、それでもコレを使えばどうにか出来る気がする。

Brainworx bx_limiter True Peakは、単純なリミッターとしての機能だけでなく、音の調整が比較的シンプルに出来る。「XL saturation」というサチュレーターが付いているのも特徴。設計し直した新しいアルゴリズムで、今までのリミッターよりも、密度とラウドネスを高めつつもトランジェントを維持したまま、パンチの効いたクリアなサウンドを作れるっていう謳い文句にも納得。メーターも見やすいのが嬉しい。

🔽正解なんて無い。

多分ね、この手のやつはいくつあってもいいと思う。結局のところ、曲によって合う合わないもあると思うので、コレを使えば完璧!なんていう正解は無い。俺も、エンジニアとしての知識は乏しいので、「なんかよかったよ〜?」くらいしか言えない。だけど、Brainworx bx_limiter True Peakを使ったら、頭の中で描いていた音に近づけたのは事実。日々、新しい技術が開発されているのは本当にありがたい。けど、いやー。やっぱMIXとかマスタリングって難しいよなー。ねー。日々勉強だなー。

▶︎2023年3月より、Plugin Boutiqueでも取扱い開始したので、お買い物はこちらからどうぞ。
https://www.pluginboutique.com/product/2-Effects/9-Limiter/7539-bx-limiter-True-Peak?a_aid=5fa8e0a14b944

■次回は最終回まとめ。

2021年 買って良かったプラグイン その6「UJAM Groovemate ONE」

2021 年 11 月 26 日 金曜日

▶️お手軽パーカッションプラグイン

シンプルな操作でトップクラスのサウンドクオリティというのが、UJAMのメインテーマ(だと思う)。この「Groovemate ONE」もそんなパーカッションプラグイン。今なら50%オフの1200円

収録されているサウンドも、シェイカー、クラップ、タンバリンとものすごくシンプル。鍵盤やPADで、パーカッショニストのような生っぽい表現をMIDIで打ち込みするのはとても大変だと思うんだけど、これだとよく使うような30個のパターンが入っているし、それをMIDIでドラッグ&ドロップして書き出す事も可能。もちろん単音としても使えるので、グルーヴだけでなくショットで自分で好きに弾く(叩く)のにもいい。

例えば、2拍4拍のClapだけを生っぽくしたい時とか、サビだけシェイカーを生っぽく入れたりとか、長めにリバーブをかけたタンバリンとか。今まではドラムマシンとか、自分でサンプリングしたヤツとか、いろんなライブラリから使ってたんだけど、ちょっと飽きてきてたので、今年は、Groovemate ONEをDPのテンプレートに組み込んでメインで使うようになった。数あるパーカッションの中でも、シェイカー、タンバリンあたりはワンショットでも一番よく使う音だと思うんだけど、単純に鍵盤でシャカシャカ弾くだけで生っぽくなってくれるのはありがたい。Clapも、生っぽいのはGroovemate ONEでいいかなと思う。いかにもドラムマシンなのはまた別ね。

UJAMって「UJAMらしさ」があるので、他のラインナップは、なんとなくそのまま使うとバレる気がするんだけど、コレは普通のパーカッションなので、そのまま使ってもバレにくい(笑)というのも魅力。

今年は、UJAMはFINISHER DYNAMOも買った。プリセットが沢山入ったマルチエフェクター。まだちゃんと使えてないけど、PAD系などの各トラックや、楽曲そのものをまったく別物に変化させる時に使うと思う。他にも使いたいものはあるので、このブラックフライデーで見てみようと思う。

▶︎ブラックフライデーでUJAMは最大70%オフ。本家SONICWIREとかでどうぞー。

2021年 買って良かったプラグイン その5「Leapwing Audio ULTRAVOX」

2021 年 11 月 26 日 金曜日

▶️お手軽ヴォーカルミックスプラグイン

歌の処理ってものすごく難しい。いつも悩んで悩んで最終的によくわからなくなって疑心暗鬼になって、太すぎたり細すぎたりいろいろするんだけど、このLeapwing Audioの「ULTRAVOX」は、その辺をうまい事解決してくれそうなプラグイン。今月リリースされたばかりなので、一番使ってる時間が短いのだけど、嫌な高域を強調せずに、歌のAir成分をあげてくれるので、今後重宝しそうかなと。Comp、Gate、Harmonics、Airっていう4つのパラメーターだけなのもありがたい。Air処理するプラグインはいくつか出てるけど、これは歌処理に特化しているのでわかりやすい効果が出てくれる。

Compをすることで若干の音痩せ感があるんだけど、打ち込みオケのトラックが多い場合は、これくらいの方がちょうど良かったりする。とはいえ、曲によりけりで別なコンプを前に入れたりしてもいいと思う。Gateは薄くかけるのが良さそう。リップノイズも減らしてくれる。ブレスは、これをかけた上で、ヴォリュームを書く方がコントロールしやすい。そもそもブレス以外のノイズが多いなら、コレじゃなくてiZotope RX9とかで取ってしまった方がイイとは思うんだけどね。ガッツリと。もしくは、別なGateをコレの前にざっくりと入れるとか。Harmonicsは、なんとなくの味付け。大味じゃなくて薄味だけど、声によってはコレくらいで十分。Airは歌に特化した帯域を鮮明にしてくれるので、一番使うのはこのパラメータかなと。AirだけULTRAVOXを使うっていうのはアリだと思う。

マジで効果がわかりづらいデモムービー(下に貼っておく)をLeapwing Audioが作ってるのだけど、マジでわかりづらい(大切な事なので2度言う)ので、デモ版を使ってみるのがいいと思う。

▶︎12/6までイントロセール中で40%オフ。ブラックフライデーとしては、Leapwing Audio全品が40%オフ中。本家でも同様に40%オフ。日本の取扱店はSONICWIREで。
特にAl Schmittのシグネイチャープラグインは、超絶気になるよね。

2021年 買って良かったプラグイン その4「Expressive E arché collection」

2021 年 11 月 25 日 木曜日

▶️Expressive E Touchéと相性抜群

1月にTouchéを導入してから、Expressive Eの音源をいくつか買ったんだけど、その中でも、弦楽器のフィジカル(物理)モデリング音源「arché」シリーズは相性がすごく良いので紹介。ただ、Touché買った人は全員コレも買ってるよね多分。

arché Violin、arché Viola、arché Celloの3つがそれぞれ発売されていて、3つをまとめたのが「arché collection」。プラグインの見た目はものすごくシンプルだけど、弓、ボディ、弦がどのように作用するのかをモデリングされていて、Touchéと一緒に使うと、実際に弓で弦を弾く、Bowingする細かな動きをシミュレート出来るのが特徴。軽くタッチして、前後になぞると、まるでそこに弓があるよう。強く弾けばパーカッシブな音も出たりするので、ソロストリングスの表現のレベルが数段上がる気がする。Touchéが無くても、MIDI CC#を駆使すれば使えるので、自分でコントロール出来る表現力豊かなストリングスソロ音源としても、絶対面白いはず。ただ、最近よくあるテキトーに弾いてもどうにかなる自動切り替え式ではないので、自分で表現を考えて弾かないといけないから、慣れるまで大変っちゃ大変(笑)

今のところM1 Native非対応。一応うごくけど重い。RosettaやIntel CPUなら何の問題もないので、買っておいてアップデートを待つのもアリ。うちではDP10(Rosetta)で使ってるので、ものすごく軽い。

▶︎ブラックフライデーなんだけど、日本だと代理店がHookupなので、beatcloudにてExpressive Eのセールがスタート。arché collection、各単体のarché Violin / arché Viola / arché Celloともに最大55%オフ。

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遅ればせながら、Expressive EのTouchéを導入しました。

2021年 買って良かったプラグイン その3「GOODHERTZ Panpot」

2021 年 11 月 25 日 木曜日

▶️面白そうなプラグインがセールってだけで買っちゃうこと、あるよね?

今回のGOODHERTZ Panpotも、そんなノリで買ったものの1つ。だって、プラグイン自体が他言語化してるんだよ。それだけでオモシロくない?あれ?
GOODHERZのページを見てみると、English , Español , Français , Português , 日本語 , 한국어 , العَرَبِيَّةと、どうやら各国語対応している模様。しかも変な日本語じゃない。ちゃんとしている。すごい。すごすぎる。そういうすごいプラグインは買いたくなるじゃない?ねぇ?ええ?

さて、「音をどこに置くか」って、アレンジにおいて、さらにはMIXにおいて、ものすごく重要な要素。左右、距離感、人間の耳はさまざまな要素で聴こえ方が変わってくるけど、スピーカーやヘッドフォンなどのステレオで聴く場合、その表現はなかなか難しい。

このPanpotは、音の位置をコントロールするだけの通常のDAWのPAN(左右のレベル差のみ)と、EQやStereo Width、それにディレイやリバーブを利用して作ってきた、音量差、時間差、左右前後の聴こえ方、距離の影響などの各音場を、1つのプラグインで、シンプルなインターフェイスで調整出来るという夢のようなパンナー。もうとにかく便利。

思った場所に、思った距離に、音を配置する唯一のプラグインだと思う。

GOODHERTZのプラグインは、これ以外のものもかなり良さそうなので、このブラックフライデー期間にゲットたいところ。TubeとTape一体型の「TUPE」とか、ゲートリバーブを含む80sリバーブの「Megaverb」とか、使いたすぎるでしょ。
beatcloudで買うと日本語マニュアルが付いてくるのも嬉しい!

▶︎って事で、GOODHERTZのブラックフライデーは30%オフ

2021年 買って良かったプラグイン その2「GForce OB-E」と「Cherry Audio Eight Voice」

2021 年 11 月 25 日 木曜日

▶️今年はOberheim 8Voiceが相次いでプラグイン化された年。

Oberheim 8 Voiceは、1977年にリリースされた、SEMモジュールが8基搭載されたアナログポリシンセ。本当にSEMモジュールをスタックさせたゴッツイ筐体で、ボイスごとに完全制御できるのも特徴。日本では、YMOのライブで矢野顕子さんが弾いていたので、ご存知な方も多いように思う。海外だとHerbie Hancockあたりだろうか。4Voiceの方は、わりと沢山の人が弾いてた記憶があるよね。

そんな8 Voiceを、2つのメーカーがソフト化。一つ目は、プラグイン黎明期からのメーカー「GForce」。二つ目は、昨年からプラグインのリリースを始めたばかりの「Cherry Audio」。それぞれ違いはあるけど、どちらもちゃんとOberheimの音がしているので、今回は、そのどちらも一挙に紹介。

GForce OB-E

「どちらが好きか」と聞かれたら、間違いなくこっちと答える。リリースされたのは今年2月。立ち上げて音出した瞬間から、「ヤバイ」としか言いようのない音がしていてる。この音の分厚さ、この揺れ感、SEM1基にしてもこの太さ、間違いなくこのシンセでしか出ない音。特にPAD系や8Voiceをモノでユニゾンで鳴らした音とか、本気で素晴らしい。

もともと「GForce」は、2000年からリリースしているものすごく息の長いメーカー。初期から「音が良い」プラグインとしても有名だった。特にFilterの出来はそれまでのソフトシンセとは一線を画すもので、当時は、ゲームチェンジャーだったように思う。「このFilterがソフトで出るならソフトでいい」と思えた初めてのプラグインでもある。「impOSCar2」は今も現役で使ってるし、minimoogをプラグイン化した「MININONSTA」も最高。そんなメーカーが、2年の開発期間を経てリリースしたものなので、悪いわけが無いよね。

しばらく日本の代理店も無かったし、新作も無く、周りではあまり使ってる人もいなくて、このまま無くなっちゃうのかな?と思っていただけに、新作が出た今年は本当に嬉しかったよね。その後、日本でもハイリゾリューションが代理店をし始めたので、とても買いやすくなったと思う。

唯一残念なのが、GForceはまだM1 SiliconのNativeサポートをしていないこと。DP11上で立ち上げると、インターフェイスがおかしくなってたり、音が出なかったりする(impOSCarは立ち上がる)ので、GForceのプラグインを使いたい時はDP10(Rosetta)上で弾いてからAudio化したのちに、DP11に持っていくようにしてる。
それって、この方法を使ってでも使いたい音がこのOB-Eにはあるということ。すごい事だよね。使えないならだいたい諦めるのに。
※Rosetta2や、Intel CPUなら何の問題もなく使えます。

▶︎GForceのブラックフライデーは最大75%オフ。これを機会に、この感動を味わってみない?

補足だけど、デフォルトだとUIがとにかくデカイ。なので、OB-Eを全体で拡大縮小したい場合は、一番左上にある三角形のマークで数値を決め、プラグインを再アサインし直しで変更可能。でも、小さくしすぎると今度は文字が見えなくなっちゃうので要注意。各モジュールだけを拡大したい場合は、Zoomを押せばOK。

Cherry Audio Eight Voice Synthesizer

もう1つは、Cherry Audioから。「2020年の買ってよかったプラグイン その7」でも、JUNO-106をプラグイン化した「DCO-106」のブログでも書いたけど、もうとにかく安いのが特徴。今回の「Eight Voice Synthesizer」だって、安くなって3160円だよ?おかしくない?(笑)

とはいえ、安かろう悪かろうではないのが、ここのプラグイン。しっかり押さえてるところは押さえている音の質感。派手さはないけど、堅実。Notch Filterもよく出来てるし、Eight VoiceらしいPADもバッチリ。ツボを押さえたプリセットは330以上。音の太さは、GForce OB-Eに比べると弱いんだけど、その時は、倍音を制御する別なプラグインで補強してあげれば問題ないしね。だって3160円だよ?(2回目)

ちなみに、UIの拡大縮小は、普通にウインドウを引っ張るだけの簡単仕様。もちろん各モジュールだけを拡大することもできるので安心。

こちらもM1 Silicon Nativeは非対応。ただ、きちんと立ち上がりはする(重いけど)ので、DP10上で弾いたあとにAudio化せず、DP11上でPreGenで鳴らすのは出来ると思う。
※Rosetta2や、Intel CPUなら何の問題もなく使えます。

▶︎Cherry Audioは、このブラックフライデーのタイミングでARP QUADRAをソフト化した「QUADRA」、そしてCherry Audioの10個のシンセをバンドルした「Synth Stack 2」もリリース。通常価格からほぼ半額。お得。

🔽どっちを選んでも面白い。

それぞれお値段全然違うけど、機能的には、ほぼほぼ一緒。予算で選ぶも良し、グラフィックで選ぶのも良し、デモソングで判断するのも良し、俺みたいに両方買っちゃって使い分けるのも良しだ。
どちらも早期M1 Silicon対応をお祈りしつつお布施を。

KORGのオフィシャルページにて「山木隆一郎「wavestate」インタビュー」が公開されました。ムービーもあります。

2021 年 11 月 24 日 水曜日

KORGのオフィシャルページで「山木隆一郎「wavestate」インタビュー」が公開されました。
https://www.korg.com/jp/features/artists/2021/1124/

とてもありがたい事に、自宅に来ていただいて、
音楽を始めたキッカケをはじめ、
WAVESTATIONとの出会いから、wavestateまでの流れや、
wavestateの使い方のTipsなど、いろいろ話をした記事です。
「山木さんによるwavestateお薦め3音色+ランダマイズ機能紹介」っていうムービーもあります。

wavestateは本当に良いシンセなので、
魅力を伝えられたらなーと思っております。

ちなみに、11/3にリリースしたRYPPHYPE「Brand New Life」では、
wavestateをはじめ、WAVESTATION、minilogue xd、prologueで作ってます。
シンセ関連はほぼほぼKORG製品だったりします。
こちらも是非合わせて各配信サイトで聴いてください

※それにしても、ここ数年、前髪の一部がどうしても束になっちゃうスタイリングのヘタさ加減が情けないのだけれども!
(ハゲか。ハゲなのか。)

2021年 買って良かったプラグイン その1「WAVES」

2021 年 11 月 23 日 火曜日

▶️今年の第一回目はWAVES。

以前、「WAVESをアップグレードしたので、お気に入りプラグインのご紹介を。」というブログを書いたので、導入のキッカケは読んでくれた人もいると思うんだけど、V13にアップデートされて、M1対応もして、数あるプラグインの中でおそらく今年一番使ったんじゃないかと思うので、まずはWAVESから行ってみたい。

🔽M1対応はデカイ(一部はまだ未対応)

WAVESMercury+Studio Classicsや、Abby Road Collection、各音源など、その他すべてのWAVESを5月ごろに導入。それまでも、いくつかのバンドルは持っていたのだけど、M1 Macminiにして、古いバージョンが使えなくなったのでW-UPしたのがキッカケ。最近のWAVESは価格破壊が起きていて、本気で安く手に入るのも魅力的なので、あれよあれよというまに全部揃えてしまった。

V13からはM1 Silicon対応という事もあり、DP10からDP11のM1 Native環境をメインに切り替える事を踏み切ったのもWAVESが対応してくれたオカゲだったりする。

M1 Native対応プラグインって、いまだに結構少なくて、せっかくDAWがNative対応していても、未対応だとものすごい負荷がかかったり、そもそも使えなかったりして、各種プラグイン選びには本当に困ってるのが現状だ。PAもUADも、11月現在、いまだに未対応なので、そういうビンテージシミュレーション系ははもちろん重宝したし、独自のシグネイチャープラグインも時短にはもってこい。ラフミックスは「とりあえずWAVESがあればどうにかなる」と思うし、ミュージシャンとのデータのやりとりもスムーズ。音源系も使えるのが一通り入ってる。実は昔はWAVESはあまり好きではなかったけど、一気にファンになってしまうという現象付き。

というわけで、今回は、以前紹介したプラグインとは別なものを紹介。

SSL EV2 Channel
先日リリースされたのが、SSL 4000 Collentionや、Studio Classic Collectionに入ってるSSL 4000Eの新しいバージョン。SSLコンソールのシミュレーション系プラグインは、4000Eか4000Gを使うんだけど、「SSLのプラグインは、通すだけでスタジオの音になる」とは良く言ったもので、本当にそんなイメージ。全チャンネル入れたいくらい。近年の波形の見える新しいプラグインより、SSLで処理した方が思った音になる事も多いので本当によく使うし、特に、このEのEQはわかりやすい。今回のSSL EV2 Channelは負荷高め(もしかしてまだRosetta?)なので、全トラックさすのは無理かなとは思うけど、ココゾというところで使っていきたい。そうそう、WAVESのプラグインは、プリセットが大量に入ってるのも嬉しいポイント。そのトラックと完全に一致するわけではないけど、近いプリセットからいじっていくとかなりイイと思う。

Flow Motion
4つのオシレーターからなるFMと+減算方式を組み合わせたハイブリッドなFM音源。FM音源って、世の中に沢山出てると思うんだけど、Flow Motionは、みんなの頭の中で鳴るFM音源とはちょっと違う、比較的新しい音がするFM音源だと思う。モジュレーションマトリックスがわかりやすくて、エンベロープとLFO、シーケンサー/アルペジエーターを使用したプリセットが1000以上入ってるのも嬉しい。EDM以降の近年の音が満載なんだけど、冷たさを感じるようなPADや、ヴェロシティで変わるアタックが、FM感ある。変わり物好きとしては大好物なシンセ。

LoAir
Renaissance Bassをよく使うって話を書いたけど、最近はこちらもよく使う。ベースにかけるのか、キックにかけるのかは、音によりけりだけどね。ただ、ついついやりすぎて、ものすごい低音になっている事もあるので要注意。適量って難しいよね!

H-Delay
アナログとデジタルのハイブリッドディレイ。M1 Silicon化して一番困ったのがディレイ。普段使っていたプラグインがなかなか対応してくれなかったので、急遽コレを使ってみたら、ドハマりしたプラグイン。Lexicon PCM42的な音が出るのはもちろん、わかりやすいインターフェイスなのもお気に入りポイント。フランジャーとして使うのもGOOD。

▶︎他にも紹介したいプラグインは沢山あるんだけど、キリが無いので今回はこの辺で。

🔽今年のブラックフライデー
今年もフリープラグインが出るというアナウンスが出てるので、登録まだな人は登録をしておこう。あと、W-UPの25%オフは今日までかな。明日からは何が始まるのか、期待しておこう。(何も無かったらスマン)

WAVESをアップグレードしたので、お気に入りプラグインのご紹介を。