2020年 買って良かったプラグイン その2「Future Audio Workshop SubLab」

今年買ってよかったプラグイン、第二回目は「Future Audio Workshop SubLab

Future Audio Workshop(FAW)っていうプラグインメーカー
プラグイン黎明期から「circle」というソフトシンセを出していて、もう結構古いメーカーの1つ。1つのウインドウでコントロール出来るっていう、比較的単純でわかりやすく、綺麗なグラフィックのインターフェイスが特徴のウェーブテーブルシンセ。ドラッグ&ドロップでLFOがかけられたりして、操作性は面白そう!とは思うものの、ver.1が発売された当時はあんまりピンと来なくて、結局買わずじまいで。

SubLab
で、この比較的最近リリースされた(と思うけど)このSubLabは、いわゆる「ブーーーーーーン」って超低音を鳴らす、808系のサブベース生成プラグイン。キックとして使うのはもちろん、ロングトーンで伸ばしてベースとして使ったり。むしろSubLabはベースとして使う方が多いかなと。今ではTrap系のトラックとか、Future Bassで有名な音だけど、Hip HopやR&B、Drum’n Bassでは昔から使われている、ダンスミュージックには欠かせない音。
ちょうどTrap系の曲を作ってる時に見つけて。Circleとも似たインターフェイスだけど、用途が限られてるところがグッドでソソられたんだよね。

前は、808のロングトーンサンプルを使って、最近ではUVI Falcon上に立ち上げて処理したり、昔はAKAI CD3000XLやS6000なんかのサンプラーを使ってたんだけど、このSubLabを使うようになってからはコレひとすじ。
プリセットも多いのがイイものの、エディットがとても簡単なので、探すより自分で作ってしまった方が早い気がする(笑)

■インターフェイス
Sound、master、distortion、compresserという4つのセクションに分かれていて、どれもSubBassに必要なパラメーターが揃ってる。「master」はどこに超低域のピークがあるのかすぐわかるグラフィカルなメーター。「sound」セクションでは、synthでは音色を、samplerでアタックを付加して、独自のX-Subでサブハーモニクスや2次、3次倍音(ハーモニクス)を作り出して、FilterやADSRでそれぞれを調整、mixerで合成。さらに「distortion」で歪みを付加して、最後に「compresser」で、前に出したり引っ込めたり。さらにスピーカーを飛ばさないように気を付ける。と、まさにサブベース専用。本当に理にかなったパラメーターばかりが揃ってる。

Samplerオシレーターは、手持ちの音もドラッグ&ドロップもできて、自動でキーも検出してくれるのもイイ。
ちなみに、これに限らず、キックはキーに合わせた方が、楽曲が成功する確率が上がる。(あえて変える事も多いけど)

■そんな感じで。
簡単にざっくりと紹介したけど、完全にサブベースに特化したプラグインなので、必要ない人にはまったく必要ないものだけど、俺たちみたいなダンスミュージック(ポップミュージック)作ってる人たちは必須アイテム。って事で。

ヘッドフォンやスピーカーで大音量出して、飛ばさないように気をつけて。
脳も震えるから(笑)

しかし、これ書いてたらcircle2にも興味出てきちゃったなー。欲しいな。
ではでは。


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