2021 年 6 月 のアーカイブ

UVIから、シネマティックリズム&エフェクトデザイナー「Asteroid」がリリース!もちろん今回もオフィシャルデモソング作ってます。

2021 年 6 月 24 日 木曜日

UVIから、新製品「Asteroid」がリリース!

Asteroidは、インパクト、パーカッション、ドラム、シンセ系やフォーリー系など、
シネマティックでEpicな音が大量に入ったリズム&エフェクトデザイナー音源です。
プリセットは276、1033以上の楽器、38908サンプル!とまあ、本当に沢山の音が入ってます。

シーケンス、またはその単音(ワンショット)が利用できるので、どんなスタイルにも対応します。
沢山のプリセットを片っ端から聴いてアイデアを膨らませるのが良いと思います。
基本的には、鍵盤のC3を押した時のシーケンスループと、C1~B1までの7つのワンショット(単音)で演奏するんですが、
プリセットごと、その7つのワンショットを使ってシーケンスが組まれています。
その辺がありがちなループだけ音源とは違うところです。
ワンショットは全部自分でコントロールしたい人や、シーケンス自体を組み直したり、
シーケンスにちょっと足す…なんてことも、いろいろ出来ますよね。

おそらく、このAsteroidと、すでに発売されているスウェイル&インパクトデザイナーのUVI Meteorの組み合わせだけで、
いろいろな映像で使用する音楽を比較的簡単に作れると思います。
ただ、Asteroidは、Meteorのように音階のある音を鍵盤で弾けるようには作られてないので、
EDIT画面で各ワンショットに音階を付けるか、シーケンスで音階を付けるかしないといけません。

ポップスの中に入れ込むのは、そのままだと難しいとは思うのですが、
例えば、インパクト系の音をオフって鳴り物のシーケンスだけ使うとかもアリです。
あとは、ワンショットを効果的に使うことですね。
今回のデモソングにはそういう技をふんだんに使いました。


■Mainページ
音量とトラックのオンオフに特化されています。
この画面での変わったところは、THRUSTパラメータなんですが、
コンプとエンハンサーを複合的に扱うエフェクトで、全体のニュアンスが変化を目的としています。
量を多くしていくことで、より張り付いたサウンドに近くなっていきますね。
シーケンスパターンはそのままで、音色だけをランダマイズするボタンがあるので、
予期しない編成に変化したりして、面白いです。


■EDITページ
細かいEDITが行えます。
音色の変更、各種エフェクト等、各トラックごとに行えます。
基本的にはこの画面をよく使うことになると思います。
面白いのは、各トラックごとになる「XYステージパッド」。
トラックの空間PANを操作します。L/Rでステレオ前後で音像の遠近が設定できます。
これって、この手の音源では、とても重要なポイントです。
ASTEROIDロゴの右側にある模様は、パラメーターリンクです。
1つのパラメーターを動かすと他の同じパラメーターもリンクします。

デモソングでは、同じ音色を並べてピッチを変更したり、
トランジェントの変更や、EQ、ドライブ感など、かなりの調整をココで行いました。
WIDTHでステレオの広がりを決定して、XYステージパッドで空間調整をし、
リバーブやディレイでさらに詰めるという作業ですね。


■FX(エフェクトページ)
全体的なリバーブ、Delay、EQ、コンプ、リミッターはココで決めます。
デモソングでは、EDITページでかなりの調整をしてしまったので、
あまりこのページは触わってません。


■SEQ(シーケンスページ)
UVIエンジンの持つ、おなじみのシケンスパターン画面です。
7パート、8小節分のシーケンスが、1画面2小節づつ表示されているので、4ページあります。
シーケンスのヴェロシティ、パン、音程、長さ、リバーブ、ディレイをココで調整します。
グリッドエディターなので、誰でも簡単に操作出来るのが助かります。
もちろん、MIDIへの書き出しも対応しています。

■さて、公式デモソングです。
Asteroidだけで26音色(Falconも26個立ち上げ)使ってます。
音階がついてる音は、EDIT画面で同じワンショットを並べてピッチ変更したものを弾いてます。
シーン別の沢山のシーケンスのオンオフに、ワンショットを追加して曲を構成しているので、
上でも書いたいろいろな映像にはめ込む音楽が簡単に作れる話がわかってもらえるのではないかと。

今回のデモソングは、β版で作った為に、Asteroidのプリセット自体を残しておけませんでしたので、Youtubeは作ってません。
音色名はいつものようにトラック名として残してあるので、製品版で再現しようと思えば出来なくはないと思うんですが…。
数少ない楽しみにしていたみなさま、ごめんなさい!

UVI · Asteroid by Ryuichiro Yamaki

気になる!という方は、UVIからダウンロード購入を。
日本語サポートが受けられますので、安心して購入出来ますよ。
日本国内で買いたい場合は、beatcloudなどのオンラインショップにてー。
使用するには、最新の無料のUVI Workstation、もしくはフラグシップであるUVI Falconが必要です。

ではでは、そんな感じでー!Enjoy!

AutoTuneProを挿した時と挿さない時の高域の差。

2021 年 6 月 15 日 火曜日

左が何のプラグインも挿してない波形で、右がAutoTuneProを挿した時の波形。
どちらもバウンスしてiZotope RX7で表示したもの。
右のAutoTuneProは、Autoで薄くかけてそのままバウンスしているんだけど、
面白いことに、23kHzあたりからバッサリとデジタル的に無くなってるのがわかる。

AutoTuneって、挿しただけでAutoTuneらしい音になるんだけど、
こういう部分もあるのかもしれないなと思った。

そうだ、今日は休日にしよう!と思っていたのだけど。

2021 年 6 月 14 日 月曜日

深夜に納品後「起きたら休日にしよう」と思って寝たら2時間後に目が覚め、
そこから思いついた仕事の続きをしてしまい、
昼間に3時間ほど昼寝をするも、
結局、起きてからも作業をしてしまった1日。
訃報とおめでたい話もアリ。
唯一、夕飯は出前館で注文したので、そこだけ休日っぽい。

…っぽい。

梅雨入りは今日からみたいだから、ま、いっか。
あ、断捨離でもしよう。

ウィルの定位置。

2021 年 6 月 11 日 金曜日

今までMacBookProを置いていたところを空きスペースにしたので、
俺の作業を監視するのはちょうどいいらしい。
監視に飽きたら、出窓から外を見ながら寝てることが増えた。
暑くなったからか、ボーカルブースの上には登らないのは、
多分、冷房直撃で逆に寒いからだと思う。
爪研ぎがわりにされてた吸音材を撤去したからではないと思いたい。

UVIから、ミニマルからダーティでエレクトロなFalcon Expansion「Inner Dimensions」が発売! #UVI #FALCONEXPANSION

2021 年 6 月 2 日 水曜日

UVIから、UVI Falcon専用のエキスパンジョン最新作、「Inner Dimensions」がリリース!

今回のFalcon Expansion「Inner Dimensions」は、
ミニマルテクノ系のリズミカルなアルペジオパターンなどの音色が120以上入ったFalcon用のExpansionです。
Falconの持つ様々な機能を使用して作られた分厚いプリセットは、
テクノだけでなく、多くのジャンルで即戦力として使えます。

基本的なEDITは、最近のFalcon Expansionと同様の特徴的なインターフェイスの4つのノブで行います。
ただ、今回の場合は、大胆に変化するというよりは、エフェクトの量を調整するのが主なので、
もっと詳細なEDITをしたい場合は、Falcon側のEDITタブから行うのがいいと思います。

さて、公式デモソングです。
Inner Dimensions」のプリセット19音色と、
ドラムはDrum Designerを使いました。

UVI · Inner Dimensions by Ryuichiro Yamaki

このデモ曲の制作時間(プリセット選びからMIXまで)は約3時間半で作っています。
今回は、その制作過程をムービーで録画して、1時間半に凝縮しました。
音色を選ぶところから、簡単な音色EDIT、どう弾くか、恥ずかしいくらい悩んでるところも余すところなく公開してます(汗)
一部関係ないところや、最後のバウンスとMIXは早送りしましたが、
いつもどうやってデモソングを作ってるかがわかると思います。
しゃべりは一切なしの、5月31日の00:32am~03:44amの、本当に純粋に作ってる時の映像です。

MIDIでの作曲時点では、Falcon以外のプラグインは一切使用せず、
Falcon内での調整、音量のみでミックスしてます。
その後、BounceでAudio化したのちに、再度音調調整やEQ、コンプと多少の色付けをして完成です。

長いですが、是非、見てください!
※デモ制作時はβ版を使用していますので、プリセット名等、製品版とは若干違うかもしれません。

さて、このFalcon Expansionシリーズは、UVI Falcon2を持ってないと使えません。是非、Falcon2をゲットしてからお楽しみください。

気になる!という方は、UVIからダウンロード購入を。
日本語サポートが受けられますので、安心して購入出来ますよ。
日本国内は、beatcloudなど、各店舗でも販売されてます。
使用するには、最新のUVI Falconが必要です。

ではでは、そんな感じでー!Enjoy!