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UVIからFalcon Expansion新作「Oeganic Keys」がリリース!オーガニックでLo-Fi的なキーボード音源。 #UVI #FALCONEXPANSION

2022 年 3 月 17 日 木曜日

UVIから、UVI Falcon専用のエキスパンジョン最新作、「Organic Keys」がリリース!

今回のFalcon Expansion「Organic Keys」は、
「多様性」と「創造性」、そして「柔軟操作」という3つのコンセプトで作られたFalcon拡張パックです。
Acoustic Mood、Mono Chords、Digitalish、Lo-Fi、More Than Keysという、
5つのカテゴリーで、合計120プリセット入ってます。

使ってみた感じだと、
2020年にリリースされているLoFi Dreamsの延長線上にあるキーボード音源かなと思いました。
というのも、インターフェイスの右下にあるノブって、
モジュレーションホイールでコントロールするんですが、
そのかかり具合が、LoFi Dreamsとわりと似た傾向な気がしてます。
エフェクトだけにとどまらず、モーフォングしていく音も多く、
劇的に変化する音色も結構あるので、1音色で2度も3度も美味しい音な感じです。

インターフェイス全体は、「SAMPLE」「SYNTHEIS」「Pluck」「Texture」という、
4つのオシレータの音量調整と、ADSR、FX、さらに上記で書いたEXPRESSIONノブのみの
とてもわかりやすい作りですが、
Falcon Expansionなので、EDITボタンを押せばFalcon上でフルEDITが可能です。

このFalcon Expansionシリーズは、UVI Falcon2を持ってないと使えません。
是非、Falcon2をゲットしてからお楽しみください。

さて、公式デモソングです。
Organic Kyes」のプリセット16音色と、
Drumは、UVI Drum Designerのドラムンベース系プリセットをちょっとだけいじって使ってます。
比較的トラック数も少なめですが、上記のモジュレーションホイールでの音色変化など、わかりやすい効果を狙ってみました。
いきなり、音が広がったり、狭くなったりも、この効果なので、
結構面白い音じゃないかなと思います。

UVI · Organic Keys by Ryuichiro Yamaki

気になる!という方は、UVIからダウンロード購入を。
日本語サポートが受けられますので、安心して購入出来ますよ。
日本国内は、beatcloudなど、各店舗でも販売されてます。
使用するには、最新のUVI Falconが必要です。

ではでは、そんな感じでー!Enjoy!

UVIから、Vintage Vault 4がリリース!さらに、新製品のCrumar Bit 99をベースにした音源「Bit Zone」、CASIO HT-6000をベースにした音源「Hybrid 6000」、そして、TR-808音源のPrime 8が進化した「Prime 8+」も同時リリース!!

2022 年 2 月 10 日 木曜日

UVIから、新製品「Vintage Vault 4」がリリース!また、CASIO HT-6000を丹念にサンプリングした音源「Hybrid 6000」と、Crumar Bit 99を丹念にサンプリングした音源「Bit Zone」と、Urban Suiteに入っていた「Prime 8」が進化して「Prime8+」と、3種類同時にリリースされました!すべてVintage Vault 4に収録されてますが、単体でも購入可能です。

▶️Vintage Vault 4

▶︎Vintage Vault 4は、36のUVIビンテージシンセ製品(増えたねー!)をバンドルしたもので、合計255モデルのシンセサイザーを網羅しています。同時にリリースされた、「Hybrid 6000」「Bit Zone」「Prime8+」の3種類はもちろん、2020年以降にリリースされた「Emulation II+」「Program 24」「PX Memories」「PX SUNBOX」「Super-7」が追加されました。Vintage Vaultを持ってるだけで、ほぼほぼビンテージシンセの音が出てしまうと思ってもらっても過言ではありません。サンプリングをベースにしているので、シミュレーションでは現状難しい、実機の質感そのままの音が出るのが特徴です。本物は探してもなかなか見つからなかったりして、所有するだけでも、所有してからのメンテナンスも大変ですが、Vintage Vaultならその手間も必要なくなります。

Vintage Vault 4は導入価格の他に、既存のVintage Vaultユーザーに対するアップグレード価格(UVIストアのみ)をご用意しているそうです。対象ユーザーにはメールニュースにて個別に案内するとのことでした。

※各ダウンロードには、UVI Portalを使用するか、UVIサイトのマイ・プロダクトから各ライブラリをダウンロードしていると思いますが、マイ・プロダクトのダウンロード元をプライマリーリンクではなく「Asian Mirror」にしてみてください。ここからだと50MB/sec超の速度が出ますので、ものすごく速くダウンロードが終わります。うちは、だいたい53MB/secなので、15GBがだいたい2〜3分で!!めっちゃ速い!

▲このVintage Vault 4 Showcaseムービーでは、山木が作ったオフィシャルデモが何曲か使われてます。見ててびっくりした!すごい嬉しい!
PX V8 / Energy(曲はVintage Legendsデモ) / UVX-10P / UVX670 / OB Legacy / Cameo

🔽個別の新製品も紹介

▶️Hybrid 6000

▶︎「Hybrid 6000」は、1987年にリリースされた、CASIO HT-6000がベース。4つのDCOとVCF/DCAとコーラスが付いた8ポリのDCO機で、音源部はそれまでのPD音源を大幅に拡張したSD (Spectrum Dynamic) という音源を搭載していました。SDシンセシスとは、簡単に言うとDCO波形を、DCAエンベロープの進行に伴ってスペクトルが変化するように設計されたもの。時間とともに高次倍音がフェードインしていくオクターブ・ユニゾン効果を得られたりする、こういった倍音スペクトルの時間的な動きが、”Spectrum Dynamic”という言葉に繋がっているそうです。HT-6000は、CZ/VZにしか搭載していなかったハイエンドな機能を、さらに向上し、親しみやすく、わかりやすくカシオトーンに落とし込んで、自動伴奏機能などがついた画期的なシンセサイザーでした。DCO波形は64種類。これだけも結構な数ですよね。デチューンしてSuper Sawを作り出すことも出来たり、ドラムはPCM音源を搭載してます。

そんな「HT-6000」をガッツリと丁寧にサンプリングして、沢山のプリセットが収録されています。VV4にも収録されている「Super-7」や「PROGRAM24」と同じシリーズのインターフェイスで、沢山のシーケンスや、フレーズが入ったアレンジャーキーボード的な音源です。指一本でシンセウェイブ、ニューウェーブ、エレクトロ、ハウス、インダストリアル、80sシンセポップなど、様々な分野を深くカバーします。リズムの音色は、HT-6000の音色だけでなく、DRP One、Mini Acoustic、Rap、Toy系のハードウエアと、UVI Drum Designerで作成したモダンなドラムサウンドを搭載。そのままでバッチリ使えます。

Main画面はミキシングに特化。Rhythm、Bass、Melody、Synth1、Synth2、Synth3の計6パート。それぞれの音色とシーケンスパターン、アルペジオパターン等が設定出来ます。沢山のプリセットを聴いてアイデアを膨らませたり、単音のプリセットを使ってHT-6000の音色を堪能するのも良いと思います。リズムにはMIDI書き出しがあるので、MIDIトラックに書き出して自分好みにパターンを組み替えるのもいいかもしれません。

初めてシンセサイザーを触ったのは、小学生の頃、友達が持っていたCZ-5000でしたし、CZやVZは持っていたものも多いのですが、それ以降のカシオ製品にはあまり縁がないので、今回デモ曲を作るにあたっていろいろ調べていくと、かなり面白いんだなと思いました。先日発表された、歌うシンセサイザー「CT-S1000V」もカシオトーンですしね!

▼公式デモソングです。
100% Hybrid 6000だけで、21トラック(21音色)で作りました。
シンセは、単音の音色を簡単にEDITしたり、プリセットのシーケンスパターンを使って作ってます。
ドラムもHybrid 6000に収録されているプリセットを2種類使って組み合わせました。

UVI · Hybrid 6000 by Ryuichiro Yamaki

▶️Bit Zone

▶︎「Bit Zone」は、1985年にイタリアでリリースされた、2DCOで6ボイス機のCrumar Bit 99がベース。見た目はデジタル、中身はアナログ!で、非常にスタイリッシュなインターフェイスです。Elka Synthexの開発者であるMario Maggiが作ったシンセで、808 stateや、Orbitalが使ってることは知られているようですが、日本ではほぼ見かけません。それにしても、チョイスがUVIらしいレア度ですね!

Bit Zone」は、Crumar Bit 99でUVIが音色を作成し、それを丁寧にサンプリングし、さらに2レイヤーのUVIエンジンで新たに音色を作成した音源です。プリセットは378。29000を超えるサンプル数で168レイヤー。実機の特徴的な音がしっかり出ています。さらに、今回、面白いのが、すべてのサンプリングした素のサウンドだけでなく、YAMAHA SPX90(エフェクター)の「Symphonic」プリセット(大好物です!)を通した音もサンプリングされていて、好きな方に切り替えられること!コレ、非常に良かったです。1レイヤーで使っても良し、2レイヤーで滲ませてもいい感じです。
インターフェイスは、Crumar Bit 99っぽいデジタルな雰囲気ですが、EDITはガッツリ行えます。レイヤーを選んで自分で音色を作ることも可能です。

▶️Prime 8+

Urban Suiteに入っていたTR-808音源の「Prime 8」に、140を超える新規プリセットと、1100を超えるMIDIパターンを追加した「Prime 8+」がリリース。
MIDIパターンがかなり増えました。オーソドックスな808的なサウンド/パターンから、より最新サウンドへとプロセスした音まで、とにかく沢山入ってます。MIDIパターンのDrag&Dropにも対応しているのも有難いですよね。

昨今のTR-808音源の中では、比較的な地味な存在ですが、びっくりするほどの低音が出るので、俺の場合、808系の音はこの「Prime 8」を使うことがわりと多いです。

▼公式デモソングです。
Bit Zoneを12トラック(12音色)、
ドラムはPrime 8+を3トラック(3音色)です。
シンセは、フィルターを簡単にEDITしたり、プリセットのアルペジエーターを少しEDITしてます。

UVI · Bit Zone by Ryuichiro Yamaki

気になる!という方は、UVIからダウンロード購入を。
日本語サポートが受けられますので、安心して購入出来ますよ。
日本国内で買う場合は、beatcloudなどのオンラインショップにて。
使用するには、最新のUVI Workstation(無料)、もしくはUVI Falcon(有料)が必要です。

ではでは、そんな感じでー!Enjoy!

UVIから、4レイヤー構造のQuadraシリーズ第二弾「Quadra: Metal and Wood」がリリース!

2021 年 11 月 11 日 木曜日

UVIから、「Quadra: Metal and Wood」がリリースです。

■今年3月にリリースされたQuadra Muted & Harmonicsの第二弾!前回は、弦楽器系統をメインにした音源でしたが、今回は金属と木材の共鳴をベースにしたライブラリーです。

収録楽器は、チューブラベル、タイとバリのゴング、ローズなどのエレクトリックピアノ、チェレスタ、クラビネット、ダルシトーン、グロッケンシュピール、ミニチェレスタ、パパゲーノベル、ピアネットとサンザキー、そして、ビブラフォンやマリンバ、大型のシロフォンなどのマレット楽器、オルゴールやトイ鉄琴、木琴などのトイ楽器、モジュラー、FM、PCMベースのシンセサイザー、バラフォン、レゾナントチューブやブロックなどの木製楽器、コンゴのサンザ、ハンドパン、ムビラ、スチールドラムなどの金属楽器などなど。

それらを4つのレイヤーで組み合わせ、グルーヴィーなシーケンスや、コード、シネマティックなサウンドなど、個性のある音色が沢山詰まっています。XY PADでそれぞれの音量バランスを決めたり、4つの音をモーフィングしたりと、自由自在です。もちろん、シーケンスではなく、普通に弾ける音色も沢山入ってます。

インターフェイスは前回と同様なので、迷うことはありません。UVIエンジンの持つ、強力な64ステップアルペジエーター(フレーズシーケンサー)や、ユークリッドエンファシス、ピッチドリフトなど、多彩なサウンドを、1レイヤーごとに独立してコントロールして、レイヤーごとのフィルター、エンベロープなどのコントロールや、エフェクトも使え、かなり突っ込んだ音色作成とEDITが可能です。さらに、音色のランダマイズと、アルペジエーターのランダマイズが独立して付いているので、音色の組み合わせは無限大ですね。

■さて、公式デモソングです。
ドラムはUVI Drum Designerを使ってます。それ以外は全部Quadra: Metal and Woodです。が、今回はプリセットを12音色使いました。シーケンスのプリセットが4、単音プリセットが8です。

UVI · Quadra – Metal and Wood by Ryuichiro Yamaki

 

気になる!という方は、Quadra: Metal and Woodからダウンロード購入を。
日本語サポートが受けられますので、安心して購入出来ますよ。
日本国内は、beatcloudなど、各店舗で販売されてます。
使用するには、最新のUVI Workstation、もしくはUVI Falconが必要です。

ではでは、そんな感じでー!Enjoy!

UVI Falcon 2.5リリース!

2021 年 10 月 9 日 土曜日

UVI Falconが新機能が沢山増えてver.2.5へと進化しました。
M1 Silicon Macへの対応や、KORG MS-20タイプのフィルターが追加、
面白そうなシーケンサーがいくつも増えたことが印象的なアップデートです。
また、ファクトリープリセットも100個追加され、各種モジュールも沢山増えました。

個人的には、上から落ちてくるイメージのRain Sequencerが気持ちいいです。

■新機能
・Apple ARM (M1) ネイティブ対応
・エフェクト:TS Overdrive、VCF-20、VCF-20 Dual
・モジュレーター:Multi LFO、Smooth Random
・シーケンススクリプトプロセッサー:Cartesian Sequencer、Euclidean Keys Sequencer、
 Probability Arp、Rain Sequencer、Wave Sequencer、Warp Sequencer
・ユーティリティスクリプトプロセッサー:MIDI Monitor、MIDI Record、Velocity Test
・エフェクトスクリプトプロセッサー:MIDI Pitch Delay、Note Pan
・スクリプトUIのみのスケーリング
・新機能を活用した100超の即戦力ファクトリープリセット

■最適化とバグフィクス
・スクリプトモジュールのUI更新:Chord Bank、Chorder、Chorder Extended、Scale、
 Mapper、Tonal Harmonizer、Step Line、Polyphonic SequencerとMIDI CC LFO
・Sallen Keyフィルターの最適化
・スタンドアローン版での出力選択に関するリグレッション

■気になる!という方は、UVIからダウンロード購入を。
フランスの会社ですが、日本語サポートが受けられますので、安心して購入出来ますよ。
日本国内で買いたい場合は、beatcloudなどのオンラインショップにて。

新機能はオフィシャルのYouTubeで詳しく紹介されてますので、こちらを是非。

UVIから、Emulation2のバージョンアップ版「Emulation II+」がリリース!E-MU Emulator I、II、IIIにDrumulatorも網羅。

2021 年 8 月 25 日 水曜日

UVIから、新製品「Emulation II+」がリリース!

■80sを象徴する、E-MU社の初期ビンテージサンプラー

Emulator I、II、IIIと、Drumulator(SP12も)からガッツリとサンプリングされた、
この「Emulation II+」は、あの頃の音が出る総合音源そのものです。

EIVや、Proteus2000シリーズへと受け継がれる前の荒々しいE-MUサウンドを、心ゆくまで堪能出来ます。
各シンセサイザー単体音源とは別に、最近のUVI社が推す、5パートグルーヴボックスとしても使えます。
各ジャンルごとにかなりのグルーヴが入ってるので、これを弾いてるだけでもとても楽しいです。
自分の曲のアイデアにするも良し、一部を取り入れても良しです。

今回、Emulation IIIが加わったことで、総合音源としての強みがさらに上がってます。
現在、80sや90s前半がリバイバルしている時期でもあるので、当時のこういうヴィンテージサンプラーサウンドは、
使うだけで曲がタイムスリップしてくれますよね。
また、古い機材を知らない世代にも、大容量サンプラーには出ない音が新鮮に聴こえるんじゃないかなと思います。

既存のEmulation II、Emulation One、Vintage Vaultユーザー対象のアップグレード価格も用意されているので、
UVIへログインして確認してください。

Emulation II+のリリースに伴って、
Emulation IIとEmulation Oneの単体販売を終了したとのことです。
ただ、これらの製品は、引き続きVintage Vault 3にバンドルされますので、
ご希望の方にはVintage Vault 3の購入で入手可能です。
音色名、音色が違うので、互換性がないので、置き換えはできません。
でも、両方持っておいても損はないと思います。

では、各音源を見ていきましょう。

■Emulation I

1981年にリリースされたサンプラー「Emulator I」ローファイな8ビットサンプラーとして活躍。

UVIからは、「Emulation One」として2012年にリリースされてました。
今回、大幅バージョンアップしているので、
同じものではなく、全然別もの扱いと思ってくれていいと思います。
(音色名も違います)

UVI Emulation Oneの記事はこちら。デモソングも聴けます。

UVI Emulation One.

■Emulation II

80sの楽曲では聴かない日は無かったのではないかと思われる、12bitサンプラー定番中の定番「Emulator II」です。
今も愛用している人は多いと思います。

今回のEmulation IIには、Oberheim DPX-1モードというのも付きました。
これは、Emulator IIや、Ensoniq Mirage、Sequential Prophet2000のデータを読み込むことが出来る、
3.5インチと5インチのフロッピーディスクベイが付いてたのが特徴的な汎用プレイバックサンプラーで、
元のサンプラーとは違う音が出たり、コンバーターとしても使えたりと、非常に面白いものでした。
Emulation IIでは、そのDPX-1のDA部が再現されています。押してみると確かに少し変わりますね。
また、OMIのオフィシャルライブラリー「Unicerse of Sounds」からも、
素材提供を受けているので、さらなるプリセットの広がりが出ました。

UVIからは、Emulation Oneよりも前に「Emulation II」としてすでに発売されいたのですが、
これも、One同様に、大幅バージョンアップしました。

UVI Emulation II(Drumulation)の記事はこちら。デモソングも聴けます。
過去に作ったUVIデモソングの中でも、1位2位を争うかなりの人気だった曲で、
世界中の方から沢山のお褒めのメッセージをいただきました。
どうもありがとうございます!

UVI Emulation IIとDrumulation。

■Emulation III

16ビットサンプラーへと進化したEmulater III。
メモリーは最大8MBと、IIの512KBに比べてかなり多く、16bit/44.1kHzも扱えるサンプラーです。
まだアナログVCF、VCFが搭載されていたので、デジアナのハイブリッドサンプラーという位置付けだと思います。
Emulatorシリーズの完成形と言ってもいいかもしれませんね。
のちに、ラックタイプのEIII Rackや、数年後の1993年には大幅にコストダウンしたEIIIxpが発売されました。
その後はEIVシリーズへと続き、Proteusシリーズや、
PC版ソフトサンプラーEmulator Xを出したのちに会社として終焉を迎えます。
まだ一応ありますが、シンセメーカーではなくなってしまいました。

Emulation IIIの話戻ります。こちらもII同様にOMIから素材提供されていて、大量のEmuサウンドが堪能できます。
16ビットになったことで、Emulator IIよりもハイファイでヌケがあるので、よりキラキラサウンドに向いてると思いました。
デモソングでも、このEmulation IIIをメインに曲を作ってます。

■Drumulation+

2400を超えるドラムサウンドとシーケンスが内蔵。
Drumulater、SP12サウンドをベースに、「今、使える」ドラムサウンドが満載です。
古いドラムマシンって、何かしら処理をしてから使うんですが、
実際、デモソング作ってる時は、ほとんど何の処理もせずに「今の音」が出てました。
恐るべし。

■公式デモソングです。

今回は、キラキラサウンド!Emulation II+だけで全部で23音色です。
Emulation IIIで17、Drumulationで6プリセット。Falconはドラムの振り分けもあったので25個立ち上げて使ってます。
シンセは全部Emulation IIIのプリセットで、Drumは、Drumulationから6プリセットを使用しました。

UVI · Emulation II+ by Ryuichiro Yamaki

気になる!という方は、UVIからダウンロード購入を。
日本語サポートが受けられますので、安心して購入出来ますよ。
日本国内で買いたい場合は、beatcloudなどのオンラインショップにてー。
使用するには、最新の無料のUVI Workstationか、
もしくはフラグシップであるUVI Falconが必要です。

ではでは、そんな感じでー!Enjoy!

UVIから、ダークシネマの世界を探究したFalcon Expansion「SubCultureOrchestral」が発売! #UVI #FALCONEXPANSION

2021 年 7 月 21 日 水曜日

UVIから、UVI Falcon専用のエキスパンジョン最新作、「SubCultureOrchestral」がリリース!

今回のFalcon Expansion「SubCultureOrchestral」は、
サウンドスケープや、オーケストラヒット、スイープなど、
2018年に発売された「SubCulture」のコンセプトそのままに、
シンセサウンドとオーケストラの低音域を融合させたFalcon Expansionです。
Falconの持つ様々な機能を使用して作られたダークで分厚い120のプリセットは、
映画音楽やゲームだけでなく、多くのジャンルで即戦力として使えます。

このFalcon Expansionシリーズは、UVI Falcon2を持ってないと使えません。
是非、Falcon2をゲットしてからお楽しみください。

基本的なEDITは、SubCultureと同様に、
3つのレイヤーをMIXしているシンプルなインターフェイスと、各種エフェクトや、FIlter、ADSRで行います。
もちろん、Falcon Expansionなので、EDITボタンを押せばFalcon上でフルEDITが可能です。

さて、公式デモソングです。
SubCultureOrchestral」のプリセット14音色のみ使用しました。
沢山の音色を使わなくても、1音色で簡単に成立する分厚い音なので、
トラック数も少なめで作りました。

UVI · SubCulture Orchestral by Ryuichiro Yamaki

気になる!という方は、UVIからダウンロード購入を。
日本語サポートが受けられますので、安心して購入出来ますよ。
日本国内は、beatcloudなど、各店舗でも販売されてます。
使用するには、最新のUVI Falconが必要です。

ではでは、そんな感じでー!Enjoy!

UVIから、あのレアな名器JoMox SunSynをベースにした音源「PX SUNBOX」がリリース!

2021 年 7 月 7 日 水曜日

UVIから、新製品「PX SUNBOX」がリリース!

■レアなシンセサイザーを音源化するPXシリーズに、新しくPX SUNBOXが加わりました。
元になったのは、2000年にJoMoxからリリースされた「SunSyn」。
2VCOとRamp Controlled Oscillators(RCOデジタル)のハイブリッド設計で、
8ボイスのシンセです。

昨今主流のオシレーターのデジアナハイブリッド、
さらに多彩なモジュレーションマトリックス(モジュラーシンセのような)を持ったアナログフィルターで、
非常に面白い設計だったのですが、
動作がいまいち不安定で、あまり長い間発売はされなかった記憶があります。
本体サイズも6Uくらいの大きさで、デスクトップで置くには分厚く、物理的にとても重かったのも特徴でした。

JoMoxは、AirBase99、JazBase03、MBase01、MBase11は使っていたのですが、
残念ながらSunSyn触った事がありません。

■さて、そんなSunSynを2ユニット(よく手に入ったね)入手したUVIは、ガッツリとレストア。
それを丹念にサンプリング、新しい音色を420レイヤー、452プリセットとして収録しました。
音色を聴くと本当に面白くて使えそうな音ばかりです。
JoMoxって、ドラムマシン作ってるテクノのイメージがありますが、
テクノだけでなく、いろいろなジャンルに使える音が満載です。

PX SUNBOXの基本はUVIのお家芸2レイヤー。
1レイヤーだけでも面白いのに、2レイヤーでかなり分厚い音が出せます。
EDITも各種エフェクトも必要なものは5つのインターフェイスですべてそろっているので、
プリセットを選んでEDITするのも、
デフォルトの状態から自分で作り出すのも思いのままです。
今回のデモソングでは、エフェクトのオンオフ程度で、
他はあまりいじってません。

■公式デモソングです。
PX SUNBOXだけで25音色(Falconも25個立ち上げ)使ってます。
今回は、シーケンスやアルペジエーター系のプリセットも使いました。
本当に面白い音ばかりです。ドラムの音も全部SUNBOXの音です。
今回はあまり使ってませんが、BELL系の音もすごい良いので、
今後ガッツリ使っていきたいなと思いました。

UVI · PX SunBox by Ryuichiro Yamaki

気になる!という方は、UVIからダウンロード購入を。
日本語サポートが受けられますので、安心して購入出来ますよ。
日本国内で買いたい場合は、beatcloudなどのオンラインショップにてー。
使用するには、最新の無料のUVI Workstation、もしくはフラグシップであるUVI Falconが必要です。

ではでは、そんな感じでー!Enjoy!

UVIから、シネマティックリズム&エフェクトデザイナー「Asteroid」がリリース!もちろん今回もオフィシャルデモソング作ってます。

2021 年 6 月 24 日 木曜日

UVIから、新製品「Asteroid」がリリース!

Asteroidは、インパクト、パーカッション、ドラム、シンセ系やフォーリー系など、
シネマティックでEpicな音が大量に入ったリズム&エフェクトデザイナー音源です。
プリセットは276、1033以上の楽器、38908サンプル!とまあ、本当に沢山の音が入ってます。

シーケンス、またはその単音(ワンショット)が利用できるので、どんなスタイルにも対応します。
沢山のプリセットを片っ端から聴いてアイデアを膨らませるのが良いと思います。
基本的には、鍵盤のC3を押した時のシーケンスループと、C1~B1までの7つのワンショット(単音)で演奏するんですが、
プリセットごと、その7つのワンショットを使ってシーケンスが組まれています。
その辺がありがちなループだけ音源とは違うところです。
ワンショットは全部自分でコントロールしたい人や、シーケンス自体を組み直したり、
シーケンスにちょっと足す…なんてことも、いろいろ出来ますよね。

おそらく、このAsteroidと、すでに発売されているスウェイル&インパクトデザイナーのUVI Meteorの組み合わせだけで、
いろいろな映像で使用する音楽を比較的簡単に作れると思います。
ただ、Asteroidは、Meteorのように音階のある音を鍵盤で弾けるようには作られてないので、
EDIT画面で各ワンショットに音階を付けるか、シーケンスで音階を付けるかしないといけません。

ポップスの中に入れ込むのは、そのままだと難しいとは思うのですが、
例えば、インパクト系の音をオフって鳴り物のシーケンスだけ使うとかもアリです。
あとは、ワンショットを効果的に使うことですね。
今回のデモソングにはそういう技をふんだんに使いました。


■Mainページ
音量とトラックのオンオフに特化されています。
この画面での変わったところは、THRUSTパラメータなんですが、
コンプとエンハンサーを複合的に扱うエフェクトで、全体のニュアンスが変化を目的としています。
量を多くしていくことで、より張り付いたサウンドに近くなっていきますね。
シーケンスパターンはそのままで、音色だけをランダマイズするボタンがあるので、
予期しない編成に変化したりして、面白いです。


■EDITページ
細かいEDITが行えます。
音色の変更、各種エフェクト等、各トラックごとに行えます。
基本的にはこの画面をよく使うことになると思います。
面白いのは、各トラックごとになる「XYステージパッド」。
トラックの空間PANを操作します。L/Rでステレオ前後で音像の遠近が設定できます。
これって、この手の音源では、とても重要なポイントです。
ASTEROIDロゴの右側にある模様は、パラメーターリンクです。
1つのパラメーターを動かすと他の同じパラメーターもリンクします。

デモソングでは、同じ音色を並べてピッチを変更したり、
トランジェントの変更や、EQ、ドライブ感など、かなりの調整をココで行いました。
WIDTHでステレオの広がりを決定して、XYステージパッドで空間調整をし、
リバーブやディレイでさらに詰めるという作業ですね。


■FX(エフェクトページ)
全体的なリバーブ、Delay、EQ、コンプ、リミッターはココで決めます。
デモソングでは、EDITページでかなりの調整をしてしまったので、
あまりこのページは触わってません。


■SEQ(シーケンスページ)
UVIエンジンの持つ、おなじみのシケンスパターン画面です。
7パート、8小節分のシーケンスが、1画面2小節づつ表示されているので、4ページあります。
シーケンスのヴェロシティ、パン、音程、長さ、リバーブ、ディレイをココで調整します。
グリッドエディターなので、誰でも簡単に操作出来るのが助かります。
もちろん、MIDIへの書き出しも対応しています。

■さて、公式デモソングです。
Asteroidだけで26音色(Falconも26個立ち上げ)使ってます。
音階がついてる音は、EDIT画面で同じワンショットを並べてピッチ変更したものを弾いてます。
シーン別の沢山のシーケンスのオンオフに、ワンショットを追加して曲を構成しているので、
上でも書いたいろいろな映像にはめ込む音楽が簡単に作れる話がわかってもらえるのではないかと。

今回のデモソングは、β版で作った為に、Asteroidのプリセット自体を残しておけませんでしたので、Youtubeは作ってません。
音色名はいつものようにトラック名として残してあるので、製品版で再現しようと思えば出来なくはないと思うんですが…。
数少ない楽しみにしていたみなさま、ごめんなさい!

UVI · Asteroid by Ryuichiro Yamaki

気になる!という方は、UVIからダウンロード購入を。
日本語サポートが受けられますので、安心して購入出来ますよ。
日本国内で買いたい場合は、beatcloudなどのオンラインショップにてー。
使用するには、最新の無料のUVI Workstation、もしくはフラグシップであるUVI Falconが必要です。

ではでは、そんな感じでー!Enjoy!

UVIから、ミニマルからダーティでエレクトロなFalcon Expansion「Inner Dimensions」が発売! #UVI #FALCONEXPANSION

2021 年 6 月 2 日 水曜日

UVIから、UVI Falcon専用のエキスパンジョン最新作、「Inner Dimensions」がリリース!

今回のFalcon Expansion「Inner Dimensions」は、
ミニマルテクノ系のリズミカルなアルペジオパターンなどの音色が120以上入ったFalcon用のExpansionです。
Falconの持つ様々な機能を使用して作られた分厚いプリセットは、
テクノだけでなく、多くのジャンルで即戦力として使えます。

基本的なEDITは、最近のFalcon Expansionと同様の特徴的なインターフェイスの4つのノブで行います。
ただ、今回の場合は、大胆に変化するというよりは、エフェクトの量を調整するのが主なので、
もっと詳細なEDITをしたい場合は、Falcon側のEDITタブから行うのがいいと思います。

さて、公式デモソングです。
Inner Dimensions」のプリセット19音色と、
ドラムはDrum Designerを使いました。

UVI · Inner Dimensions by Ryuichiro Yamaki

このデモ曲の制作時間(プリセット選びからMIXまで)は約3時間半で作っています。
今回は、その制作過程をムービーで録画して、1時間半に凝縮しました。
音色を選ぶところから、簡単な音色EDIT、どう弾くか、恥ずかしいくらい悩んでるところも余すところなく公開してます(汗)
一部関係ないところや、最後のバウンスとMIXは早送りしましたが、
いつもどうやってデモソングを作ってるかがわかると思います。
しゃべりは一切なしの、5月31日の00:32am~03:44amの、本当に純粋に作ってる時の映像です。

MIDIでの作曲時点では、Falcon以外のプラグインは一切使用せず、
Falcon内での調整、音量のみでミックスしてます。
その後、BounceでAudio化したのちに、再度音調調整やEQ、コンプと多少の色付けをして完成です。

長いですが、是非、見てください!
※デモ制作時はβ版を使用していますので、プリセット名等、製品版とは若干違うかもしれません。

さて、このFalcon Expansionシリーズは、UVI Falcon2を持ってないと使えません。是非、Falcon2をゲットしてからお楽しみください。

気になる!という方は、UVIからダウンロード購入を。
日本語サポートが受けられますので、安心して購入出来ますよ。
日本国内は、beatcloudなど、各店舗でも販売されてます。
使用するには、最新のUVI Falconが必要です。

ではでは、そんな感じでー!Enjoy!

Kick-Ass Brass! V2がリリースされました。なんとUVIエンジン。ちなみに、プルダウンメニューはココで。

2021 年 5 月 13 日 木曜日

遂にKick-Ass Brass! V2がリリースです。
単体プラグインではなくて、おなじみのUVI Workstationや、UVI Falconで読み込むスタイルに変更されました。

本当に長年使ってるブラス音源です。
リリースされた俺の曲のブラスは、ほぼコレを使ってると言っても過言ではないです。
ただ、ずっと32bitのままアップデートされてなく、(2008年が最後のアップデート)
一時期は、32livesで64bitラッピングして使ってましたが、
ここ3〜4年は、自分でサンプリングし直して、Falcon上でパッチを組んで使ってました。

32bit時代の過去のデータがそのまま開けないのは残念ですが、
また愛用していこうと思います。
UVIエンジンの場合は、Falcon上でさらにEDIT出来るのも良いところ。
Trumpet、Alto Sax、Tenor SaxのFull Programは、V1とV2のパッチが用意されているので、
細かい修正はある模様です。

v1のMultiと同じ設定にするには、v1の設定見ながら作り直すしか今のところ方法は無いです。
PANなど、もろもろ設定は変わってるので、同じサンプルでも違う音に聴こえます。
Kick-Ass Brass! v2内での調整である程度のところまでは持っていけると思うので、
自分でMultiを作ってみるといいと思います。
今後のバグフィクスや、アップデートにも期待しましょう。

あ、もしかして、Falconでキースイッチ作れちゃったりしないすかねー。

そうそう、あと、やっぱわかりづらいのは、音色のプルダウンの場所。
最初わかんなくて、ずっと文字のところをクリックしてしまっていて(笑)
実際は、その左側にある色の変わった小さなボックスです。
皆さまもお気をつけて。