UVI PX V8リリース!

UVIの新製品「PX V8」がリリース!

レアなシンセ音源シリーズのPXシリーズに、新しくV8が加わりました。
1982年にリリースされた、アメリカのOctave-Plateau Electronics社のアナログシンセ「Voyetra Eight」を丹念にサンプリングした音源「PX V8」です。

Octave-Plateau Electronics社の前身は、Octave Electronics社なんですが、なんとなく「the CAT」という、猫という名前の付いたシンセを見たことある人はいるかもしれません。1977年に発売したthe CATは、Arp Odysseyのコピー的なシンセでした。その後も「kitten」っていうシンセを発売してます。まー、なんというか、猫好きが集まっていたのに違いない…。おっと、猫の話はちょっとこっちへ置いておいて、さらに、Plateauを吸収合併したのち、1982年にこのVoyetra Eightを発売してます。その後、社名をVoyetraと変更して、さらに現在はTurtle Veachという社名で現存しています。

Voyetra Eightの本物は、3Uサイズのアナログシンセ。リモート用に61鍵盤が付いてました。
重量が35kgとか…。すっかり腰をやってしまいそうな重さ。
2VCOの、8ボイスもしくは、UNISONモードで4ボイスという、結構なぶ厚い音の出るアナログシンセです。
このVoyetra Eight、山木は全然知らない機種でした。the CATは知っていたのに。
主な使用しているアーティストは、New Order, Depeche Mode, the Eurythmics, Trevor Hornなど。
最近でも使ってる人は時々いるらしく、Youtubeでも動いてるところが見れます。

今回のこのUVI PX V8では、
通常の2VCOのサンプリングだけでなく、ユニゾンした音もサンプリングしてオシレーターになってます。
それをUVIのお家芸2レイヤーで、プリセットが出来上がってるんです。
なので、すげー厚い音です。いや、暑いです。電源入れておいたら部屋の温度上がりそうって思っちゃうくらいの!
ただでさえ、アナログオシレータ、しかも、ユニゾンされた音を2レイヤーとか!!
分厚いベース、分厚いパッド、分厚いリード…。
ちょっと弾くだけで、暑い!って思っちゃうくらい。
そんなアナログ感が味わえます。
存在感のある音を一つ、楽曲に加えてみるのはどうでしょう!?
 
 
  
さて、公式デモソングです。
PX V8だけで、16トラック。
ドラムはUVI Drum Designerを使って、
Falconを合計17個使いました。
PX V8内のFilterとEQをオートメーションさせてる音はありますが、プリセットのみで作ってます。
2つのプリセットをレイヤーもさせてません。1つフレーズで1つのプリセットを使ってます。
EQ、空間系など、エフェクトもPX V8内蔵のみ使い、音量コントロールで作りました。
(トータルはiZotope Ozone8をかけてます)

気になる!という方は、UVIからダウンロード購入を。
日本語サポートが受けられますので、安心して購入出来ますよ。
日本の各店舗でも販売されてます。販売店舗は、セールスパートナーを確認してください。
使用するには、最新のUVI Workstation、もしくはUVI Falconが必要です。

ちなみに、このトレーラーの曲、UVIにいるLouis Coukaって人が作ってるんだけど、すごいイイ!

ではでは、そんな感じでー!Enjoy!


タグ:

コメントは受け付けていません。