UVIから「PROGRAM 24」がリリース!イタロ・ディスコ・マシーン!今回もオフィシャルデモ作ってますよ。

UVIから、新製品「PROGRAM 24」がリリース!

日本では、おそらく全然馴染みが無いと思うんですが、超レアなシンセ「Solton Programmer 24」と「SM100」を丁寧にサンプリングした音源です。

■元になった「Solton Programmer 24」(左写真の上)は、1985年にイタリアのKetron Laboratoriesからリリースされた、いわゆるアレンジャーキーボードの走りのような存在です。多くのItalo Discoプロデューサーがシンセポップのアーティストが使っていたというシンセで、究極のVintage Italo Disco Machineとも言われてます。8bitサンプリングされたドラム、DCOアナログのベース、リードシンセ、OrganやStrings、モノシンセ、ポリシンセがそれぞれ内蔵されていて、アレンジャー機能や、パターンシーケンサーが内蔵されてました。

もう1台の「SM100」(左の写真下)は6ボイスのDCO機で、同社の「PROJECT100」というシンセのモジュール版です。

「Programmer 24」も「SM100」も、SSM2044やCEM-3350フィルターが使われていて、DCOらしいコーラスも内蔵され、独特の音がしています。

どちらも、なんとなく写真では見た事あるものの、会社名も名前もよく知らなかったのですが、UVIは本当にこういうレアなDCO機、大好きですよねー(笑)まあ、俺も人のこと言えないんですけど!

ちなみに最近では、$2500前後で取引されている機種のようです。

■UVIの新作「PROGRAM 24」では、この2台のマシンからサンプリングされた音と、ドラムにはDMXやLinn、808、Drumtraksなどのドラムマシンを追加されていて、シーケンスパターンが大量に入ってます。6パートで構成されたシーケンスでは、ルーツである80’s イタロディスコサウンド、Synthwave、モダンディスコ、Slow Beats、808 Electro Funkは、Trap的なグルーブ、さらには、「Programmer 24」に内蔵されていたパターンまで、本当に大量です。

Main画面はミキシングに特化。Drums、Bass、Organ/Strings Accompaniments 1〜3の、6パートでは、それぞれの音色とシーケンスパターン、アルペジオパターン等が設定出来ます。
大量にあるシーケンスを片っ端から聴くのもヨシ、各パートごとにシーケンスを組み直して、自分だけのシーケンスを作るもヨシです。このシーケンスは、Falcon2.1から備わったStep Arp機能の一部が使われていて、自由に設定することが可能です。
しかも、ドラムにはMIDI書き出しボタンまでついてるので、リズムパターンをMIDIファイルとして出力出来ます。

アイデアが出てこない時とかはこういう大量のシーケンスパターンは便利ですよねー。

それから、全体的なまとまったシーケンスだけでなく、Drum、Bass、Strings、Accompaniments(伴奏)の、各個別音源も入ってます。内蔵シーケンスを使わないで、それぞれの音色で曲を作りたい場合は、こっちを使うといいと思います。

山木が主に使うのもこっちです。DCOのいなたいサウンドが結構使えます。
それぞれの音色は少ないのですが、EDIT次第でいろいろ使えますよ!

■さて、公式デモソングです。
イタロディスコ系は、そもそもシーケンスで結構入ってるし、他のオフィシャルデモ作ってる人たちもみんな作るんだろうなと思ったので、Synthwave的な路線で。
PROGRAM 24だけで13音色+ドラムトラック(Programmer 24の内蔵ドラムサウンド)で、合計Falconを14個使ってます。リバーブやディレイは、SparkVerbや、Relayerを多少足してます。音色はAmp EnvelopeのReleaseをちょっといじったりとか、フィルター具合をちょっと変えたり、EQをいじったりとかのEDITを。

UVI · Program 24 by Ryuichiro Yamaki

気になる!という方は、UVIからダウンロード購入を。
日本語サポートが受けられますので、安心して購入出来ますよ。
日本国内で買う場合は、beatcloudや、楽天で!
使用するには、最新のUVI Workstation、もしくはUVI Falconが必要です。

ではでは、そんな感じでー!Enjoy!


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