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GENELEC 6010A+5040A 4th まとめ。

2009 年 7 月 1 日 水曜日


GENELEC 6010Aと5040Aを使用するようになって3ヶ月がたちましたので、気に入った所、気になった所のまとめです!(過去記事と重複してる事もありますが、比較しつつ読んでくださいね。)

・何より形がカワイイ。
・何よりスタイリッシュ。
・しかも、出音もスタイリッシュ。だけど、パワフル。
・この6010Aと5040Aの組み合わせは、デスクトップモニタータイプとして申し分なし。音の解像度も高く、小さい音でも高音から低音まで良く聞えます…。という話は何度もしたかな(笑)
・うちでは、繋ぎたいものに簡単に繋ぐ事が出来るようにヘッドフォンアウトから出力して5040A、6010Aに繋いでます。いろんなヘッドフォンアウトがあるので、それぞれ音が違ったりして面白いのもありますが、PC直結で音を出す事もしばしばあったりするので、普通にPC用スピーカーとしても使えちゃいます。デスクトップスピーカーとしての醍醐味でもありますが、もちろんラインアウトで使うのもいいと思いますよー。
・5040Aに付属している円形のボリュームは無くてはならないもの。6010Aだけだと音量調節をスピーカーに行く前にどこかでしなければならないので、これがあるのと無いのとでは雲泥の差。少し大きめに入力してしまうと、スピーカーから出てくる音が歪んでしまうので、小さい音で入力して、このボリュームで上げるのが一番いいと思います。
・5040Aサブウーハーを最低音量にしておけば、そこまでサブウーハーとして重点音にならないので、とても解りやすい低域が聞えるようになります。楽しむ場合は、別ですよ(笑)すんごい重低音が出ます。多分家が揺れます。耳がやられないように気をつけましょう。
・って、あ、サブウーハーそろそろ返さないといけないんでした!オタリテックさんどうしましょ。くれちゃったりとかは…。やっぱり無理…ですか!?
・って事は5040Aを返すとなると、低域補強とボリュームノブが無くなってしまうので、6010Aだけだとまた考えなくてならないですねー。調整のし直しが必要になってくるかと思います。でもま、5040Aを手に入れるしかないですねー!(笑)

さて、そんな感じで、この3ヶ月なくてはならないものになってしまった6010Aと5040Aなのでした。いやぁ。

GENELEC 6010A+5040A 3rd

2009 年 5 月 13 日 水曜日


シリーズ3回目です!GENELEC 6010Aは堪能してますかー?小さいのにパワフルでカワイイこのスピーカーなんですが、今回は6010Aとベストマッチなサブウーハーとして発売されている5040Aも借りてみましたので、合わせて書いてみようかと!


ずどーん。このMacの真ん前にあるのが5040A。大きさが解ってもらえますでしょうか。うちに来る人ほとんど全員が、「その、お風呂のイスなんすか?」と聞いてきます(笑)うーん。確かに見た感じお風呂のイス。だけど、ものすごくパワフルなサブウーハーです。実は、この部屋、サブウーハーこれで4台目だったりします…。どんだけ低音好きなんだ!と言われそうですが、いわゆる「ラージ」と呼ばれている、スタジオの壁にドーン!と埋まってるようなドでかいスピーカーは自宅だと置けるわけもないので、どうしてもニアフィールドモニタのみになってしまうんですが、そうなると、Kickやベースの音などの超低音成分だいたい80Hz以下あたりのちゃんとした超低音がどーなってるのかまったくわからず、mixはしてみたけど、実際クラブや、マスタリングに持ってってみると「低音出過ぎ!」とか、「あれ?低音足らなかった。」とか(経験あるでしょ?)何だかよくわかない変なmixになってる事が多くなりがちなのですが、そこをカバーするのがサブウーハーです。いや、もちろん、単純に超低音を体で感じたいからサブウーハーを使うのもアリです!が、ここではそういうのはちょっと置いておきましょう。


さて、まずはセッティング。ヘッドフォンアウトから6010Aのinputに直接刺さってるケーブルを6010Aから抜いて、5040Aをぐるっと回転させて裏っかえしにして、5040Aのinputに刺します。さらに5040AのOutputから6010Aへ行くわけですが、この5040Aの特徴として、2.1chだけではなく、5.1chも考慮に入ってるので、フロント、リア、センターとアウトが別れてるので、サラウンドな人にも最適なんですが、うちでは2.1で使用するのでフロントに刺します。ウーハーレベルはまずは最小に。音を鳴らしつつ、自分の部屋に最適な低音レベルを調整します。最小にしても結構出ますので、近所迷惑にはご注意を。そのあとは、6010Aの後ろでBass Tiltの設定とレベル調整を細かく。実は、6010Aに5040Aを加える事によって、6010Aから出る85Hz以下の音がバッサリ切られて、それ以下の低音は5040A担当になるんです。6010A単体だと73Hzから減衰されてる感じなので、低域から中域がガッツリモッコリしてる感じがあったのですが、5040Aを通す事によって、6010Aから出る音がスッキリして、さらにツイーターからの高域が聞えやすくなっていくので、かなり扱いやすい音へと変化していくはずです!この組み合わせを付けた瞬間、「うわー!これだよこれ!」って感じでした!とまあ、そんな感じで、自分で丁度良い音になるように、6010AのBass TiltとLevelを調整すると良いと思います。それをやってから、少し超低音が足らないという事であれば、5040Aのレベルを上げるなどして微調整をしていきましょう。


この6010Aの隣にある小型5040Aみたいな形をしたのは、なんとVolumeノブ!!可愛すぎる!!実は、6010Aだけだと、他のスピーカーに比べて出力がかなり大きく、その前段階でVolume調整をしないといけなかったのですが、これが手元にあるだけでかなり重宝します。


とまあ、そんなこんなで、6010Aは、5040Aと組み合わせてこそ真の力を発揮する!と言っても過言ではないです。周波数の事にしろ、Volumeの事にしろ、しっかりしたモニタリング環境がこれで作れます。なので、もう5040Aは無くてはならない物になっちゃいました。いやー。

え!?返さないといけないんですか!?ガーン!!このままくれたりはー!!

くれたりはー!!
くーれーたーりーはーーーー!!

しないっすよねぇ?オタリテックさん…。しくしく。

※最初サムネイルで写真表示されてたんですが、何かこー、どーん!って感じが伝わらない気がしたので、大きな写真のままにしました。どーん!って伝わりましたでしょうか?
※オタリテックさんのニュースでも紹介していただけましたー。どうもありがとうございます!

次回へ続く…。

GENELEC 6010A 2nd

2009 年 4 月 22 日 水曜日

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GENELEC 6010Aが届いてから、ひと月が経たちました。最初のレビューの印象とは基本的には変わってないんだけど、使用頻度はだんだん上がってる感じです。いくつか気に入ってる点、気になってる点を。

・まず、デスクトップという好条件なので、ディスプレイの真横に置いてある為に耳にも近く、夜など、あまり大きな音を出せないんだけどヘッドフォンをしたくない時に重宝してます。これは宅録な人たちにも良いですよね。
・6010Aだけだと、73Hz以下の低域はバッサリ切れてるので、変に低域が出過ぎる事もないのですが、中域もガッツリ持ち上がってる感覚の音なので、キックやベース確認にも重宝します。
・超低音ベースのSUB BASS系音色をアナログシンセから出す事が多いのですが、10M Studioだと小さい音の時はまったく音程がわからないのに対して、6010Aだと、音量が小さくても音程が解ります。わざわざ大きな音にして弾かなくてすむので、これは超便利。
・音の分離が良いので、位置がよく解ります。大音量で広がり系のPad系音色を弾いてると鼻血が出そうなくらい気持ちよくてクラクラします(笑)フェーザーかけちゃったり!ジュゴーーーー!!うはー!!
・正直、高域が弱いので、ハイの上げすぎに注意です。他のスピーカーやヘッドフォンとともに比較してみましょう。

とまあ、そんな所ですねー。実は6010Aに5040Aを足すとさらに印象が変わるんですが、それは次の機会に。フフフ。(前回、次回はサブウーハーなんて書いておいてアレなんですが、じらす作戦で!(何故に!))

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GENELEC 6010A!

2009 年 4 月 1 日 水曜日

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■先月中旬くらいから写真の中でいつもと違うスピーカーが見え隠れしてたので、何となくアレ?と思った人もいるんじゃないかと思いますが、この白くてカワイイヤツ、GENELEC 6010Aを使い始めました!楽器店で見かけてた時に、可愛すぎる!欲しい!と思っていたのですが、遂に手に入れましたー!って事で、GENELEC x Syncl x Ryuichiro Yamaki、開始です!!

・まず、白、黒、シルバーのラインナップがあったので、「白でお願いします」と。やっぱココは白を押さえておかないとー!と思って(笑)でも、自分の環境をよく考えて色は選びましょう。黒の環境で揃えてる人もいると思うので。

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外箱。

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内箱。
・届いた時は、「箱ちっちゃ!(笑)こんなに小さいのかー!」と思いながらも、ずっしりと重さはあって、「おー」とか言いながら(笑)ドキドキしながら箱を開けてました。何から出てきたのは、やっぱり小さいけどかなりしっかりした高級感のあるスピーカーで、まず見た目だけで大満足(笑)

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・足部分はゴムになっていて、背面のワイヤーで止まっているので、そのゴム部分を動かす事によって、傾斜角度を調整する事が出来る模様。角度によって音のバランスも変わってくるので、要注意です。
・RCAケーブルや、ステレオミニ〜RCA二股ケーブルなどなど、必要な物はすべて入ってます。5.1で使用される事も考えられているので、壁取り付け用金具も完備。

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・さて、まずは音を出してみなきゃ!と。最初はニアフィールドで使ってみようと思っていたので、普段使ってるスピーカーの上に置いて、マスター(Presonus Central Station)のいつもはラジカセが繋がってるスピーカーアウトBに自前のTRS-RCAケーブルで繋いで音を出してみた。いきなりの低音!うおー、しっかりGENELECの音〜!小さいのにちゃんとGENELEC〜!スゲー!!と、もう感動(笑)超低音ではなく100Hz〜200Hz周辺がものすごく出てる感覚。MIX前のシンセからの低音出過ぎ感が丸わかりー!ヤベー!(笑)なんつって、websiteにあるマニュアルを見てみると、やはり70Hz以下の超低音域はバッサリ切られてるので、こちらはサブウーハーの役目だなと思いましたが、その時はまだソレ届いてなかったので、また次回にでも。
・6010Aの背面には、Levelノブと、音量調整Bass Tiltディップスイッチがついていて、初期設定のBass TiltはそのままでLevelノブを最高値から少しづつ下げてみました。好きな音量感と低音感の所でストップ。小さい音でも100Hzあたりの低域がわかります。便利。でも、ノブがステップ式じゃないので、左右バランスを合わせるのが若干面倒かもしんないです。
・さて、このスピーカーの位置だと耳の高さよりも上になっちゃうので、それだけで違和感があるから、今度はスピーカーの位置を各種変更。

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間に入れてみるとか。

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10Mをどけて耳の高さでこんな所とか。それでもまだしっくりこなかったので、とりあえずまずは最初の位置に戻す。

・マスターセクションのCentral StationのスピーカーアウトB(+4)は、もともとラジカセを繋がってる端子だったので、RCAのセレクターを買うか何かしかないかなと思ったんだけど、でも、この端子からだと音量も足らないし、Volumeを上げすぎちゃうと、音が暴れて歪んでしまうし、どうもニアフィールドとしてはちょっと違うような何か違和感があったので、友達のアフロエンジニアに相談してみたら、「Cueアウトでいいんじゃないですか?」って話になったので、CueBoxのヘッドフォン端子に6010Aに付属してたステレオミニ〜RCAで繋いでみたら、音も少し高域よりに落ち着いて、音量も問題なくなり、これならオッケー!って事に。
・で、これでしばらく使ってみてたんだけど、それでも、やはりどうしてもニアフィールドとして何かが違うなー、どうしたもんかなーと思いながらGENELECのサイトを見てたら、この写真が。あれ!?ヘッドフォン端子に繋がってる!!しかも、ニアフィールドじゃなくて、デスクトップ…。ハッ!!っと気がついちゃったわけですよ。っていうか、おせーよ!と突っ込まれそうですが、そうなんです、ニアフィールドよりもデスクトップで使われる事の方に重点を置いてるような写真じゃないですか!って事は、Inputのインピーダンスもヘッドフォン端子に合わせてあるんじゃ!?(説明書で確認は出来ませんでしたが)よし!って事で、PCのモニタの脇に移動。うわー、コレだよコレ!バッチリじゃん!って感じで(笑)パソコンでDAW作業しながらダイレクトにに伝わってくる感覚。スピーカーから耳までがかなり近いからか、ヘドフォンと同じような感覚で薄いDelayやReverbの成分までしっかり聞えてきて、まさにデスクトップ。普段は基本的にパソコンに向かって作業する事が多く、スピーカーが左側にあるので、常に左耳の方から音が鳴っていて、音を確認する時とか鍵盤を弾く時にスピーカーの方へ向く事が多かったのですが、これなら、そのままパソコンに向かったまま音の確認がしっかりと出来るようになりました。

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最終的にココに。ちなみに、Macのディスプレイは20インチ。

・CueBoxのアウトからとってたのも、スピーカーセレクターのヘッドフォンアウトからとった方が音が落ち着いたのと、これなら、10M Studio、Auratone 5C、GENELEC 6010Aと切り替えが出来るので、どれかが同時に鳴る事もなく一石二鳥。1個のマスターヴォリュームで調整出来るしね。
・って事で、ラジカセも含めれば4種類のスピーカーと1サブウーハーでモニタリングって事になりました。何でそもそも沢山あるのかっていうと、どのスピーカーでも同じ感覚で聞えるのが良いmixなんじゃないかと思うので、それぞれの聞え方を確認しながら音を作ってるからなんですよー。
・そうそう、付属のステレオミニ〜RCAのケーブルなんですが、RCAのL/Rがどっちかわかりません(笑)繋げてみるまでわからないので、これは書いておいて欲しかったかもー。

■とまあ、そんな感じで。最終的に落ち着くまで2日くらいかかりましたが、新しいスピーカーが来た時というのは、より良いセッティングに結構時間がかかるもんなんですよね。とにかく、小さい音でも上から下まで良くわかるスピーカーなので、みんなも自分に最適なセッティングを見つけてもらって、よりよいGENELEC 6010Aライフをお送りくださいー。

次回はサブウーハー5040A!お楽しみにー。