▶️往年のドラムマシン、Oberheim DMXのプラグインが、GForceからリリース。
1981年にリリースされた前期Oberheim DMX、さらに1983年にアップデートされた後期DMXの両方のサウンド、
また、DMXの弟分であるDXと、同時期のSequential Drumtraksのサウンドも収録。
80年代に流行ったあの音が、そっくりそのまま出たり、
さらには、現代的にブラッシュアップされた音もプリセットされているので、
プリセットから選んでも非常に使いやすい。
Linn LM-1か、Oberheim DMXかって時代があったんだけど、
それだけ沢山の楽曲で使われてきたドラムマシン。
山木も沢山の楽曲でDMXのサンプルをサンプラーで使ったり、実機を持ってたDrumtracksでも、
特にスネアやClapなど、多分、多くの人がよく使ってる音で曲を何曲も作ってきた。
Linn LM-1より、DMX、もしくはDXの方がDirtyな感じの音という事もあるからか、
沢山のヒップホップでも使われている事も有名だし、
2021年に亡くなった、ラッパーのDMXは、このOberheim DMXが由来だったりもする。
Run DMCのあの曲や、PrinceのLM-1以外の音はコレが多い。
個人的には、Alexander Onealとか、Jam&Lewis、Chaka Khanなんかも思い出すけど、
一般的にはHerbie hancock、Madanna、New Order、Phill Collinsあたりが有名だと思う。
もう実機自体、状態の良いのが残ってなかったり、あったとしてもバカ高くなってる昨今、
なかなかフルレストアされている状態で持ってる人は少ないんじゃないかなと。
そんな中で、きちんと「Oberheim DMX」という、そのままの名前でリリースされたことは、
かなり意味のある事だと思う。
ドラムマシンの音って、そのままサンプリングして、サンプラーに並べて、
ピッチをサンプラー側でいじってると、実機でいじってる時と何か違う。(不思議)
でも、このGForce Oberheim DMXは、実機でいじってる感があるから、
きちんと「Oberheim」の冠が乗ってるのは、伊達じゃないんだろうなと。
「Oberheim」の冠をプラグインに付けられるのは、現時点でGForceだけ。
それだけ信頼されているんだろうし、GForceの技術力が高いってことだよね。
▶︎いろいろ使ってて思ったのは、
自分好みに並べ替えてセットを沢山作っておいた方がいいなってこと。
あと、現状のバージョンは、選べる音はそもそも少ないので、
将来的にユーザー波形を読み込めるように出来たらいいのにと。
この12bit感(8bitも)で、他のドラムマシンの音も鳴らしてみたいよね!
そうそう、右下のコンプをオンにすると、よく耳にしてるちょうど良い音になるのが気に入った。
GForce、コンプ作っても良いの出来そう(笑)
あ、あと注意点としては、インストール時にMIDI Packはインストールされないので、自分でフォルダコピーしよう。
DAW上にsmfを読み込んで、そのsmfのファイル名を同じプリセットをDMX上で選ぶという仕様なので、
うちの場合は、DPのContents Browserに全部突っ込んだ。Clippingsに入れてしまうとDP自体が立ち上がらなくなるので注意を!
この辺、将来的にシーケンサーが内蔵されてくれればいいのにね。
🔽気になる!という方は、代理店のハイリゾさんのページからダウンロード購入を。
今のところ、円安の関係で国内で買った方がいいかなと。
https://h-resolution.com/product/oberheim-dmx/
GForceのOberheim製品を持ってない人は、Bundleもあります。超オススメ。いや、実のところ教えたくないのだけど!(笑)
https://www.gforcesoftware.com/products/the-oberheim-bundle/
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