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2023年 買って良かったプラグイン その2「GForce Software Minimonsta2 / Oberheim OB-X」

2023 年 11 月 16 日 木曜日

▶️GForce Software Minimonsta2

リリースされた時にもブログにしたのだけど、今年はよく使ったので買ってよかったプラグインに入れた。

この手のアナログシンセのエミュレーション系プラグインは、似てる似てないはともかく、「出てくるサウンドががアナログ的かどうか」で使うか使わないかが決まると思う。minimonsta2もそんなイメージのプラグイン。ver.1の頃はそこまでじゃなかったけど、頭の中にあったmoog系音色はわりと作りやすく、その部分がver.2になって、より一層moog感が出るようになった。moogの持つのサチュレーション感というか、DAで倍音が付加される感じのアナログ感や、その先のHAで歪むか歪まないかのギリギリのところを攻めてる感があり、綺麗すぎない、ググッと前に出てくる音が気に入っている。

インターフェイスのスキンが、LightWood、DarkWood、Blackの3タイプがあって、Model-Dではなく、Voyagerな感じがするBlackがいい。音も実際新しめの感じがする。とはいえ、それがVoyagerまんまか?と言われると、多分違う。Voyagerよりプラグインらしくいろいろ出来るので、その辺は比べられないかなと。かと言って、よくあるmoog系プラグインのプラスチックな感じの音ではなく、GForceらしい温かみを感じる音なのが嬉しい。また、プラグインならではの、X-LFOとX-ADSRでのモジュレーション機能、それからユニゾンにした時の音の厚みがとにかく最高。LEADにBASSに、かなりいろいろ使えるシンセだと思う。

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▶️GForce Software Oberheim OB-X

リリースから約1ヶ月とまもないので、まだあまり使ってないのだけど、発表直後から興奮してしまってすぐに買ったプラグイン。

Oberheimのプラグインは各社から結構出ている。GForceからもSEMOB-E(EightVoice)が出ているが、なかなかコレ!っていうのが無いのも事実。そんな中でGForceが今年10月にリリースしたOB-Xは、Tom Oberheim氏監修による本格的なOberheimサウンドで、コレだよコレ!という、どんぴしゃサウンド。OB-X、OB-Xa、OB-8の80年代のOberheimサウンドが完全に蘇っている。上のminimonsta2でも、書いたけど、「綺麗すぎない」というのが、この手のエミュレーションには重要なんだけど、GForce製品は、そこを理解して作ってると思う。アナログ特有の不安定さを出すヴィンテージコントロール、16ボイス、4つのマクロ、X-LFO&X-ADSRなどなど、音色の幅を広げるのもバッチリな機能で、作曲も編曲も捗りそう。

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上記以外のオススメは、どれもこれもいいんだけど、やはり長年使ってるIMPOSCAR2。なんと3,399円。マジかよ。
ちなみに、持ってないのはM-Tron系とVSM。他は全部使ってるよ。

GForce minimonsta2がリリース。

2021年 買って良かったプラグイン その2「GForce OB-E」と「Cherry Audio Eight Voice」

GForce Softwareが再上陸! #ハイリゾ #impOSCar

GForce minimonsta2がリリース。

2023 年 3 月 1 日 水曜日

▶️GForceから、minimonstaが2へアップグレード。

GForce minimonsta2は、Moog minimoog model-Dをベースに現代的な機能を追加したプラグイン。
前のバージョンは、残念ながらApple Siliconに対応しなかったので、しばらく使っていなかったんだけど、
やっと、待望のVer.2!
リリース日の昨日は、GForceのサイトが全然繋がらなかったのだけど、
今日は大丈夫だったので、ササっとアップデート。
大幅バージョンアップで、多くの新機能が付いた。

・伝説の「Model D」のアナログ・モデリング
・[New] スケーラブル UI
・[New] パワフルなプリセット ブラウザ
・[New] 新収録 300 以上のプリセットを含む 800 以上のプリセット
・[New] ラダー フィルター
・[New] 4 ステージ エンベロープ
・[New] マトリックス リバーブ エフェクト
・[New] アナログ機器がもつ不調和性を提供するヴィンテージノブ
・[New] サウンドデザインを簡潔にする 4 つのプログラム可能なマクロ
・[New] プログラム可能なアフタータッチと拡張されたベロシティ コントロールにより、演奏性がさらに向上
・3つのオシレーターと4ポール、24dB/オクターブフィルターを含むすべてのオリジナル機能
・モノフォニック、ポリフォニック、レガート、ユニゾン トリガー モード
・X-Modifiers による幅広いモジュレーション オプション
・幅広いステレオ サウンドのパン スプレッド

Ver.1の時から、Moogモデリングのプラグインの中でも、実に使いやすい音で、
Moogハードを使わない時は、このプラグインをわりと立ち上げることが多かった。
ただ、ノブの回した時の挙動が、どちらかというとModel-DよりもVoyagerに近い気がして、
そのあたりもインターフェイスと相まって結構面白くて。

今回、Ver.2になって、Model Dのモデリングをキッチリやったようで、より一層のアナログ感が出たと思う。
OB-Eや、Oddity3なんかもそうだったけど、最近のGForceは本気を感じていい。
大量のプリセットが追加されたけど、新しくなったプリセットブラウザーで使いやすくなったところもGood。
Skinが3種類、LightWood、DarkWoodと、Blackがあるんだけど、
やはりこのプラグインは、Blackが似合う気がするね。

GForceって結構昔からあるプラグインメーカーで、特にフィルターの出来が良くて当時から重宝している。
似てるのか似てないのか?って言われると、比べてないから正直よくわからないけど、
よく知ってる音をノブを回して作ってみれば、ちゃんとお目当ての音になるし、
このオシレーターのVolume上げて歪む感じはまさしくmoogだなとは思う。
あと、このユニゾンにした時の圧倒的な音の厚みの感じ。
いやー、クルねー!

いろんなメーカーから、minimooogのモデリングプラグインは沢山出てるけど、
自分に合ったものを使うのがいいと思う。

俺の場合は、このminimonsta2か、UADxか、かなー。

新規ご購入は、代理店のサイトから。
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アップグレードはGForceからメールが来てると思うので、
そちらをご確認を。

2021年 買って良かったプラグイン その2「GForce OB-E」と「Cherry Audio Eight Voice」

2021 年 11 月 25 日 木曜日

▶️今年はOberheim 8Voiceが相次いでプラグイン化された年。

Oberheim 8 Voiceは、1977年にリリースされた、SEMモジュールが8基搭載されたアナログポリシンセ。本当にSEMモジュールをスタックさせたゴッツイ筐体で、ボイスごとに完全制御できるのも特徴。日本では、YMOのライブで矢野顕子さんが弾いていたので、ご存知な方も多いように思う。海外だとHerbie Hancockあたりだろうか。4Voiceの方は、わりと沢山の人が弾いてた記憶があるよね。

そんな8 Voiceを、2つのメーカーがソフト化。一つ目は、プラグイン黎明期からのメーカー「GForce」。二つ目は、昨年からプラグインのリリースを始めたばかりの「Cherry Audio」。それぞれ違いはあるけど、どちらもちゃんとOberheimの音がしているので、今回は、そのどちらも一挙に紹介。

GForce OB-E

「どちらが好きか」と聞かれたら、間違いなくこっちと答える。リリースされたのは今年2月。立ち上げて音出した瞬間から、「ヤバイ」としか言いようのない音がしていてる。この音の分厚さ、この揺れ感、SEM1基にしてもこの太さ、間違いなくこのシンセでしか出ない音。特にPAD系や8Voiceをモノでユニゾンで鳴らした音とか、本気で素晴らしい。

もともと「GForce」は、2000年からリリースしているものすごく息の長いメーカー。初期から「音が良い」プラグインとしても有名だった。特にFilterの出来はそれまでのソフトシンセとは一線を画すもので、当時は、ゲームチェンジャーだったように思う。「このFilterがソフトで出るならソフトでいい」と思えた初めてのプラグインでもある。「impOSCar2」は今も現役で使ってるし、minimoogをプラグイン化した「MININONSTA」も最高。そんなメーカーが、2年の開発期間を経てリリースしたものなので、悪いわけが無いよね。

しばらく日本の代理店も無かったし、新作も無く、周りではあまり使ってる人もいなくて、このまま無くなっちゃうのかな?と思っていただけに、新作が出た今年は本当に嬉しかったよね。その後、日本でもハイリゾリューションが代理店をし始めたので、とても買いやすくなったと思う。

唯一残念なのが、GForceはまだM1 SiliconのNativeサポートをしていないこと。DP11上で立ち上げると、インターフェイスがおかしくなってたり、音が出なかったりする(impOSCarは立ち上がる)ので、GForceのプラグインを使いたい時はDP10(Rosetta)上で弾いてからAudio化したのちに、DP11に持っていくようにしてる。
それって、この方法を使ってでも使いたい音がこのOB-Eにはあるということ。すごい事だよね。使えないならだいたい諦めるのに。
※Rosetta2や、Intel CPUなら何の問題もなく使えます。

▶︎GForceのブラックフライデーは最大75%オフ。これを機会に、この感動を味わってみない?

補足だけど、デフォルトだとUIがとにかくデカイ。なので、OB-Eを全体で拡大縮小したい場合は、一番左上にある三角形のマークで数値を決め、プラグインを再アサインし直しで変更可能。でも、小さくしすぎると今度は文字が見えなくなっちゃうので要注意。各モジュールだけを拡大したい場合は、Zoomを押せばOK。

Cherry Audio Eight Voice Synthesizer

もう1つは、Cherry Audioから。「2020年の買ってよかったプラグイン その7」でも、JUNO-106をプラグイン化した「DCO-106」のブログでも書いたけど、もうとにかく安いのが特徴。今回の「Eight Voice Synthesizer」だって、安くなって3160円だよ?おかしくない?(笑)

とはいえ、安かろう悪かろうではないのが、ここのプラグイン。しっかり押さえてるところは押さえている音の質感。派手さはないけど、堅実。Notch Filterもよく出来てるし、Eight VoiceらしいPADもバッチリ。ツボを押さえたプリセットは330以上。音の太さは、GForce OB-Eに比べると弱いんだけど、その時は、倍音を制御する別なプラグインで補強してあげれば問題ないしね。だって3160円だよ?(2回目)

ちなみに、UIの拡大縮小は、普通にウインドウを引っ張るだけの簡単仕様。もちろん各モジュールだけを拡大することもできるので安心。

こちらもM1 Silicon Nativeは非対応。ただ、きちんと立ち上がりはする(重いけど)ので、DP10上で弾いたあとにAudio化せず、DP11上でPreGenで鳴らすのは出来ると思う。
※Rosetta2や、Intel CPUなら何の問題もなく使えます。

▶︎Cherry Audioは、このブラックフライデーのタイミングでARP QUADRAをソフト化した「QUADRA」、そしてCherry Audioの10個のシンセをバンドルした「Synth Stack 2」もリリース。通常価格からほぼ半額。お得。

🔽どっちを選んでも面白い。

それぞれお値段全然違うけど、機能的には、ほぼほぼ一緒。予算で選ぶも良し、グラフィックで選ぶのも良し、デモソングで判断するのも良し、俺みたいに両方買っちゃって使い分けるのも良しだ。
どちらも早期M1 Silicon対応をお祈りしつつお布施を。

GForce Softwareが再上陸! #ハイリゾ #impOSCar

2021 年 2 月 22 日 月曜日

2000年からプラグインをリリースしているGForce Softwareが、日本に再上陸しました。
代理店は株式会社ハイ・リゾリューション

知ってる人はいると思うんですが、impOSCarを長年愛用しています。
主にPAD系の音色を使う事が多いんですが、プリセットが大量に入ってるので、どの音色でもイケルと思います。

元になったシンセ「OSCar」は、イギリスのEDP WASPの設計者で、NovationではSuperNovaを作ったChris Huggett(昨年お亡くなりになりました。)が1983年に開発した、デュオフォニックのDCO機です。
MIDI付きの分厚い音ですが、あまり状態の良い個体に出会ったことがないのが残念です。

そんな感じだったので、2000年impOSCarのリリース当時、飛びついたんですが、
当時のどのソフトシンセよりもフィルターの出来が良かったのを覚えてます。
今でこそ、さまざまな会社がクオリティの高いソフトシンセをリリースしてますが、
2000年初頭は、サンプリング以外のソフトシンセって、なかなか難しかったんですよね。

で、今のところ、プラグイン化されたOSCarはコレだけじゃないかと思います。
20年経ってまだVer.2かよと思う人もいると思うんですが、
それだけ出来が良いってことで。

実のところ、教えたくなかったんだけど!って、ヤツです(笑)

とはいえ、日本に再上陸してくれたのは、喜ばしいこと。
impOSCar以外にも、メロトロンのM-Tronや、ストリングスシンセのVSM、MinimoogのMINIMONSTA、ArpのODDITYもあるので、
是非、チェックしてみてください
俺もimpOSCar以外もほしいな。

impOSCar。

2011 年 9 月 8 日 木曜日


やっぱいいなぁこのソフトシンセ「impOSCar」。先日2が出たのでアップグレードしてからもかなり好みの音なのでよく使うんだけど、これを使った曲は世に出てないっつー不思議(笑)元になったOSCarはそもそもどーでもよかったんだけど、何かこー、DCO的な音、さらにFilterのかかり具合が気持ちよかったりで。

とか書いておいて何なんだけど、元がアナログで、そのシュミレートソフトとして考えてしまうと、アナログハードウエアの何つーかビリビリっていう電気が鳴ってる感じっていうの?よく表現できないけど、そこはあまり感じられない事が多いのだけれど、impOSCarにしろ、KORG Legacy Collectionにしろ、その辺が多少なりとも感じられる事があるので、弾いていてうれしくなる事があるというか。そもそもデジタルシンセだったり、そもそもソフトシンセなら別にどーでもいいのだけど、比べられるハードがある時はそこを多少意識してしまうよね。「あー、この音、ハードだったら、もっとビビビっとするんだろうなー」とか。とはいえ、ハードだったらこんな安定もポリユニゾンも考えられないから、ソフトと同じ事をハードで再現するのは大変な事なのだけれど。(モノシンセだったら、何回録音しなきゃいけないんだ!ってね)どちらも使っても、うまくMIXしてやれば、どっちでも良かったりするけどね。ようは使いようだよね。
でも、そのうち、アナログハード回帰はしたいよなー。広いスタジオが欲しいねー。