2022年 買って良かったプラグイン その1「Cherry Audio Dreamsynth」

▶️Cherry Audioというメーカー。

低価格シンセがメインでありながら、音もなかなか良くて使い勝手のいいシンセを作るメーカー。
一昨年から始めた、この「買ってよかったプラグイン」シリーズでは、毎年何かしら紹介しているし、他のメーカーと比べて、とにかく安いので、持ってる人も多いかもしれない。
最初の頃は、アナログシンセのエミュレーションプラグインを作ってるメーカーってイメージだったけど、このDreamsynthから、そのイメージも変わったので今年も取り上げた。

Dreamsynth

エミュレーションではなく、Cherry Audioのオリジナルシンセで、今年3月にリリース後すぐに買って使い倒している。
1つのオシレーターごとに、2つのWAVE(VAとPCM波形)を混ぜて使えるというデュアル波形オシレーターが3系統。さらに、フルポリフォニックのアナログストリングスオシレーターも付いた合計4系統のオシレータを使って音を作るという、ゴリゴリのPCMシンセ。
この辺のVAとPCMのハイブリッド感は、ちょっとRolandっぽいのかもしれないなと。

PCM波形は、Ensoniq ESQ-1、KAWAI Kシリーズ、SCI Prophet-VSなどからサンプリングされたもの。
全体的になんとなくEnsoniqの香りがする音が多い気がするんだけど、最初に名前が来てるあたり、比較的多めにサプリングされてるのかもしれないね。
フィルターはOberheimスタイルの-12db/オクターブ・マルチモード。モジュレーションも、エフェクトも充実。もう言うことなしのスペック。
あと、去年紹介したEight Voiceもそうだったけど、バカでかいインターフェイスなので、すべてのノブが見えてるのがイイ。1画面で見渡せるのは非常にやる気にさせるよね。

いやー、ほんとにPCMシンセって大好きで。
Dreamsynthは、生楽器はほとんど入ってなくて、シンセオシレーターばかりなんだけど、それを自由に組み合わせて作られている音は、アナログシンセやFMシンセとは全然違うモノ。
そこがさらにCherry Audioならではの独特の世界観を押してる気がする。

願わくば、次のバージョンでオシレータをさらに増やしてもらえたらと。そうしたらさらに音色の幅が広がるだろうと思う。期待したい。

お求めはbeatcloudで。

■20221119
・Ventura対応のVer.1.4.0がリリース。

🔽Cherry Audioは、先日、4opのFM音源「Sines」をリリースしたばかりだが、さらに11/22に新製品をリリース予定。渋谷の風景だし、Blade RunnerっぽいのでCS-80かな?こちらも期待したい。

▶︎ブラックフライデーセールはあったらお知らせします。


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