2019 年 3 月 のアーカイブ

MOTU DP10を使い始めてます。

2019 年 3 月 11 日 月曜日

先月からDP10を使い始めてます。
でも、DP9.52までとほぼ同様の使い方しかしてなかったので、
ブログに書くタイミングをすっかり逃しちゃって、今になっちゃいました。
みなさま、DP10使ってますかー?

DP10はmojave対応になりました。

DP9.52の時点でも、USモードで使ってる分には何の不自由もなく使ってました。
でも、いつのまにか「ことえり」が日本語モードになっていて、
トラック名に日本語で打っちゃって、間違えた!とdeleteキー押しちゃった日にゃー、
ズトン!と、DPが落ちちゃって。

そもそも、英語圏のアプリケーションで、
トラック名やオーディオファイルに日本語(2バイト文字)を使うのはご法度だと思ってるので、
(日本語のファイル名だと読み込まないor見えないことがあるアプリorプラグインもある)
DP内で歌詞以外の「日本語を打つ」ってことは無いんですが、
別アプリからDPへ戻った時に、不意に「ことえり」に変わっているのが
怖くて怖くて。
まー、その辺がDP10で解決してくれたのが俺的な一番のアップグレードポイントです。
mojave使ってない人にはあまり関係ないかもですが。

あ、そうそう、今、3月11日時点では、DP10内に日本語のマニュアルpdfが無いのが残念ですね。
初めてDP買った人は、ひとまず英語のマニュアルを読みましょう。
「つかえねー」って言ってる人は、大概マニュアルを一切読んでない人じゃないかなと。
分厚いマニュアルが一番の参考書なので、早期日本語化希望です。
 

さて、気になる新機能や変更点をいくつか見ていきましょうー。
チェックしながらなので、追記していくこともあると思います。

■Clip Window
DP10の一番の目玉っぽいんですが、今のところあまり使えてません。
Ableton liveのような、ループなどのネタをどんどん仕込んでいって再生させる…
というイメージですが、そもそもループ自体をあまり使わないので、使い所を模索中です。
新しいオーディオストレッチのお陰で、tempo追従は素晴らしいので、
いろんな素材をストックするのに良い機会になるかなと。
あとは、Clipping機能に貯めてある自分で作ったドラムループのMIDIとかも、
もうちょっと簡単に使えるかもしれないなーという気もしてます。
しかし、Clip Windowsの専用トラックなのかと思ってたら、
通常のトラック上でびっくりしました。
Ableton Liveを使ってる人からすると、全然違うそうですが、
日本語マニュアルが出てかららもうちょっとじっくり考えたい機能です。
でも、Polarの二の舞になりそうな気も若干(笑)

まずは、腐るほど持ってるLoop素材を、暇な時間を見つけて分類分けしておこうかな。
気が遠くなるなー。

あ、そうそうUVI Falconの右カラムからループをClip Windowに直接入れようかと思ったら出来なかったんだけど、
UVI Workstationで読み込んでからならOK。
右下のDrag&Dropを使いましょう。


 

■オートでのストレッチAudio機能の追加
前述もしたけど、オーディオストレッチの追従はすごいなと。
テンポを変えれば自動でストレッチされます。
(トラックのSTCとCSHをオン)
DP9.5からのZynaptiqエンジンのお陰で、いろいろ出来ることが増えていってますね。

これのお陰で、オーディオが沢山並んだプロジェクトでテンポを変更しても、
オーディオの配置とかの見た目まんまでテンポだけ変わります。
すごいです。
ランダムにテンポ変えたり、Tempo Sliderで動かしても、
キッチリついてくる。音切れもなくテンポ変わります。
もうビックリ。

Aさん「Tempo2上げてー」
俺「トラック沢山あるので10分待ってー!」
が、無くなってしまった。
嗚呼!休憩時間ナシじゃん!

■オーディオストレッチレイヤー
SequenceEditorとWaveform Editorにストレッチのレイヤーが出来ました。
ループ内のこの部分だけをストレッチしたい!とか、今までCUTしてズラして…ってやってたのをカットせずに出来ます。
画像は、もともとはジャストタイミングだったのをズラしてます。

■ビート検出機能の強化(BEAT DETECTION 2.0)
レコーディングしたり、ドラッグ&ドロップしたりしたオーディオファイルの、
BEAT(tempo)を自動で検出する機能なんですけど、
ストレッチAudioが新しくなったことによって、機能が強化されました。

■ウェーブフォームエディターの改良
便利になったらしいです。
普段は、あまりWAVEFORMエディター内で何かをすることって無かったので、よくわかんないんですが、
例えば「この音のLchのココだけいらねーんだよな。」っていうのが、削除できます。
便利な気がします。

こんな感じで。
最初のブロック、ハットが消えてるのわかりますか?
(次のブロックと同じような感じで並んでました)

■コンテンツブラウザ
Mutantのような、ファイルブラウザーが付きました。
Clippingsや、Audioファイルのフォルダを登録しておいて、
確認の再生や、トラックへのDrag&Dropが出来ます。
DPは、SD2ファイルに対応しているので、SD2ファイルも再生出来るっていうありがたい機能です。
ただ、サンプリング周波数が違う場合、例えば、48kHzのAudioファイルを96kHzのプロジェクトでクリックしちゃうと、
再生速度が速くなっちゃいました。
この辺は次のバグフィクスで直って欲しいです。
あとは、コンテンツブラウザ上で変換も出来ちゃうとありがたいなー。
それと、ダブルクリックするとWAVEFORMエディターが立ち上がって欲しいですねー。
今後に期待です。

■VCAフェーダー
今までもMIX時に、VCAトラックがあればなーと思ったことが多少あるので、
付いてくれて良かったなーと思う機能です。
簡単に言うと「グループ化しているトラックのオートメーションを1本のフェーダーで。」
という感じですが、VCAフェーダーでオートメーションすると、
グループしてあるフェーダー操作をいっぺんに出来るようになります。
説明が難しいんですが、Auxでまとめた音の音量の上げ下げとは違う音になるよーって感じです。

■VST3対応
MacだとAUがメインなので、あまり関係ないかなと思うんですけど、
フリープラグインだとVSTのみとかあるので、そういうので使う可能性もあるのかも。

■MOTUインストルメントサウンドバンク
シンセサウンド以外の総合音源です。
元はUVI PlugSound Pro(現在ディスコン)からの抜粋であり、
基本的には、MOTU MachFive3(マークファイブと読みます)に付属されていた「Universal Loops & Instruments」と、ほぼ同じものです。
UVI Workstationか、UVI Falconで読み込みが出来ます。
内容はそれほど変わらないようですが、音質が調整されてたり、macroの数が違ったりしてます。
MachFive自体は、UVI Falconとして進化してますので、最新版が欲しい人は是非Falconをご購入ください。
先日、ProToolsに、Avid版PlugSoundProが付いたりして、
あちらは、スクリプトもちゃんとしてて、インターフェイスも出来上がってたので、
MOTU版も!?と期待したのですが、こちらにはインターフェイスがありませんでした。
残念です。時期バージョンで付けて欲しいです。

■ユーザーインターフェイススケール
これは待ってた人多いんじゃないでしょうか。
インターフェイス全体のスケールを変更出来ます。
cmdと+で全体を拡大、cmdと-で全体を縮小です。
4Kモニタを使ってる人などは、「文字が小さすぎて読めない!」って謙さんバリに叫んでた人多いと思うんですが、
これで読めるようになると思います。
謙さんには内緒だよ。

個人的には、拡大するのは好きじゃないので、細かい文字のまま使います。
23インチ2560×1440で使ってます。
乱視ギミなのでメガネ必須ですけどー。

あのメガネ(ルーペ)は、先日かけてみたんですけど、クラックラしました。俺にはまだ早そうです。

■コマンド実行ウインドウ
Shift+SpaceBarらしいです。
コマンドラインでDPを制御出来るらしいです。
一瞬スポットライト検索が立ち上がったのかと思う画面ですが、
「機能名はわかるけど、何処にあるかわからない」って時に、
機能名を入れると、実行できるみたいです。

■クオンタイズ、グルーヴクオンタイズ機能の改良
MIDIノートやオーディオオートメーションなどのクオンタイズ時に、
CC#やオートメーションのクオンタイズの有無を指定することができるようになりました。
そうか、今まで出来なかったのか。あまり気にしてなかった。
間違えたらもう1回やればいいと思ってたくらいで。

■オルタネートツール

こんな感じでフルでツールを表示させてる身としては、
オルタネートツールがどういうものなのかよくわからないので調べてみました。


PreferenceのControl Panelに「Keep Tool Palette Visible When Displaying Editpr Tools」ってあるんですけど、
フルで表示させる時は、ココにチェック。
うちはフル表示なので、チェック入ってました。
で、ココをオフっておくと、コントロールパネルには、こんな感じで表示されるようになります。

今、これ、上下に同じカーソルアイコンが出てる状態で、
下のカーソルをクリックしてツールパレットを表示させてます。
そう、上下でそれぞれツールパレットがあるという感じです。

なんで2つに分けたのか…はよくわかんないんですけど、
よく使う項目2個を置いておくとかですかね。
うーん。
「狭い画面で使う時に便利」という理由以外で、
何でオルタネートツールの方が良いのかわかるまでは、
フル表示に戻しておきます。ポチっとな。

■絶対vs.相対グリッドスナッピングと、グリッドに吸着機能のオートモード。
グリッド吸着機能ですね。
どう使うかはこれから考えます。

■トランスポートキューイングの移動間隔

トランスポートコントロールにあるキューボタン(早送り/巻き戻し)の移動間隔を設定することができるようになりました。
例えば、低速早送り/巻き 戻しボタンを1小節に、早送り/巻き戻しボタンを4小節に設定することができます。
設定単位には、ビート、ティック、フレーム、秒等を使用することができます。

便利な機能だと思います。
もともと、そのボタン、まったく使ってなかったので、(テンキーで数字打っちゃう)
使うかどうかはわかんないですけど、覚えておきます。

■リージョンコマンドプリセット
クオンタイズ、トランスポーズ、デュレーション、スプリットノートでプリセットを作成することができるようになった模様です。
クオンタイズ以外、使うかなー?
今までも、最後に使った数字が残ってたから、それで良かったんだけど
まー、でも、プリセットとして残しておけるのは、何でも便利なんだと思う。

▶︎追記(20190316)
これ、9.52までは、トランスポーズはDPを1度落とすとデフォルトに戻っちゃってたんですけど、
プロジェクトごとに、最後に使った数値を覚えてる模様です。
例えば、半音アップの「B2 → C3」とか。
クオンタイズに関しては、今までも最後に使った数字で表示されていました。

■イベントリスト”クイック”フィルター
Event Listの上部にフィルターセクションのボタンが出来たそうです。
いちいちフィルターウインドウまで行かなくていいのは助かるね。

■シーケンスエディターのエフェクトインサート
これだ。便利かも。

■トラック表示の改良
これ、待ってました!
トラックリストで複数のトラックを選択して、上下にドラッグ移動することが可能に。
やっと!
今までは、必要なトラックをフォルダ化して移動、移動後にフォルダを削除していたので、
その手間が無くなったのがありがたい!

▶︎追記(20190316)
トラックを移動する時のアニメーションも変わりました。

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トラック移動時のヌルヌル感。 . #motu #dp10

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■MIDIコントローラーデータのオーバーダブ

MIDIコントローラーデータのオーバーダブ時、トラックのオートメーションモード設定(タッチ、ラッチ等)に
応じて新しいデータを古いデータの上に上書きできるようになりました。

▶︎追記(20190316)
これ、体験しました。
書き換えるのにはこっちの方が便利ですね。
今までだと、「ここから変えたい」ってところを削除してからやってたので、
変えたいところから動かすだけで変更されます。
PitchBendもCC#も。

■トラックデータクリッピングの改良

トラックデータを含むクリッピングをトラックリスト、トラックオーバービュー、シーケンスエディターへドラッグ&ドロップ可能になりました。
ドラッグ&ドロップ時には、1オペレーションで新規トラックを作成し、
タイムラインの任意の位置へドロップすることができます。
また、クリッピング内の複数のトラック間のバス設定も保持します。

トラックのコピペが便利になったっちゅーことだな。

■ズームメニューの統合
表示メニューのZoomに統合と。

■サウンドバイトドラッグの改良

シーケンスエディターでサウンドバイトをドラッグ移動する際、
サウンドバイトの外枠だけではなくウェーブフォームも表示したまま移動できるようになりました。
また、新しい位置情報やオフセット、スタートタイム、エンドタイム等を示した情報タブも併せて表示します。


ドラッグした時の表示の仕方が変わってた。
上のトラックを2つ下にドラッグしたところ。
これなかなか良いかも。
グラフィックに負荷はかかりそうな気はするけど。

■MIDIノート表示設定

環境設定のMIDI編集に新しい設定事項を追加しました。
グラフィックエディターのノートグリッドに表示するMIDIノート内に
ノートナンバーやオンベロシティバーを表示することができます。


(わかりづらかったので原寸大にしました)
普段はこの表示。昔からずっとコレなので、拡大することもあまり無いんだけど、
今回からは、拡大するとノートナンバーが見える。
拡大率は左上を。


(わかりづらかったので原寸大にしました)
ノートナンバーが見える最小の拡大がこれくらい。
最初のままだと全体が見えなかったので、Pitch BendとCC#の表示領域を若干狭くした。
上のより3段階ほど拡大。
俺が拡大するとしたら、これくらいかなー。
これ以上大きく拡大しちゃうと、全体を把握出来なくて。
ヴェロシティ関連の表示も変わってます。
ノートの右側が白くなってると思うんだけど、これ、左から0〜128のヴェロシティで、
どの音がどれくらいのヴェロシティで自分が弾いてるのかが、一発でわかるようになってます。

まー、慣れですかね。

■ドラッグのキャンセル

エスケープキーを押して、ドラッグのキャンセルを行うことができるようになりました。

ほー。

■フォーカスセル

コンソリデイトウインドウ内のセルのタイトルバーをクリックすると、
セル枠を強調表示にし、そのセルがフォーカスセル(現在作業中のセル)になっていることを示します。

うん。枠付くね。
でも、どっちのセル?って確認してる時間は無いからクリックしちゃうよね。多分。

■バイトゲインフェーダー

シーケンスエディターでオーディオトラックを縦方向に十分にリサイズした場合、
サウンドバイトの左下隅にバイトゲインの設定、及びフェーダーを表示します。


ByteGain自体はもともとあったんだけど、
ココにフェーダーが付いたことによって、さらに使うようになりました。
新機能の中で一番使ってるかもしれない。
ボーカルの上げ下げとかね。

■プレイバックワイパーのグリッド吸着

プレイバックワイパードラッグ時に、プレイバックワイパーをグリッドに吸着する機能を追加しました。

小節がグリッドになってたら、小節の頭に吸着するってことね。
あまり使わないかもしれないなー。(テンキーで小節数打ってしまうので)

■その他、気になった部分
▶︎追記(20190316)

あれ?立ち上げてすぐの画面、右側のNEWS表示の「>>」押してもNEWS表示されなくない?

▶︎追記(20190317)

Regionメニューから「Insert Continuous Data…」を選ぶと必ず落ちます。
「Reassign Continuous Data…」も同様ですね。
「Thin〜」と「Change〜」は大丈夫。

▶︎追記(20190317)
DP9.52まで、ソフトシンセのバウンス時、途中から音が無くなってしまうバグがあったんですが、
DP10では、今の所そのバグが出てません。
何度やっても大丈夫。

▶︎追記(20190317)
DP9.52&Mojaveで、
SoundbyteのExportの時のダイアログがどんどんどんどん広がっていっちゃうバグがあったんですが、
こちらも解消された模様です。
本当によかった…。

 
 

▽以上、新機能や変更点一覧でした
俺としては、アップグレードしてよかったです。
最初に書いたみたいに、落ちることも無くなったしね。
今のところすごい安定してるし、PreGenの最適化が進んだ気も若干するし。
軽くなったのか重くなったのかは、そこまで重いプロジェクトを走らせてないのでわからないけど、
MIDI(プラグイン)30トラック、Audio30トラックくらいのは、楽に動いてます。


Audio Performanceの表示が変わったのもあってか、CPUバーストも減った気がするし、
PreGenが裏で動いてるか動いてないかもなんとなるわかるようになったしね。

全体的な部分で、一つ要望があるとしたら、Magic Track Padに対応して欲しいです。
拡大縮小が、ピンチして出来ないのがツライ。

その他、詳しくは、代理店ハイリゾのDP10ページへ。
DP9.52とmojave使ってて、アップグレード迷ってるなら、した方がいいと思います。
古いOS使ってるなら、そのOSに合ったバージョンを使った方がいいです。(その方がトラブルは少ないです)
でも、是非、新しいOSで、新しいDP10を使ってみてください。

ではでは、そんな感じで。
もし、使ってるうちに何かあったら追記する可能性あります。
でも、その前にアップデートが来る可能性もあるので、
その時はアップデートを優先で。


パッケージ版はこちらから

KORG Gadgetがver.2になったのでアップグレードしました!

2019 年 3 月 6 日 水曜日


先日、KORG GadgetがVer.2になりました。
今回のバージョンから、iOS版、Mac版、そしてWindows版も登場です。

KORG Gadgetがあれば曲が簡単に作れます。
シーケンサーと音源が一体になったアプリです。
iOSではもうド定番ですよね。
他のDAWを使わなくてもアプリ内だけで完成させる事が出来るので、
簡単なDAWだと思ってくれると間違いないんではないかと。
さらに、Mac/Win版では、Gadget(モジュール)が、
AU/VSTプラグインとして立ち上がるので、
かなりの量の音源(KORGサウンド)が一気に手に入る事にもなります。
 

■Ver.2の機能追加は以下。
・新しい6つのGadget(現在は4種類のみ。)
 Memphis:MS-20
 Pompei:POLYSIX
 Taimei:MIDIアウトモジュール
 Durban:Bassエフェクトプロセッサー
・カラーを見直した新デザイン&ユーザーインターフェイス
・テンポチェンジ
・Fade in/out
・エフェクトも3つ追加
・Windows版は、今のところGadget数に制限あり。
・後日、セガの「OTORII」とタイトーの「EBINA」という2種類のGadgetが追加予定。
 

■俺の場合の使い方。
iOS版もMac版も両方使ってます。

まず、iOS版では、曲のスケッチがメインです。
(現在は、iPadPro 11インチを使ってます)

最近は、あまりノマドワークをする事もなくなってきたのですが、
例えば、実家に帰った時とか、出張先のホテル、新幹線の中、公園とか、カフェとか。
出かける時はMacBookProは持ち歩かず、
iPadProのみをバッグに入れておく事が増えました。
那須塩原に約4年ほど戻っていた時期に比べると、
長期間家を開ける事がなくなっているので、
1泊2日程度ならば、iPadProだけで十分です。
(急ぎ対応しなきゃいけない事があるってわかってる時はMacBookProを持ちますが)

さらには、リビングでソファーに寝っ転がりながらとか。
宅急便待ちでどうしてもリビングにずっといないといけない時とか、
iPadって便利ですよね。

そんな環境の時は、KORG Gadgetを使って、曲のスケッチをします。
オーディオインターフェイスもMIDiインターフェイスもいりません。
すべて指だけでok。
本当に30分くらいで作ったラフなスケッチですが、こんな感じのを沢山作ります。
(過去に作ったスケッチなので特に新しい機能を使ってるわけではないのでご注意を)


 

で、仕事部屋に戻ってきてから、このiPadProで作ったデータを、Macで再生します。

KORG Gadgetは、iOSとMac間のデータ共有にiCloudを使います。
なので、iOSで作った曲が、そのままMac上でまったく同じ音で鳴るんです。
しかも、それをMIDIデータとして保存して、
DAWで読み込み、必要なGadgetプラグインを立ち上げれば、
普段使ってるDAW内で、完璧に再現ができるという流れです。

Mac版のスタンドアロンのGadgetは、ほぼ確認と変換しか使ってません。

SMFでのMIDIデータの互換性や、
Audio貼り付けによっての互換性は他のアプリでも出来ると思うんですけど、
Mac版のGadgetは、すべてがAU/VSTプラグインとして読み込めて、
DAW上で「MIDIの状態で同じ音で鳴らせる」というのが最大の強みだと思います。
 

■さて、今回のアップグレード内容を見てみましょう。

追加された音源のGadget以外は、 スタンドアロンやiOSでGadget本体を使う人向けなので、
新しく追加された4つの音源Gadgetについてを。

基本的にはMS-20とPolysixの音源と、
MIDIアウトモジュール、Bassエフェクトプロセッサーです。
KORG Collection(元KLC)をもう持ってる人からすると、
今のところ音源は増えた感じはしません。
MIDIアウトモジュールの「Taipei」はプラグインとしては表示されず。
(DAWでは必要ないからかな)
Bassエフェクトプロセッサーは、エフェクトプラグインとして機能します。

プラグイン目当ての人からすると、ちょっとアップグレード内容が薄い気がしますが、
後日モジュールが2つ追加されますので、期待を込めてアップデートしましょう。

余談ですが、「KORG Collectionと、Gadgetのプラグインって音違うの?」って、
よく聞かれます。
結論から言うと同じプリセット名のものなら、ほぼ同じような音がします。
「ほぼ同じような」というのは、エフェクト部分が違ったりするので、
厳密には同じ音は出ません。
Gadgetプラグインの方が軽いので、処理も違うのかもしれませんね。
Gadgetプラグインを気に入ったら、KORG Collectionも買いましょう。
もっとしっかりEDIT出来ます。

KORG Collectionについてはこの辺を。オフィシャルデモ曲も作ってます。

KORG Collectionリリース! #KORG #korgcollection #KLC #korglegacycollection

■現在、全38種類のGadgetの中からお気に入りをいくつか紹介。

Marseille
 TRITONとか、KORGのワークステーション的な見た目です。
 ピアノ、ギター、ベース、シンセ、一通り入ってます。
 音もTRITONです。かなりTRITONに近い音源です。
 なので、そういうPCM音源的サウンドを使う時は、
 まず、コレを使います。

Miami
 シンセベース音源です。
 Wobbleに代表されるLFOを使ったサウンドを簡単に作る事が出来ます。
 オシレーターに変調を加えるCARRIERパラメータが面白いです。
 Wobbleは簡単に設定出来ます。

Amsterdam
 インパクト音が沢山入った音源です。
 ここぞって時に「ドーーーン!」とか「バーーーン!」とか、よく使います。
 4パートなので、音を重ねて出すのもアリです。

Kingston
 8ビットサウンド!
 往年のATARIっぽいアーケードゲームのサウンドが沢山入ってます。
 RUN!ボタンでアルペジエーターを、
 JUMP!ボタンで音の高さを調整するところも面白いです。


Recife
 サウンドのEDITスタイルが、AKAI MPCっぽい感じで視覚的にもわかりやすいです。
 音もかなり好きです。

Kamata
 完全なバンダイナムコサウンド。
 あの頃の記憶が蘇ります。
 4bit音源です。

Lisbon
 公式には「Sci-Fiシンセ」って書いてあるので、ちょっとわかりづらいんでけど、
 Gadget内のシンセ音源としては断トツの素晴らしいポリフォニックシンセサイザーです。
 PadにLeadにBrassに何でも使えます。

Glasgow
 iOSでは、KORG Moduleアプリを買わないと使えないGadgetなんですが、
 Mac版では標準装備です。
 これもMarseilleと同様、TRITONです。
 iOS版のKORG Moduleには、TRITON音色を足す追加パッチがあるのですが、
 その辺が入ってます。
 あ、あと、メロトロン音源も入ってるので、
 PCM音源としてバッチリな内容です。

その他、沢山あるGadget一覧はオフィシャルサイトをご覧ください。

■気になる!という方は、iOSはAppStoreから、
Mac/Win版はKORG Shopからダウンロード購入を。

既存のiOS版Gadgetユーザーは無償アップデートです。
Mac版は、KORG IDにログインしてクーポンを発行してから購入してください。

ではでは、そんな感じでー!Enjoy!

KORGのSHOWROOMへ行ってきました。

2019 年 3 月 5 日 火曜日


用事があったので、稲城市のKORG本社1Fにある、ショールームへ久しぶりに行ってきました。

まずは、プリセット制作に関わったKORG KROME EXをチェック。
おお、入ってる!入ってる!
見覚えのあるプリセット名が多々!
いいわー。

詳細はこちらから。

KORG KROME EXの新プリセットを一部制作しました!


そして、ずっと気になってたminilogue XD
え?この筐体でこんな音出ちゃうの?ってくらい。
今までのminilogueとは違うprologueよりの音。
そして、やはりジョイスティック。使いやすいわー。
いいわー。

と、ブツブツ言いながら帰ってきました。

欲しいなぁ…。

RYPPHYPE「Touch Your Heart feat. 田口恵那」のAcoustic VersionをYouTubeだけで公開!

2019 年 3 月 4 日 月曜日

RYPPHYPE 「Touch Your Heart feat. 田口恵那」のアコースティックバージョンをYouTubeだけで公開しました!
是非見てくださいませー。

Touch Your Heart feat. 田口恵那(Acoustic Version)

 
アルバム「NEXTLEVEL」好評配信中!

RYPPHYPE
FaceBook Page:https://www.facebook.com/rypphype/
Instagram:https://www.instagram.com/RYPPHYPE/
Twitter:https://twitter.com/RYPPHYPE

※RYPPHYPE(ライプハイプ 略称ライハイ)
前身のR.Yamaki Produce Project(RYPP)を改名。RYPPと、英語圏スラングで「ワクワクする 興奮する 盛り上がる」という意味の「HYPE」を組み合わせた造語。
山木自らのボーカルとシンセサイザーをメインに、長年の音楽仲間であるギタリストの高橋圭一、高校生の頃からの友人でもあるマルチプレイヤーSpam Kasugaiのベース、ボーカルのerina.で構成。楽曲の特色に合わせ、フィーチャリングボーカリストも積極的に起用。多様なコラボレーションを展開している。

 

RYPPHYPE feat. 橋本愛奈で撮影してました。

2019 年 3 月 4 日 月曜日


背景で何をやってたかもうバレバレかと思いますが、
今回は、橋本愛奈を迎えての撮影でした。
公開はもうちょっと先になりますが、
期待してしばしお待ちを!

RYPPHYPEで集まってる日は、
必ずInstagramの、ストーリーズを投稿しまくります。
突然始まるので、いつかわかりません!
なので、RYPPHYPEのInstagramのフォローをお待ちしてます。
https://www.instagram.com/RYPPHYPE/

そんな、橋本愛奈も参加している、デジタルアルバム「NEXTLEVEL」
好評配信中です!
 

 

 
しかし、先日気がついたんだけど、
このバージョン、アコースティックというよりも、
もしかしてオルタナティブって言い方の方が当てはまるのかもしれない。
アコースティックで押し通すけどさ!

CHVRCHES at 豊洲PIT 行ってきました。

2019 年 3 月 2 日 土曜日


念願のCHVRCHES(チャーチズ)のライブに今日(昨日)3月1日行ってきました。
整理番号が200番台だったので、前から6〜7列目あたりでかなり良い場所!
(グッズ買ったりトイレ行ったりしてなきゃもうちょっと前に行けたかもって話もちらほら)

CHVRCHESは、イギリスのグラスゴー出身の3人組グループです。
現在は拠点をアメリカに移したそうですが、
イアンやマーティンのキラキラしたシンセサウンドとローレンのヴォーカル。
CHVRCHESの曲には、何かこう青春の甘酸っぱさのようなところがあって、
シンディーローパーやマドンナ、デペッシュモード、A-HAとか、レベッカとか。
自分が中高生だった時に聴いていた曲へ思いのようなのが、蘇ってきたりするんです。
そんな、何をとってもドハマリしてしまっていて、
ここ数年、ずっと追いかけてきました。

でも、ライブにはあまり縁がなく、
今回、念願の、念願の初参戦です。

ライブの見せ方とかも参考になることも沢山。
そんな分析はこっちへ置いておいて、
本当に行って良かった。
すんごい楽しかった!
セイセイセーイ!

次は、サマーソニックなんだとか!
でも、その前に、「MARSHMELLO feat. CHVRCHES」が3月8日に出るんだとか!!!
いやー、楽しみ。本当に楽しみ!!

興奮して今日眠れるかなー(笑)

モバイルなら撮影OKだったので、Instagramにいくつかアップしました。

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#CHVRCHES #leaveatrace #豊洲PIT #japan

Ryuichiro Yamaki/山木隆一郎さん(@yamaki74)がシェアした投稿 –