KORG Gadgetがver.2になったのでアップグレードしました!


先日、KORG GadgetがVer.2になりました。
今回のバージョンから、iOS版、Mac版、そしてWindows版も登場です。

KORG Gadgetがあれば曲が簡単に作れます。
シーケンサーと音源が一体になったアプリです。
iOSではもうド定番ですよね。
他のDAWを使わなくてもアプリ内だけで完成させる事が出来るので、
簡単なDAWだと思ってくれると間違いないんではないかと。
さらに、Mac/Win版では、Gadget(モジュール)が、
AU/VSTプラグインとして立ち上がるので、
かなりの量の音源(KORGサウンド)が一気に手に入る事にもなります。
 

■Ver.2の機能追加は以下。
・新しい6つのGadget(現在は4種類のみ。)
 Memphis:MS-20
 Pompei:POLYSIX
 Taimei:MIDIアウトモジュール
 Durban:Bassエフェクトプロセッサー
・カラーを見直した新デザイン&ユーザーインターフェイス
・テンポチェンジ
・Fade in/out
・エフェクトも3つ追加
・Windows版は、今のところGadget数に制限あり。
・後日、セガの「OTORII」とタイトーの「EBINA」という2種類のGadgetが追加予定。
 

■俺の場合の使い方。
iOS版もMac版も両方使ってます。

まず、iOS版では、曲のスケッチがメインです。
(現在は、iPadPro 11インチを使ってます)

最近は、あまりノマドワークをする事もなくなってきたのですが、
例えば、実家に帰った時とか、出張先のホテル、新幹線の中、公園とか、カフェとか。
出かける時はMacBookProは持ち歩かず、
iPadProのみをバッグに入れておく事が増えました。
那須塩原に約4年ほど戻っていた時期に比べると、
長期間家を開ける事がなくなっているので、
1泊2日程度ならば、iPadProだけで十分です。
(急ぎ対応しなきゃいけない事があるってわかってる時はMacBookProを持ちますが)

さらには、リビングでソファーに寝っ転がりながらとか。
宅急便待ちでどうしてもリビングにずっといないといけない時とか、
iPadって便利ですよね。

そんな環境の時は、KORG Gadgetを使って、曲のスケッチをします。
オーディオインターフェイスもMIDiインターフェイスもいりません。
すべて指だけでok。
本当に30分くらいで作ったラフなスケッチですが、こんな感じのを沢山作ります。
(過去に作ったスケッチなので特に新しい機能を使ってるわけではないのでご注意を)


 

で、仕事部屋に戻ってきてから、このiPadProで作ったデータを、Macで再生します。

KORG Gadgetは、iOSとMac間のデータ共有にiCloudを使います。
なので、iOSで作った曲が、そのままMac上でまったく同じ音で鳴るんです。
しかも、それをMIDIデータとして保存して、
DAWで読み込み、必要なGadgetプラグインを立ち上げれば、
普段使ってるDAW内で、完璧に再現ができるという流れです。

Mac版のスタンドアロンのGadgetは、ほぼ確認と変換しか使ってません。

SMFでのMIDIデータの互換性や、
Audio貼り付けによっての互換性は他のアプリでも出来ると思うんですけど、
Mac版のGadgetは、すべてがAU/VSTプラグインとして読み込めて、
DAW上で「MIDIの状態で同じ音で鳴らせる」というのが最大の強みだと思います。
 

■さて、今回のアップグレード内容を見てみましょう。

追加された音源のGadget以外は、 スタンドアロンやiOSでGadget本体を使う人向けなので、
新しく追加された4つの音源Gadgetについてを。

基本的にはMS-20とPolysixの音源と、
MIDIアウトモジュール、Bassエフェクトプロセッサーです。
KORG Collection(元KLC)をもう持ってる人からすると、
今のところ音源は増えた感じはしません。
MIDIアウトモジュールの「Taipei」はプラグインとしては表示されず。
(DAWでは必要ないからかな)
Bassエフェクトプロセッサーは、エフェクトプラグインとして機能します。

プラグイン目当ての人からすると、ちょっとアップグレード内容が薄い気がしますが、
後日モジュールが2つ追加されますので、期待を込めてアップデートしましょう。

余談ですが、「KORG Collectionと、Gadgetのプラグインって音違うの?」って、
よく聞かれます。
結論から言うと同じプリセット名のものなら、ほぼ同じような音がします。
「ほぼ同じような」というのは、エフェクト部分が違ったりするので、
厳密には同じ音は出ません。
Gadgetプラグインの方が軽いので、処理も違うのかもしれませんね。
Gadgetプラグインを気に入ったら、KORG Collectionも買いましょう。
もっとしっかりEDIT出来ます。

KORG Collectionについてはこの辺を。オフィシャルデモ曲も作ってます。

KORG Collectionリリース! #KORG #korgcollection #KLC #korglegacycollection

■現在、全38種類のGadgetの中からお気に入りをいくつか紹介。

Marseille
 TRITONとか、KORGのワークステーション的な見た目です。
 ピアノ、ギター、ベース、シンセ、一通り入ってます。
 音もTRITONです。かなりTRITONに近い音源です。
 なので、そういうPCM音源的サウンドを使う時は、
 まず、コレを使います。

Miami
 シンセベース音源です。
 Wobbleに代表されるLFOを使ったサウンドを簡単に作る事が出来ます。
 オシレーターに変調を加えるCARRIERパラメータが面白いです。
 Wobbleは簡単に設定出来ます。

Amsterdam
 インパクト音が沢山入った音源です。
 ここぞって時に「ドーーーン!」とか「バーーーン!」とか、よく使います。
 4パートなので、音を重ねて出すのもアリです。

Kingston
 8ビットサウンド!
 往年のATARIっぽいアーケードゲームのサウンドが沢山入ってます。
 RUN!ボタンでアルペジエーターを、
 JUMP!ボタンで音の高さを調整するところも面白いです。


Recife
 サウンドのEDITスタイルが、AKAI MPCっぽい感じで視覚的にもわかりやすいです。
 音もかなり好きです。

Kamata
 完全なバンダイナムコサウンド。
 あの頃の記憶が蘇ります。
 4bit音源です。

Lisbon
 公式には「Sci-Fiシンセ」って書いてあるので、ちょっとわかりづらいんでけど、
 Gadget内のシンセ音源としては断トツの素晴らしいポリフォニックシンセサイザーです。
 PadにLeadにBrassに何でも使えます。

Glasgow
 iOSでは、KORG Moduleアプリを買わないと使えないGadgetなんですが、
 Mac版では標準装備です。
 これもMarseilleと同様、TRITONです。
 iOS版のKORG Moduleには、TRITON音色を足す追加パッチがあるのですが、
 その辺が入ってます。
 あ、あと、メロトロン音源も入ってるので、
 PCM音源としてバッチリな内容です。

その他、沢山あるGadget一覧はオフィシャルサイトをご覧ください。

■気になる!という方は、iOSはAppStoreから、
Mac/Win版はKORG Shopからダウンロード購入を。

既存のiOS版Gadgetユーザーは無償アップデートです。
Mac版は、KORG IDにログインしてクーポンを発行してから購入してください。

ではでは、そんな感じでー!Enjoy!


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