昨年の夏にMacBookProの新しいのにして、9月の引っ越し前までは何の問題もなかったMOTU MIDI Express 128が、引っ越し後、多少機材を増やしていくにつれて、音が鳴りっぱなしになったり、真夜中に作業してると、ポルターガイストでも起こってるのかってくらい突然すっとんきょうな音が出たりして、ものすごい困ったという話をTwitterに書いたのは、去年の暮れの事。
うちの環境では、前にも書いたElecomの強力な電源の16ポートUSBハブを2台使っていて、前のMacBookProでは何の問題もなく使えてたんですが、新しいMacBookProのUSB3.0にしたとたん、ある一定以上の機材を繋ぐと、それ以上繋いでも認識されなくなる現象が続いていたり、USB2.0ハブの速度低下が出てしまっておりました。で、このハブが原因なのかもしれないと思い、最近Centuryから出た、攻めの16ポートUSB3.0対応のUSBハブを買ってみたのですが、確かに速度低下は無くなったし、というか、むしろかなり速くなって万々歳なのですが、繋ぐ数の問題はまったく変わらず、MOTU MIDI Express 128のMIDI問題もまったく解決せずで、結局悩みは増えてしまい…。
そんな時、数名の方々から「MOTUのMIDIインターフェイスで同じ症状で悩んでます」というTwitterやメールをいただき、どうやら同じ状況の人が多いという事を知りました。Appleのディスカッションボードのココでも結構やりとりをされていて、やはり環境によっては相性が悪い事も多いらしいという結論に。先日まで大丈夫だったものが、突然ダメになったのが何故なのか解せないのですが、MOTU以外の製品は何の問題もなく動いてる状態で、現行のMOTU製品だと、セルフパワーでもバスパワーでも同様の症状が起こる事があるというお話もいただいてたので、思い切ってiConnectivityのiConnectMIDI4+を2台仕入れてきました。4ポート以上なのはコレかMOTUしかもう無いみたいなので、有無を言わさずコレになってしまったんですが。MIDIに関しては一気に解決。MOTU製品に関しては、そのうち新しいドライバが出たら解決するんじゃないかと思ってますが、USB3.0との相性の方がデカイ気がしないでもないです。
この件、メッセージいただいた皆様、本当にどうもありがとうございました。助かりましたー！
ただ、これにすると、USB機器がさらに1台増えた事になるので、今度はMacの電源を入れるたびに、認識するUSB機器、認識しない機器が変わるという現象に毎日悩まされるハメに。何度も再起動しては、あっちがハズれ、こっちがハズれ…と、やってるうちにこれもかなり疲れてしまったので、USBハブを新しく買った16ポートのみにして、機材の方を減らす作戦に出ました。本末転倒なのですが、これしか解決策が見つからず。とはいえ、使う機材はすべて認識されたので、今のところ一件落着です。
実は、iConnectivityのMIDIインターフェイスを買うのは、2度目でして、前回は、2ポートの方を買ってiPad専用にしようと思ったものの、96kHzにすると16bitしか対応してなく、速攻売ってしまっていたのでした。4ポートのiConnectMIDI4+だと、その辺改善されてるかなーと思ったのですが、まったく同じ仕様で非常に残念でなりません。せめて24bit/96kHz対応だったならば、iPadもコイツに任せられたのですが…。ちなみに、iPadと繋いでMIDIだけでも…と思ったのですが、AudioもiConnectMIDIに持ってかれてしまう仕様なようで、通常のAudioOutからは何も出力されなくなってしまいました。残念。
