DX7IIFDをメイン鍵盤にしてみる。


実はこのYAMHA DX7IIFDに使われているFS鍵盤って鍵盤が大好きで、愛用していたKORG WAVESTATIONや、Trinity Proも同じ鍵盤だったりする。その後のTRITONや最近のMOTIFに使われているFSX鍵盤は残念ながら全然違うタッチになってしまったんだけどね。で、この鍵盤の特徴は、ガタガタと近所迷惑なんじゃないかってくらいうるさい(よく高校時代に真夜中にWAVESTATIONを弾いてたら母親が怒って飛んできた事が)んだけど、跳ね返りがしっくりくるというか。しっかり弾ける感じがする。ま、ようするに慣れているという事なんだと思う。最近はVelocityを極端に付けないといけない音以外は、Nord Modular G2かmoog Voyagerで弾いていたので、ものすごく軽くて静かな鍵盤に慣れてしまっていたのだけど、久しぶりにFS鍵盤をメインにしてみると、やっぱり心地がいい。でも、スピーカーから小さい音で出してると、鍵盤を叩く方がやっぱり音がでかい(笑)ま、こればかりはしょうがないけどね。

さて、そんなDX7IIFDなんだけど、知ってる人は多いと思うんだけど、このシンセ、Velocityがどんなにがんばっても108までしか出ない。MIDIは128段階なので、あと20の強さを弾きたくても弾きたくても、残念ながら出ない。なので、このシンセをメインにするのは現実的ではないんだけど、MOTU DPには、かなり昔からMIDIプラグインって便利なものが付いていて、リアルタイムで弾いてるVelocityを強制的に+20させることが出来る。ようするに、底上げ。まー、0〜20までのVelocityなんてほとんど使わないので、これで解決する事が出来る。0〜20までを使いたくなったら他の鍵盤を使うか、あとでデータ上で下げればいい。さらに、別に+20じゃなくても、Velocityを固定したり、コンプっぽい使い方も可能だったりする。これがまた面白い。
それから、DX7IIFDなんてものすごい古い機種なのでオクターブボタンなんて付いてるわけもないんだけど、こちらもMIDIプラグインで一発で解決。普通にトランスポーズするのはもちろん、ハーモニックモードで5度の音を足す事も可能。シンセ側でやらなくていいのも便利だよね。
ただ、1つ問題は、記録されるMIDIデータは鍵盤から出る数値そのままだという事。そりゃ、トラックごとにプラグイン刺してるわけだからしょうがないけどね。気になる場合は、弾いたあとにプラグイン外して+20すればいいさ。

とまあ、古いシンセでも諦めるのはまだ早いって事で。自分に合った鍵盤を見つけていきましょう。あ、他のDAWにこの機能が付いてるかどうかは、まったく知りませんので、自分で調べてくださいねー。


タグ: , ,

コメント / トラックバック 2 件

  1. いわさき より:

    Tritonは違う系列なんだね。夜中に弾くと打音がうるさいのは一緒だけど(笑)
    EX5も同じ感じだけど、またちょっと違う感じかなぁ。
    個人的にはEXの方が好きなんだけどね。

  2. r.yamaki より:

    一番最初のTRITONは一緒だった気がする。その後のから変わったんだったようなー。
    機種によってFS鍵盤も結構違うと思うんだけど、どれも似た印象ではあるよね。
    初期の方がより固いというか。