UVIから、Jupiter-8/6/4/MKS-80インスパイア音源、”JP Legacy”リリース!今回もオフィシャルデモ作ってます。そして、さらに”Vintage Vault3″も登場! #UVI #vintagevault3

UVIから、新製品「JP Legacy」がリリース!
待望のJupiter-8、6、4、そしてMKS-80を丁寧にサンプリングした、極上の音源です!
その名も、Saturn-8、6、4とMercury-80!って、ちょっとニヤっとしますよね。

UVI JP Legacy」は、
伝説のRoland Jupiterサウンドを丁寧にサンプリングし、
800を超えるのプリセット、4つの音源で構成したシリーズです。
容量がなんと34GB越え!でかい!

実機のエミュレーションや、プリセットがまんま入ってるわけではありません。
その実機で新たに音色を作成し、UVIならではのマルチサンプリングで、
その実機の最終段にある、DAの持つ質感も込みの音を再現してます。
なので、モデリングとは違う質感です。
この頃のアナログVCO機は、ノイズも多く、本当に電気な音がしたんですよ。
UVIは、この電気的な音までもサンプリングしようと日夜頑張ってます。

さて、大興奮中ではありますが、
実は、Jupiterシリーズの実機は買った事は無いんです。
でも、スタジオで、数回の使っただけでもーーー虜でした。
当時はまだ買う余裕はなく、「俺もいつかはこの音を出したい」と思いに秘めてました。

Jupiterシリーズは、ふくよか、かつキラッ!っとしたRolandらしい音で、
メインとして使っても、後ろの方で鳴らすのも良く、
使い勝手の良い音だなという印象です。
今でも、Jupiter-8のPAD系の音色は、サンプリングやモデリングで使う事が多いのですが、
もうこのJP Legacyで決定打ですね。
まさに欲しい音が沢山、使いたい音が沢山入った音源です。

日本人ミュージシャンだと、やはりJupiter-8やMKS-80は、Rebeccaの土橋安騎夫氏が強く、
Jupiter-6は、Glass Valleyの本田恭之氏のイメージが強いです。
どちらも昔から大好きなバンドで、ものすごく沢山聴いて、シンセの音の使い方を学びました。
ライブにも足を運んで、こんな音なんだー!と涙した覚えもあります。
とにかく、カッコイイアーティストには、いつもJupiterが隣にありました。
Rebeccaも、Grass Valleyも、沢山のJupiterシリーズの音がします。
この2つのバンドと、PSY・S、岡村靖幸、渡辺美里、TM Networkあたりが、
俺の青春なんだと思います。みんなJupiterの音がする。

そうそう、近年、と言っても10年前ですが、Alicia Keys「No One」のMusic Videoで、
Jupiter-8が弾いてるのが印象的でしたよね。
このPVを見たあとの、ALiciaのシンセ音の分厚さとかって、Jupiter-8かー。と。
やっと謎が解けた!と思ったもんです。

さて、そんな、今回のUVI ~Legacyシリーズ、OB Legacyの時にも思いましたが、とても丁寧にサンプリングされています。今回のJP Legacyも、重厚な感じもしっかり出ているので、「はぁ~、音が良いなぁ~(惚れ惚れ)」という印象です。

さて、4音源を一つづつ見ていきましょう。


SATURN-4
 1978年発売の4ポリシンセサイザー、Jupiter-4の音源です。
 4ボイスをオシレーターシンクさせた音が特徴的で、少ないながらもプリセットが出来るようになってました。
 この4機種のうち、唯一触った事がないシンセなんですが、今回のSATURN-4を使ってみて、俄然興味が湧いてきました。
 実機オシレーターが可能な限り収録されいます。
 1978年といえば、Oberheim OB-1も同時期なので、こういう分厚い感じの音が流行ってたんではないかと思います。
 Jupiter-4といえば、Human Leagueのアルバムが有名ですね。


SATURN-6
 1983年発売のJupiter-6の音源です。
 12VCO、6ボイス。MIDIを搭載したのが当時としては画期的でした。
 フワっとしたPADや、キラキラした音の印象も強く、
 この辺の音の印象が、今のRolandの音を作ってるような気がします。
 SATURN-6では、実機のユニゾン設定時の音色も収録されているので、
 非常に使いやすい音源です。


SATURN-8
 1980年発売のフラグシップ、Jupiter-8音源です。
 16VCO、8ボイス。
 16オシレーターをフルで使ったユニゾンだけではなく、
 デュアルボイス機能もあったので、2つの音色を重ねて4ポリという、さらに分厚い音色を作る事が出来ました。
 SATUEN-6では、そういうもともとの分厚い音色を、さらにレイヤーする事によって、
 唯一無二の新しい音色を作り出す事が出来るようになりました。
 個人的には、もうPADが最高です。最高オブ最高です。
 

MERCURY-80
 1984年に発売された、MKS-80の音源です。
 Jupiter-6を音源モジュールにしたという感じですが、
 16VCO、8ボイスなのと、ローブースト回路がある事で、
 Jupiter-6とJupiter-8の中間のような音のイメージでした。
 前期版と後期版で音が違うという、当時としてはよくある話もあったりします。
 MPG-80という専用コントローラーが無い場合は、音作りも非常にめんどくさかった記憶です。
 この機種もかなり多くのアーティストに使われてますが、
 今でも持ってる人、多いんじゃないでしょうか。
 
  
という4音源、いかがでしょうか。
UVIシリーズのプリセットは、UVI独自に作成しているプリセットです。実機のプリセット再現ではありません。
が、オシレーターもサンプリングされてますので、実機のプリセットに似た音を自分で作り出すことが可能です。
各種エフェクトをオフにして、1レイヤーのみにして、
オシレーターのみで弾いてみると、実機そのものの音がしますよ。

音色を追い込みたい人は、UVI Falconを使えば、
このインターフェイス内のコントロールだけでなく、
さらに深い所までコントロールする事が可能です。

  
さて、公式デモソングです。
JP Legacyだけで全20音色(20個のFalcon)
SATURN-8が5割、6が3割、4と80が残り2割という感じです。
ド頭からのPADやシーケンスは、ほぼSATURN-8、キラキラしたベル系とか、上物のストリっぽいのは、SATURN-6。
Bassは、8と4が混ざってて、LEAD系は8と6、各8小節目あたりに入るシーケンスは80あたりです。
ドラムは、Falconをもう1つ立ち上げて、Drum Designerのプリセットをちょっといじったくらいですが、ほぼまんま使ってます。
この、ジュワーンとしたPAD、キラっとした音、いかにもJupiterサウンドですよねー。

気になる!という方は、UVIからダウンロード購入を。
日本語サポートが受けられますので、安心して購入出来ますよ。
日本の各店舗でも販売されてます。販売店舗は、セールスパートナーを確認してください。
使用するには、最新のUVI Workstation、もしくはUVI Falconが必要です。


さらに!
今回は、Vintage Vault3も同時に発売されました。
このJP Legacyも含め、65種類のシンセがバンドルされてます。
前回のVV2から、15種類のシンセが増えてるという事になりますねー。
ほとんど全部のシンセで公式デモソングを作ってるので、
そちらも合わせてチェックしてくださいませ。

既存ユーザーは、アップグレードもあります!持ってる本数によって価格が変わる模様です!
UVIに興味のある方、一気に手に入れるチャンス!

ではでは、そんな感じでー!Enjoy!


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