UVI FM SUITEリリース!

UVIの新製品「FM SUITE」がリリース!

初期YAMAHA FM音源、6opのDX1、8opのFVX-1、レアなGS2、
そして4opのDX21、DX100、TQ5、V50、TX81Z、KORG DS8などをサンプリングして、
5つの音源に凝縮!
オーソドックスなDX7に行かないところがUVIらしいチョイスです!

1000以上のカスタムプリセットを内蔵してます。
容量39GBってちょっと笑ってしまうくらい気合いの入った容量!
思わずニヤりとしてしまう音色が沢山入ってます。

さて、このサンプリングをメインにしたUVI製品は、
基本的には、ハードのシンセサイザー上で、新たに音色を作成した上でサンプリングをして、
それをオシレーターとして使用しているので、
プリセットサウンドがそのまま入ってるというわけではありませんので、ご注意を。

でも、その音源の特色はそのまま出てます!
ココ大切!

山木のファーストシンセはYS200なんです。
いわゆるEOSです。小室さんがプロデュースした初めてのシンセです。
なので、このTQ5と瓜二つのインターフェイスを見るだけで胸アツ!
プリセットを聴いてさらに激アツです!

他にも、B200、V2、TX81Z、DX7、DX7IIFD、TX7、TX802、TG77、TG33、FS1R、
あとはショルキー(SHS-10)や、PLG150-DX(Motif-Rack)も使ってきました。
KORGでは、RADIASとKRONOSにもFM音源(VPM)が入ってます。
遡ると、PC9801RX2にもFM音源ボードを載せて打ち込み(というかプログラミング)してたり、
ガラケーの音源もFM音源でした。

UVI Falconにも4opのFM音源が入ってます。

そんなFM音源は、とても身近な音源です。

5つの音源を紹介していきましょう。
■FMX-1XL
すでに発売しているFMX-1の拡張バージョンです。
DX7の上位機種、DX1をサンプリングして、デュアルレイヤー化。
10ヴェロシティレイヤーでFM音源の特徴であるヴェロシティ変化も網羅してます。
また、FMizerというパラメーターでは、UVIエンジン内蔵のFM音源部を使用して、
デュアルレイヤーにFMモジュレーションを付加することが可能です。
初代DX7系の音が沢山入ってます。

■FMX-2XL
V50、DX21、TQ5、KORG DS8をサンプリングした音源です。
インターフェイスもV50風。
シングルレイヤーなので、わりと素の4opの音がします。
4opのシンセは、DX7に比べてSNが悪く比較的ノイジーでした。
なので、サイン波を出力しても、ノイズが混じってるので、
独特なサイン波が出ていて、かなり重宝していました。
UVIは、サンプリングという特性上、
そのノイズも入ったままサンプリングされているので、
ハードの持つ質感がそのまま収録されています。
シミュレーション音源ではない利点の一つです。
また、このFMX-2XLのみには素のWAVEFORMが入ってます。
(Sine、Saw、Square、Pulseなど)
これを使って音作りするのも一興です!

■FMX-8op
1987年に発売された8opのFVX-1をサンプリングした音源です。
Wikipediaを見ると「エレクトーンのHXシリーズ向け」と書いてあるので、
あまり知られてない音源な気がします。
8opサウンドのデュアルレイヤー。
インターフェイスもFVX-1を踏襲してます。
また、「HWFX」というパラメータは、実機ハードウエアで内蔵エフェクトをかけた時の音も再現!

■FMX-4op
マニュアルには、TX81ZやDX100をサンプリングした音源とあるんですが、
どう見てもTQ5(YS-200/B200の音源)です。
胸アツです!
YS-200を処分したあと、TQ5は見かけたら買おうとずっと思ってたんですが、
あまり状態のいいのに出会えず、今まで来てしまいました。
もうコレで満足です(笑)
4opの音源は、それ1台だけだと、非常にショボく感じるんですが、
このデュアルレイヤー音源は、そんな悩みも一発解決してくれます。
素の音が欲しい場合は、1オシレーターのみにしてみましょうー。
こちらも、「HWFX」装備です。

■FMX-GS
レアなGS2の音源です。
1981年に発売されたFM音源の73鍵デジタルピアノです。
GS2のプリセットは16個ですが、
EDITは出来る機種ではないので、
16個のプリセットと、エフェクト違いなどが収録されてます。

  
さて、公式デモソングです。
今回、激アツだったFMX-4opだけで、ちょっとだけアレっぽく作りました。
FMX-4opが18トラック。
ドラムはUVI BeatBox Anthology2
YAMAHA RX7や8の音を使ってます。
Falconを合計20個立ち上げてます。超余裕でした。
今回もプリセットのみで作ってます。

気になる!という方は、UVIからダウンロード購入を。
日本語サポートが受けられますので、安心して購入出来ますよ。
日本の各店舗でも販売されてます。販売店舗は、セールスパートナーを確認してください。
使用するには、最新のUVI Workstation、もしくはUVI Falconが必要です。

UVI Falcon内蔵の4opシンセのみで作られたFalcon専用拡張音源「Digital Motion」も合わせてどうぞー!
こっちもすごい良く使ってます!

UVI Digital Motion for Falcon発売! #UVI #FALCONEXPANSION

最後に。
多分、日本人でFM音源と言えばDX7IIのユニゾンの音を思い出す人も多いと思います。
でも、そういうメインストリームなDX7やDX7IIへ行かないUVIって、やっぱ面白いなと。

とはいえ、DX7II音源は本気で欲しいんだけどー!
DX7IIのユニゾン機能だけでもシミュレーションしてくれないかなー。

あ!あと、YS200を買った時にもらったテレホンカードも貼っておきます。
カード型ラジオもあるはずなんだけど、どこ行ったんだろう。

ではでは、そんな感じでー!Enjoy!


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