▶️フィジカルモデリングと減算方式のハイブリッド
普段、ExpressiveEのtouchéをよく使ってるんだけど、今回は、同じExpressive Eの「Noisy」を紹介。
フィジカルモデリングって、ちょっとわかりづらいと思うので、簡単に説明してしまうと、生楽器から出る音の振動と、共鳴を物理学的にシミュレーションしているという音源方式。
今回紹介する「Noisy」は、そのフィジカルモデリングと通常の減算式アナログモデリングのハイブリッド音源…なんだけど、画面を見ても非常にわかりづらい音源で、マニア心はそそられるんだけど、どう説明したらいいのかよくわからないのが正直なところ。うーん、ノイズ信号を、レゾネーターを使って音を作るっていう…ほら、さらにわかりづらいことになってきた!
流れとしては、「ノイズ(オシレーター)→レゾネーター(発振:音程)」という感じ。レゾネーターでは、減算式のアナログフィルターでサウンド作って、コムフィルターで音響共鳴をして音を作る。その一連をXYパッドで行うという。Y軸でサイン波の倍音度合いを設定、X軸で変化させる波形をノコギリ波〜矩形波〜三角波に設定するのだけど、このノイズとレゾネーターで、オシレーターというイメージ…かな(笑)
まー、あまり難しく考えるよりは、動かしてみて、気持ちいいところを探してしまった方がいい気がする。
パーカッシブな音、ぶっといリード、ふわふわしたPADなどなど、とにかく面白い音が満載。
ちょっと?いや、だいぶ変わってる音源なんだけど、そういう部分が面白くて、最近よく使うようになった。
で、正直、あまり紹介したくなかった音源なんだけど、今年は書くものが少なくてねー。
touché無しでも使えるんだけど、touchéがあった方がダイナミックな動きができる。
残念ながら、ExpressiveEの製品は今のところ全部ロゼッタのみ。Apple Silicon Nativeには対応していないので、DAWがApple Silicon上で動いてると、どうしても重くなる。でも、普段はtouchéを駆使して弾くのだけど、touchéを使う場合って結構一期一会というか、弾くたびに毎回違うので、弾けるまで録るという、生楽器を触ってる感覚でMIDIもAudioもレコーディングしてしまうことが多い。
早めのApple Silicon化に期待しつつ。
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2021年にも、同じExpressiveEの「arché」を紹介。
touchéを導入したのは、2021年初頭。
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