UVI、「Falcon 2」をリリース!

UVI Falconがメジャーアップデートです!

遂にバージョン2です!
昨日10日の夜、リリースされました!みなさま、もうダウンロードおわりましたか?
昨今はユーザーも増えてきてますので、持ってない人の方が少なくなってきてる気がします。

16のオシレーター、90を超えるエフェクト、11のモジュレーター、シーケンサーを内蔵。
1000以上の音色プリセットと、500のウェーブテーブルと、まさにモンスターシンセです。

発売から4年、最初から洗練されたインターフェイスで完成度が高いFalconですが、
加算合成のAddictiveオシレーターや、新しいエフェクト、新しいモジュレーターや、シーケンサーが付きました。
新しいプリセットも、ウェーブテーブルもガッツリ増えてます!

既存ユーザーは、嬉しい無償アップデート!
新規ユーザーは、お好きなFalcon Expansionが2個ついて、さらに$100バウチャー!というお得な記念セールが10月27日まで!
UVIは、発売開始時のイントロプライスが一番安いので、気になってた人は買ってしまう方がいいと思います!

アップデート内容はこちら。

【追加】
  • Additive:加算合成方式のシンセオシレーター
  • Tape Echo:70年代テープディレイを再現するエフェクト
  • Sallen Key Filter:二次シングルオペアンプの回路モデリングによるノンリニアのサイレンキーローパスフィルター
  • Redux:アナログビットクラシング用に完全再設計したリサンプルエフェクト
  • Formant Crusher:レゾナントフィルターとビットクラッシャーを組合わせたボーカルフォルマント効果
  • Track Delay:シンプルな信号遅延装置
  • Parametric LFO:変幻自在のLFO変調モジュール
  • Step Sequencer:スクリプトベースのステップシーケンスモジュール
  • Euclidean Drum Sequencer:スクリプトベースのユークリッドドラムシーケンサー
  • Euclidean Tonal Sequencer:スクリプトベースのユークリッドメロディーシーケンサー
  • Chord Bank:スクリプトベースのコードトリガー
  • Range limiting:意図的に演奏範囲を制限するスクリプトモジュール
  • ユーザーテンプレート
  • モジュレーションクイックビュー
  • 150以上のウェーブテーブル
  • 150以上の即戦力プリセット

【向上】
  • 3 Band Compressor
【解消】

  • 様々な問題

そんな沢山のアップデート内容ですが、新機能を1つづつ見ていいましょう。

■オシレーター


・Addictive(加算合成方式)オシレーター
Addictiveとは、周波数の違うサイン波を足して合成して音色を作っていく音源方式です。
この方式で一番有名なのは、パイプオルガンなので、形を思い浮かべてもらえるとなんとなくわかってもらえるかと思います。
昔はKAWAI K3や、K5000などのKシリーズが有名なAddctiveシンセでしたが、
近年は、Addictiveを使ってるシンセも多いので、慣れ親しんでいる方も多いと思います。

FalconのAddictiveは、減算方式を組み合わせたハイブリッドなオシレーターです。
Falcon Factoryに、Pure Addctive 2.0というカテゴリに34個のAddctiveのみで作られたプリセットが入ってますので、
じっくりチェックしてみてください!

■エフェクト


・Tape Echo
70年代のテープディレイを再現です。
Intensityで発振。Modeノブの右にある「Stop」ボタンで、テープストップ・再生が出来ます。


・Sallen Key Filter
二次シングルオペアンプの回路モデリングによる非対称クリッピングと電源供給制御を備えたノンリニアフィルター。
なんのこっちゃ?ですが、
SYMMETRYノブで、2つのダイオードによるサチュレーションバランスを調節、
非対称クリッピング効果を生み出すんだそうです。
それでもなんのこっちゃ?ですよね。
(誰か補足プリーズ(笑))


・Redux
もともとあったReduxを再設計。
アナログビットクラッシャー、ローファイエフェクトと思ってくれたら間違いないと思います。
プリセットも、ASRやEmulator、Linn9000、Mirageなどの名前が並んでます。


・Formant Crusher
VOWELのボーカルフォルマント効果とビットクラッシャーの組み合わせ。
さらに、2系統のシェイプをモーフィング出来ます。


・Track Delay
単純に発音タイミングを遅らせます。
音を出しながらノブを回すと、テープストップのような効果もできます。

■モジュレーター


・Parametric LFO
シェイプ、シンメトリー、パルスワイズとスウィングのリアルタイムパラメトリックコントロールを装備した特別なLFO。
(low frequency oscillator/ローフリクェンシーオシレーター)

■イベントプロセッサー


・Step Sequencer(Step Line)
オーソドックスなステップシーケンサーです。


・Drum Sequencer
Drum Designerで採用されていたステップシーケンサーが内蔵されました。


・Euclidean Drum Sequencer
ユークリッドと読みます。
そもそもの原理はWikiでも見てもらうとして、簡単に言うとこの図形がユークリッドです。
パートごとのステップ数設定が自由に。ポリリズムなどの作成などに便利です。
●がトリガーオン、◯がオフ、◆がアクセントです。


・Euclidean Tonal Sequencer
こちらは、メロディ楽器に適した8パートのユークリッド型シーケンサー。


・Chord Bank
MIDIノートごとにトリガーするコードを 設定して演奏をするためのモジュール。
上の鍵盤はMIDIからの入力を、下の鍵盤は登録されたコードに反応します。


・Range limiting(Limit Range)
意図的に演奏範囲を制限します。

■その他
・ユーザーテンプレート
自分専用のテンプレートが作れます。
オシレーターとモジュレーターやエフェクトなど、キーグループ内の設定を全てを一括保存出来ます。
これは有難い!

・モジュレーションクイックビュー
・150以上のウェーブテーブル
すごい増えました。


・150以上の即戦力プリセット
Falcon Factoryに追加された2.0プリセットには、プリセット名の後ろに2.0と記載されてます。
Info画面も変更になりました。カッコイイ!

以上です。

新機能も超強力です。
プリセットとExpansionを使いこなすも良し、
自分専用のシンセを作るのも良しです。
俺もイベントプロセッサー系はなかなか使いこなすの難しいような気がしますが、
その辺を駆使したExpansionが今後沢山出そうな気がするので、
期待して待ってようと思います!

  
今回は、デモを作ってませんので、UVIのサイトで新しい音やムービーをチェックしてください!

気になる!という方は、UVIからダウンロード購入を。
日本語サポートが受けられますので、安心して購入出来ますよ。
日本の各店舗でも販売されてます。販売店舗は、セールスパートナーを確認してください。

ではでは、そんな感じでー!Enjoy!


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