UVIから、80’sや90’sのピアノ音源モジュールを集めた「Key Suite Digital」がリリース!

UVIから、新製品「Key Suite Digital」がリリース!

10台の音源が丁寧にサンプリングされて収録されてます。
アコースティックピアノをはじめ、エレクトリックピアノ、クラビネット、
ビブラフォーン、ハープシコード、リュートなど、「あの音」が詰まってます。

大容量のピアノ音源とは違い、物理的に容量が少なかった昔ながらのピアノ音源は、
良い意味で不要な音をそぎ落としていて、オケにも馴染みやすく、
なおかつ「立つ音」として重宝されてます。
Key Suite Digitalは、そんな音が沢山入ってる音源です。
サンプリングだからこそ叶う、実機そのままの質感の音が魅力的です!

初めて見た時、斜め上から見た音源モジュールの画像で思わず笑ってしまったんですが、
一目で何の音源かわかるのはとてもありがたいです。

さて、収録された10種類の音源モジュールを見ていきましょう。

■Digital 330
Roland P330がベース。MKS-20の後継機。SAシンセシスという音源方式で、
PCM音源というよりは、加算合成音源。
U110/U220は持っていたんだけど、UシリーズはPCM音源なので、
これとはまた全然違う音な気がします。

■Mini White
AKAI SG01pがベース。
これは物は知ってるけど、使った事はないと思う。
90年代の音源モジュール。弾いてみると、しっかりAKAIの音!
S3000とかから出る音に近いニュアンスを感じました。

■Nano P
Alesis Nano Pianoがベース。
1Uに3台くらい乗せられるハーフラックより小さいAlesisのnanoシリーズ音源。
小さくてもプリセットが256音色、同時発音数が64音と多く、エフェクトもついた音源です。
友達が持っていて、小さいのに良い音するなーと思いつつも買わなかったもの。

■PERformance
E-MU Proformanceがベース。
当時としては、高音から低音まで、綺麗に出たのが特徴です。
これで、これで波形容量2MBとか。いろいろびっくりな音源でした。
この音源は長く使っていた音源です。(E-MU好きというのはありますが)

■SP Module
Ensoniq SPM-1がベース。
ESQ-1とかと同じくらいの時代、80年代の音源です。
音を聴く限り、結構な初期PCM感あります。
使った事ないので、よくわかりません。

■King SG
KORG SG-1Dがベース。
定番ピアノサウンド。ステージピアノといえばコレという時代がありました。
音は今でもKORG製品には入ってるので、「この音ね!」と、すぐわかると思います。
とにかく良く使う音です。あの曲もあの曲もコレ。
でも、SG自体は買った事ないんですが、憧れの機材でした。(でもデカイ、重い)

■The Micro
Kurzweil Micro Pianoがベース。
Kurzweilと言えばこのPianoの音というくらい、人気音源でした。
当時は、Proformanceと人気を二分してましたが、
音の質感の違いもあって、こちらも使ってました。
この音の感じが、現在のSynthogy Ivoryまで受け継がれてます。

■The Eighty
Roland MK80がベース。
Rolandが作っていた、Rhodesです。なので、Rhodesのロゴがありました。
いわゆるステージピアノなんですが、Rhodesなだけにピアノよりはエレピ音源です。
当時は、キーボード雑誌の広告でよく見かけました。

■The Twenty
Roland MKS-20がベース。
上にも買いたP330の前身です。

■TX Piano
YAMAHA TX1Pがベース。
現在も続くAWM音源のピアノ音源です。
確かクラビノーバのピアノ部分を独立させた音源だったと思いますが、
音色が5個しか無いという、かなりイサギ良い音源です。
この音はすごい好きで、ずっと欲しかったのですが、
タイミングが無く、結局買ってません。

以上、10音源です。
一つ一つ音色を聴いていると、すごく綺麗にサンプリングされるのがわかります。
でも、当時はもう少しノイズがあったと思うので、
弾いてない時でも、小さくシャーーーーーーってSNが悪そうなノイズが鳴るモードを付けてくれたら完璧かも。
FXモードのImpulse Responceで、Device ToneからDevice Digitalを選ぶのもアリかもしれませんねー。

  
さて、今回は諸事情で公式デモソングはありません。
でも、TX Pianoで久しぶりに黄土高原(坂本龍一)を少しだけ弾いてみました。
インスタグラムに投稿したので、そちらをご覧ください。
TX Pianoのピアノとエレピを重ねてます。

気になる!という方は、UVIからダウンロード購入を。
日本語サポートが受けられますので、安心して購入出来ますよ。
日本の各店舗でも販売されてます。販売店舗は、セールスパートナーを確認してください。
使用するには、最新のUVI Workstation、もしくはUVI Falconが必要です。

ではでは、そんな感じでー!Enjoy!


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