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2023年 買って良かったプラグイン その4「Universal Audio moog minimoog」

2023 年 11 月 21 日 火曜日

▶️Universal Audio moog minimoog

今年は、DSP(UAD)からNativeへと大きく舵を取ったUniversal Audio。最初は、サブスクであるUAD Sparkを3ヶ月ほど試したのだけど、そこからは、必要なプラグインだけ揃えていくという方向へスイッチ。UADで持ってる分については、そのままNative版を貰えるのだけど、今回は、Native版のみでリリースされている音源を紹介。

実は、音出してみて本気でビックリしたのが、このMoog Musicと協力して作ったというUniversal AudioのMoog Minimoog
今までのmoog系プラグインは、なんだかプラスチックな硬い音をしてたり、妙にレンジが広くて綺麗すぎたり、ノブを回した時の挙動も違かったり、アナログな音はしてるけどちょっと違うなってものもあったりと、いまいち、コレ!っていうのが無かった。でも、このUniversal Audio moog minimoogは、現存するModel-D系プラグインの中で、初めて「ちゃんとmoogしてる!」と思ったプラグイン。限りなく似ていると思う。もちろん、実機との差はあるし、厳密には違う(個体差含め)と思うのだけど、さすがUniversal Audio、頭ひとつ抜けてきた。moogの持つ、うなるようなサウンド、VCOのLevelを上げた時のサチュレーション、ノブを回した時の感覚、どれをとってもちゃんと再現されていると思う。

追加機能として、モジュレーションが大幅に拡張されているので、実機には無い、3つのVCOを使った上でLFOがかけられるというのも嬉しいところ。長い間MIDIMINIを使ってきた身としては、3VCO+LFOは必須だったしね。

そんなこんなで、今年のMoog系は全部コレを使った。ただ、Universal AudioのNativeプラグインと、MOTU DP11との相性が悪いらしく、プロジェクトを読み込んでる途中で落ちてしまうので、楽曲を閉じる時は、使ってるトラック自体をDisableしてからセーブしている。もしくは、早々にバウンスしてDisableしちゃうか。まー、どちらにせよちょっとめんどくさいので早く直ってほしい。うーん。いつになる事やら。

minimoogの他にも、オーソドックスな2VCOシンセだけど、音がちゃんとアナログしてるPolyMaxや、今風の音も出るOpalもおすすめ。

プラグインで、こんな音が出る時代になったんだなぁ…。
今年のUniversal Audio、やる気あっていいね。

お買い物は以下から。

beatcloudhttps://beatcloud.jp/product/2067
Plugin Boutiquehttps://www.pluginboutique.com/product/1-Instruments/64-Virtual-Instrument/10188-Moog-Minimoog

🔽Universal AudioのNative版は今が安い!

おかしな価格設定ブラックフライデー。安過ぎだろ(笑)
新規の人は、いろんなバンドルも出ているので、beatcloudでチェック!
https://beatcloud.jp/manufacturer/41

GForce minimonsta2がリリース。

2023 年 3 月 1 日 水曜日

▶️GForceから、minimonstaが2へアップグレード。

GForce minimonsta2は、Moog minimoog model-Dをベースに現代的な機能を追加したプラグイン。
前のバージョンは、残念ながらApple Siliconに対応しなかったので、しばらく使っていなかったんだけど、
やっと、待望のVer.2!
リリース日の昨日は、GForceのサイトが全然繋がらなかったのだけど、
今日は大丈夫だったので、ササっとアップデート。
大幅バージョンアップで、多くの新機能が付いた。

・伝説の「Model D」のアナログ・モデリング
・[New] スケーラブル UI
・[New] パワフルなプリセット ブラウザ
・[New] 新収録 300 以上のプリセットを含む 800 以上のプリセット
・[New] ラダー フィルター
・[New] 4 ステージ エンベロープ
・[New] マトリックス リバーブ エフェクト
・[New] アナログ機器がもつ不調和性を提供するヴィンテージノブ
・[New] サウンドデザインを簡潔にする 4 つのプログラム可能なマクロ
・[New] プログラム可能なアフタータッチと拡張されたベロシティ コントロールにより、演奏性がさらに向上
・3つのオシレーターと4ポール、24dB/オクターブフィルターを含むすべてのオリジナル機能
・モノフォニック、ポリフォニック、レガート、ユニゾン トリガー モード
・X-Modifiers による幅広いモジュレーション オプション
・幅広いステレオ サウンドのパン スプレッド

Ver.1の時から、Moogモデリングのプラグインの中でも、実に使いやすい音で、
Moogハードを使わない時は、このプラグインをわりと立ち上げることが多かった。
ただ、ノブの回した時の挙動が、どちらかというとModel-DよりもVoyagerに近い気がして、
そのあたりもインターフェイスと相まって結構面白くて。

今回、Ver.2になって、Model Dのモデリングをキッチリやったようで、より一層のアナログ感が出たと思う。
OB-Eや、Oddity3なんかもそうだったけど、最近のGForceは本気を感じていい。
大量のプリセットが追加されたけど、新しくなったプリセットブラウザーで使いやすくなったところもGood。
Skinが3種類、LightWood、DarkWoodと、Blackがあるんだけど、
やはりこのプラグインは、Blackが似合う気がするね。

GForceって結構昔からあるプラグインメーカーで、特にフィルターの出来が良くて当時から重宝している。
似てるのか似てないのか?って言われると、比べてないから正直よくわからないけど、
よく知ってる音をノブを回して作ってみれば、ちゃんとお目当ての音になるし、
このオシレーターのVolume上げて歪む感じはまさしくmoogだなとは思う。
あと、このユニゾンにした時の圧倒的な音の厚みの感じ。
いやー、クルねー!

いろんなメーカーから、minimooogのモデリングプラグインは沢山出てるけど、
自分に合ったものを使うのがいいと思う。

俺の場合は、このminimonsta2か、UADxか、かなー。

新規ご購入は、代理店のサイトから。
https://h-resolution.com/product/minimonsta2/

アップグレードはGForceからメールが来てると思うので、
そちらをご確認を。

MOTU DP上でMoog Model 15 iOS Appがプラグインとして動く喜び。

2021 年 9 月 9 日 木曜日

前にM1/Big Sur上で、Moog Model 15が動くって話を書いた事あるけど、
その時は、AUv3対応だったので、DP上でプラグインとしては読み込み出来なかったんだよね。
でも、今回、AU/VSTとして動くようにラッピングされたのが本家より配布されたので、
M1/Big Sur上の、DP10(多分11も)上でプラグインとして動くように!

いやー、ものすごく嬉しい。
Moogのプラグインはもうコレで決まりでしょう。

難点なのは、DPの仕様だからなのか、ウインドウがこれ以上大きくならないこと。
やっぱり縦に伸びてほしいよね。
Storeボタンは、Model15アプリが立ち上がって、そこからプリセットを買う仕組みなんだけど、
Model15アプリが立ち上がっちゃうと、DPのAudio Systemが外れちゃうのがちょっと困りもの。
アプリ側で買ってから、DPで出てるアラートをContinueして、Audio Systemを読み込みしなおせば、
Storeで買った音色が読み込まれてる仕組みなので、
そういうものと思っておけばいいかな。
って、書きながらStoreボタン押してModel15アプリが立ち上がったらDP側でエラー出てた(笑)
強制終了して、再起動と。

まあいいか。

MacOS Big Surにして何が良かったって、iOSアプリだったMoog Model15が動いちゃうこと。

MacOS Big Surにして何が良かったって、iOSアプリだったMoog Model15が動いちゃうこと。

2021 年 2 月 22 日 月曜日

MacOS Big Surは、iOSアプリをMac上で立ち上げることが出来るんですが、
Moog Model15は、MacOS Big Surにも対応。
iPad版を持っていた人は、Mac App Storeから無償でダウンロードが出来ます。

上の画像は、スタンドアロンで立ち上げて、DP10のMIDIアウトで演奏しているところ。

iPadOSのアプリは、プラグインとしてではなく、単体アプリとして立ち上げると、
DP10(DAW)のMIDIアウトに出てくる(IAC)ので、そのまま音源として使えます。
Audioはループバックで戻しつつ。

AUv3対応なので、Logicだとプラグインとして使えるのかも?(どうなの?)

まだBig Surに対応しているiPadの音源はほとんど無いんだけど、
少しづつiPad Proを音源として使う理由が減っていく気がするね。

それにしても、使ってると、Moog Model 15のオフィシャルページのような、縦長なディスプレイが欲しくなるね。iPad Proの時はあまり気にならなかったんだけど。

MoogからiOSアプリ「Minimoog Model-D」が発売。 #moog #minimoog #modeld

2018 年 3 月 27 日 火曜日


遂にMOOG本家からModel-DのiOSアプリが出ました。
AnimoogのようなiOSらしい音源はよく使いますが、
Model-Dは、今さらiOS版じゃなくても…って話もチラホラ。
でも、本家から出たというのが意味があるかなと。
って事で、大歓迎です。

ダウンロードはこちらから

ちなみに、うちではiPadは音源の一つとしても使ってます。
DAW内のプラグインで使うより、iPadで指で触った方がうまくいく時があったり。
iOSでしか出てない音源を立ち上げたり。
MIDI出力対応してないアプリも多いですが、対応してるアプリは結構面白かったりします。
インターフェイスはTASCAM iXRを使用して、MIDIとAudioの入出力をしてます。
いろいろ使ってみたんですけど、結局コレが一番軽快でした。

とまあ、そんな感じで。

もくもくと仕事中。 #moog

2017 年 1 月 26 日 木曜日


Twitterで日々呟いてる通り、今日も、鍵盤に向かってもくもくと仕事中です。

そんな作業の中、昨日は、初めましてのヴォーカリストに来てもらって、仮歌をやってもらいました。
誰かと作業するのは本当に刺激的。今後も楽しみです。

さて、明日も、もくもくとお仕事頑張ります。
(面白そうなブログネタも探さないと!)

Moog Model 15 App for iOS. #moog #iOS #iPad

2016 年 5 月 4 日 水曜日

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Moogから、新しいiOSシンセ、Model 15 Appが発売されました。Moog modular的なインターフェイスで、いろいろ出来そうです。iOS製品も、だんだん大画面が必要になってきましたね。IntroductionのYoutube映像を見ると、iPad Pro 12.9インチの大画面が羨ましく感じます…。うちはiPad Pro9.7インチで頑張りますけどー。

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Moog Music Inc.
ダウンロードはこちらから。

MOTU the Bob Moog Foundation発売!

2015 年 5 月 20 日 水曜日

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 ビックリした。正直ビックリした。MOTUから、UVIプラットホームの「the Bob Moog Foundation Encore Soundbank」がリリースされました。MOTU Web Storeから$99で購入可能です。200以上のプリセット、約2GBのライブラリです。

▪️ただいま、ダウンロード中。デモ曲聴く限り、まったくmoogっぽくはないのですが、面白そうではあります。
▪️ダウンロード終わりました。まずBassから聴いてみたけど、ちゃんとMoogしてる。良かった(笑)
▪️サンプルポイントも少なく、音色の読み込み時間が少ないので、UVI Synth LegacyのMoogトリビュート版みたいな感じな気がします。
▪️結構使える音色な気がします。

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※個人的には、DP付属のBassLineで、MOOGトリビュートパッチ出して欲しかったな!

iOSで音楽仕事。

2011 年 11 月 2 日 水曜日


案外iOSでお仕事出来てます。いや、これで全部はさすがに難しいですけど、MIDIで繋いでシンセとして使うとか、曲のスケッチを寝ながら考えるとか。MIDIコンとして使うとか。出来る事ってかなり多くて、iPad1台じゃ足らないんですけど!って思う事もしばしば。

Apple iPad Camera Connection Kitはアップル渋谷で入手して、KORG nanoKEYやMS-20コントローラを直で繋げてみたり。でも、これだと、iPad内で完結してしまうので、別途MIDI Interfaceを用意。MIDI InterfaceはYAMAHA i-MX1をチョイス。一番安かったし、一番小さかったからというのが理由。Audioアウトは、GAMEBOYでnanoloopや、nintendo DSの時に使ってたBELDENをそのまま流用して、仕事macのAudio Interface、MOTU HD192へ直接イン。本当はAlesis iO Dockがあれば一番良かったんだけどなーとは思いつつも、iPhoneでしか使えないソフトもあったりするので、どっちにも繋げられる方がありがたいって事で、それぞれを用意しました。ちなみに、iPad2のスタンドになってるのは、ニトリのワイヤーイーゼル。超安くて縦でも横でもバッチリなiPadスタンドがナント¥299。

iPad2で使ってみてるソフトを一部抜粋。
GarageBand – Apple
 ユニバーサルアプリになったので、iPhoneでも使えます。ソフト単体でも普通に打ち込みが出来ます。本格的なスケッチに最適です。
FL Studio Mobile HD – Image Line Software
 FLらしい硬質な音が好きで使ってます。これも単体でも打ち込み可能です。
KORG iELECTRIBE – KORG INC.
 実は本物を触った事が無いので、操作系にちょっと戸惑いが…。まだよくわかってません。すいません。
KORG iMS-20 – KORG INC.
 本格的なVAシンセです。KLCのMS-20コントローラを使うととても楽です。
KORG iKaossilator – KORG INC.
 カオシレーターのiOS版です。
Animoog – Moog Music Inc.
 ヒット商品。上の写真のアプリです。moogな音がしてます。結構気持ちいいです。
Alchemy Synth Mobile Studio – Camel Audio
 PADシンセとしても使えます。
XENON Groove Synthesizer – iceWorks, Inc.
 シンセエンジンがいくつか入ってます。iPhoneの時から使ってるアプリです。
DM1 – The Drum Machine – Fingerlab
 ドラムマシンです。バックグラウンドオンにしておくと、これを走らせながら他のアプリで音が出せます。バックグラウンドになるとちょっとモタるのが残念ですが、iPad3まで待ちましょうかね(笑)
Keyboard Arp & Drum Pad – Yamaha Corporation
 MIDIコンです。単体で音は出ません。アルペジオパターンを生成してくれるので重宝してます。
Reactable mobile – Reactable Systems SL
 暇つぶしに…。結構頭使いますが、何も考えなくても面白いかもです。
MadPad HD – Remix Your Life – Smule
 iPadの画面を叩くのが楽しくなります。ムービーで録画したものを、pad化してたたけます。ってこの説明じゃよくわかんないよな。こちらを見てね!
MorphWiz – Wizdom Music LLC
 ジョーダンルーデスのアプリ。MIDIには対応してませんが、Kaossilatorみたいに画面を触ってナンボなソフトです。
SampleWiz – Wizdom Music LLC
 これもジョーダンのアプリ。サンプラーです。こちらは一応MIDI対応。
Percussions – CRIMSON TECHNOLOGY, Inc
 一度、ライブでiPhoneにこれを立ち上げてShakerとして使いました。iPadよりiPhone向きのソフトかもしれません。

とまあ、他にもいくつかあるんですけど、今んとここんな感じかなと。iPhone用のアプリになると、まだまだどんどん増えていきますが、それはまた今度という事で。実は、一部iPhone用のアプリをiPad2にインストールして鳴らすと、レイテンシーが大きくなるものがあるので、iPhone用はiPhone用として使うのが正しいようですよ。

iPadから出てくる音はソフトシンセなんですけど、なんとなくハードシンセを使ってる気分になるのは、画面を直接触っていじれるという事じゃないかなと思います。今んところ全部のソフトがMIDIアウトに対応してくれてないので、記録するのはちょっと面倒なのが難点ですが、まー、それも面白いかなと。

世界中で、iOSアプリだけで作った曲がyoutubeなどにあがったりしてますが、俺もそのうちiOSアプリばっかりな曲を作るかもしれませんねー。

原点回帰。

2010 年 5 月 31 日 月曜日


Canon EOS 20D+EF 24mm F1.4L USM
少し前から、冨田勲の惑星が聴きたくてどうしようもなかったけど、何だかドタバタしててすっかり忘れてた。でも、今日は少し時間が出来たので久しぶりにアナログターンテーブルを引っ張り出してきて針を落としてみた。冨田勲と言えば、1970年代当時、タンスのようなシンセサイザーでオーケストラの組曲を多重録音していた人で(wiki参照)、クラシックばかり聴いていた父親のステレオシステム(1m以上あるでっかいスピーカーの)で、小学校の低学年でこのレコードを最初に聴いた時、「何だかよくわからないけど、シンセサイザーってスゲー!」みたいな、ものすごい衝撃だったように思う。多分ここが一番最初のシンセサイザーへの憧れ。のちに小学校高学年で、友達がCZ-5000ってシンセを買ってもらっていて、彼の家で触らせてもらった時、さらにYMOを聴いてドップリハマっていくわけだけれど、間違いなくシンセサイザーをシンセサイザーとして認識したのはその時だったように思う。


Canon EOS 20D+EF 24mm F1.4L USM
「惑星」を知らない人の為に言っておくと、グスターヴ・ホルストって人が書いた「惑星」という組曲である。平原綾香が歌ってる「Jupiter」の原曲と言ったらもっとわかりやすいかもしれない。Jupiter自体は、この「惑星」の第四楽章にあたるので、もっともっと壮大なドラマがあると思ってくれていて間違いはない。wikiはこちら。第一楽章から度肝を抜かれるんだけれども。


Canon EOS 20D+EF 24mm F1.4L USM
久しぶりにアナログ盤を聴いてたら、ライナーノーツの処に、「冨田勲の制作メモ」というのがある事に気がついた。使用機材もずらりと載っている。しかも、今なら内容はバッチリ理解出来る。成長したなぁ(笑)けど、当時のレコーディングの大変さも感じた。でも、楽しそうだ(笑)そうそう、その楽しそうっていうのが一番重要な部分だと思う。今は時間をかけて1曲を作るという事をしなくなってきてるけど、そのうちじっくりと1曲を楽しんで作る事も必要なんじゃないかと思った次第でありました。いや、短時間で作ってる曲も楽しく作ってるけど、それは何かもっと違う次元の話で。

ま、何だ、で、結局何が言いたかったのかっていうと、最近いろいろあって5月はゴールデンウイーク開けに1曲書いたくらいで、まったく曲が書けてなかったので(ストックは大量にありますが)、初心に戻ってみようかと思ったのがキッカケ。パワー注入。6月もがんばるぞー。

ちなみに、ダフニスとクロエ、大峡谷はCDで持ってるけど、「惑星」聴いてるとアナログのがいいなぁ…。