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reProducer Epic 5を導入しました。

2023 年 11 月 15 日 水曜日

▶️今年2023年はモニタ環境の見直し。

◼️StudioW4Mで、メインモニタを、IK Multimedia iLoud Precission 6へ変更したのを皮切りに、いろいろ気になっていた部分を変更し始めたんだけど、今回は、その一環で、DSPじゃない最新のモニタ、reProducer Epic 5を導入してみた。

台形っていう変わった形、真下にもスピーカー(パッシブラジエター)があるという、一風変わったモデルのスピーカーなんだけど、しっかりした出力かつ、とても高音質で余裕がある音。小さい音でモニターしてもローエンドがきちんと出ていてわかりやすい。なかなか4〜5インチだと難しい、サブベースなどの超低域部分が、パッシブラジエターのお陰で音の輪郭や長さがしっかり見えている。自宅スタジオで使う分には、外部サブウーハーはまったくいらないくらいだよね。

モニタースピーカー感・高級感があって、定位感もシビア。ダメなMIXはダメだとすぐにわかってしまうのが笑ってしまったところ。エフェクトの分離、サブロー感のDecayも見え、ドラムのトランジェント、高域のHi-Hat、どれもスピード感がいい。背面にあるHighとLowの調整ノブで調整せずに使うと、中域が張り出して高域が足らない感あるので、うちの環境だと、Highが最大、Lowが+1で落ち着いた。ただこれは、スピーカースタンドにもよると思う。正面のVolumeノブは、最大がお気に入り。置き場所は、ディスプレイの真横(70〜80cm)にがちょうど良いスウィートスポット。(もう少し広げても大丈夫)音の広がりがバッチリで、定位感がいい。実はNS-10M Studioを同じ場所に置くと、ものすごく狭い音場になっちゃうんだけど、Epic 5はきちんと広がる。それに、台形という形で、傾斜がついてる分、耳にダイレクトに飛んでくるのが、とても心地いい。DSPが無くても何の問題もない。

作曲時にも音決めしやすく、MIX時にも威力を発揮してくれるスピーカーだと思う。
iLoud Precision 6と棲み分けが出来そうだなと思ったので、導入に踏み切った。

reProducer Epic 5の購入はこちらから。
色がホワイトもあるよ。

◼️実は、導入にあたり、Epic 4も借りてみた。
Epic 4は、出力が小さめなので、入力を大きめにしないとしっかり鳴らない。でも、ヴォーカルがきちんと前に出てくる作りで、定位感が良い。小さい音だと鳴らないが、大きい音にするとキックやサブベースがしっかり見えてくる。Epic4の方が後に出たモデルなので、単純に5を小さくしただけなのかなと思ったら、音の傾向は似てるとは思うけど、筐体がかなり小さいので、音量を出しすぎると少し飽和する感があって、リミッター感があるというか天井が見える。まぁ、4でそこまでデカい音にするなよって話なんだけど(笑)
小型スピーカーが欲しいならEpic 4ででいいと思う。結構大きな音で鳴らしたいなら、5以上を選ぶのが正解。

Epic 4は、いろいろな曲を作るのも聴くのも楽しいスピーカーだと思う。

reProducer Epic 4の購入はこちらから。
また、B級品が、beatcloudで特価販売中

🔽とまあ、そんな感じで。
ちなみに、Epic 5にはハードケースは、Epic 4にはソフトケースが付いてきます。引っ越し以外に持ち運ぶ事ってないので、このケースの置き場所が大問題!
あと問題が1つ。Auratoneの置き場!(笑) 今みたいにPrecision6の上はさすがにダメだし、もっと狭く置きたいものの、どうしたもんかなー。うーん。しばらく悩みます。

メインモニターをIK Multimedia iLoud Precision 6へ変更しましたという動画を公開しました。 #youtube

「iLoud Precision 6 – 部屋とスピーカーとキャリブレーション」をYouTubeで公開しました。

ひとまずNS-10M Studioも戻す。

2023 年 6 月 7 日 水曜日

ひとまずYAMAHA NS-10M Studioも、比較用にあった方がいいかなと思ったので、内側に入れてみた。
Auratoneが上に行くしかなかったのがちょっと困るけど、
iLoud Precision 6に慣れるまでコレで行こうかと。

10M+サブウーハーでの低音と、iLoud Precision 6の低音、
超低域、低域の出方は、サブウーハーの音量を上げる事で似た音に。
中高域は1.5kHzあたりの盛り上がりが10Mの方が強くて、それより上は下がり気味。
歌は10Mの方が前に出る。その辺はAuratoneもあるしね。
やっぱ音程、音域、定位の分かりやすさで、iLoudの方が今どきのmixはしやすいと思う。
キャリブレーション(X-Monitor)で、うちの環境に合わせてフラットに出来ているっていうのが一番大きいんだろうね。

うちのヴォーカルブースはVery-Qっていう簡易防音室なので、-30dB/1kHzくらいしか防音しないのだけど、
これだとiLoudの低域がかなりかぶるので、レコーディング時だけは10Mの方がいいのかも?って思ってたら、
なんと、iLoud Precision 6の補正ソフトX-Monitorで、「White ’90s」にすると、ほぼほぼ10Mの音に!

慣れるの早そう😆

メインモニターをIK Multimedia iLoud Precision 6へ変更しましたという動画を公開しました。 #youtube

2023 年 6 月 3 日 土曜日

https://youtu.be/11TZD24q5oE
メインモニターを、YAMAHA NS-10M Studioから、IK Multimedia iLoud Precision 6へ変更しました。
もうスゴイです。語彙力なくなるくらいスゴイスピーカーだと思います。

10MからiLoud Precisionにジャンプアップだから当たり前だろうって話ですが、
自分の曲もアップデートされると思います。

もうホント、届いて、出して、音出した瞬間から、わーお!スゴイ!って言ってしまいました。
楽しくてしょうがないです。

あ、ちなみに、キャリブレーションOFFの方が楽しいです。なんてったってスゴイので。
キャリブレーションONは、やる気が出ます!

注意:細かい検証等はしてません。個人の意見です。

IK Multimedia
https://www.ikmultimedia.com/products/iloudprecision/?pkey=iloud-precision-6-pair

楽天で買ちゃったらいいと思う。
https://a.r10.to/h5C3P1

四角い吸音材を、静科さんからお借りしてます。
https://www.shizuka-ssp.jp

今使ってる吸音材の素材がメラミンなんですが、どうもその成分が猫に悪影響があるようで、昨年の健康診断でひっかかりました。
ウィルは、メラミンの吸音材で爪を研いで、さらにその吸音材をクチャクチャしちゃっていたんですよ。
ある時、突然ウィルの中で流行り始めたみたいで…。
それまで問題なかった血液検査が、問題アリになってしまいました。
なので、試しに半年ほどウィルを仕事部屋に入れないようにしてみたら、
無事に数値が戻ったという経緯があり、やはり原因はコレかと。

メラミン以外で爪とぎが出来なそうな吸音材を探していたのですが、
ちょうど良いところで静科さんからDMをいただき、猫好きな話で盛り上がってしまって、
今回、お借りすることになりました。ありがとうございます!

お借りした、Stillness Panel B-500という吸音材はアルミ製なので、なんと爪とぎに強いという!!(笑)
125Hz帯の吸音にもバッチリ対応してくれるので、吸音材としてバッチリです。
大きさは、500mmと1000mmとあるのですが、お借りしたのは、500mm。
現状だとスピーカーの真後ろには置けないので、いろいろ試してみたのですが、
ナナメに置くのが今のところ一番良さそうでした。
「部屋を吸音する上で、角を無くした方がいい」っていうのをうちはやってなかったので、
ちょうどいいかなと思います。

自立もするので、背中側とか、横とかにもいいかもしれません。
いろいろ試してみようと思います。

※メラミンの吸音材は布で包ものもアリかなと。

RYPPHYPE “トーキョー散歩マジック”
各配信サイトへ:https://bit.ly/3MUDdVC

動画が良かったよーという方は、チャンネル登録お願いします!
https://www.youtube.com/@RyuichiroYamaki

Focusrite VRM BOX。

2012 年 4 月 5 日 木曜日


前回のスピーカー問題の続きなんだけど、今度はスピーカーそのものではなく、ヘッドフォン環境を変えてみようって事で、以前から気になっていたFocusrite VRM BOXを導入してみた。このボリュームノブがドンとある小さなBOX、簡単に言ってしまうと、3種類の部屋と15種類のスピーカーから出る音をヘッドフォン上でシミュレートしてしまおうというもの。とはいえ、最初は不思議な感覚に襲われて、期待したほどは完全に目の前にスピーカーがあるような感じにはならないと思ったのだけど、それっぽく部屋のアンビエンスと位相の変化が付け足された上で、それぞれのスピーカーのEQ特性を足した感じになるので、何となくそのスピーカーのコツは掴んでるような気がする…とまあ、いくつもの音響環境で音が確認出来るという点でとても便利なんじゃないかと思う。
スピーカーの設定のJapanise White Classicというのが10Mなのだけど、確かに大きなスタジオで鳴らすとこんな感じだったような気がするし、KRK、Auratone、Genelec、ADAMなど、お馴染みのスピーカーのセッティングもあるので、パチパチと切り替えながら確認をすると面白いと思う。低域の確認にも一役かいそう。

USB直で繋ぐ事も出来るのだけど、うちではMOTU MicroBookのS/PDIFからVRM BOXに入れた方がモケっとしないでクリアだったので、このセッティングで行こうかと。S/PDIFのケーブルも、手持ちであったAPOGEEとテクニカとベルデンとVital Audioを試してみて、APOGEEに落ち着いた。
そうそう、結構レベルが稼げるし、VRM機能をオフにする事も出来るので、手元で音量が変えられる普通のヘッドフォンアンプとしても結構良いと思う。VRMからのアウトプットが、0dbと-6db、-9db(v1.2時点)の切り替え出来るので、AKGのようなインピーダンスの低いヘッドフォンにも安心。うちではAKG K271 mk2は0db、SONY MDR-CD900STでは-6dbのセッティングで丁度良いように思う。

とまあ、そんな感じなのだけど、使い慣れてくると確認用としてならかなり良いんではないかな。ちなみにこのブログを書いてる間、ずっとAKG K271 mk2で大音量で流してるのだけど、目の前に10Mがあるのかと錯覚する瞬間があったりして面白かった。コントロールルームのSSLに両肘をついて、大音量で確認してるとこんな感じだったりして。だんだん気持ちよくなってきたなー(笑)
ただ、過信はしてはいけないので、うちは早急にスピーカー環境を整えないといけないと思うのだけど。

※オーディオI/OのS/PDIFアウトからだと出力が小さい場合があるので、その場合はUSBのみの接続にして、マスターをVRMにも流れるようにセッティングすると良いと思う。

楽天 / amazon

AltecのPCスピーカー。

2012 年 4 月 5 日 木曜日


恵比寿にいた時は、スピーカーから毎日どんな時でもそこそこの音量(通常のスタジオの10Mと同じくらい)を出してモニタリングしてたんだけど、地元へ帰ってきてからは、家庭の事情でもっぱらヘッドフォンで作曲やアレンジ作業をする事がほとんど。さらに作業場を2カ所に分けて、作曲&アレンジの場所と、アレンジの詰め〜MIXの場所が別になってるのだけど、作曲の場所はスピーカーが無くてね。大きな音が鳴らせるところでもないし、小さい音でもしっかり鳴ってくれるモニタースピーカーは手持ちで無かったので、常にヘッドフォンでモニタリングしてる状態で。作ってる最中はノリノリで作ってるのでバランスなんてそこそこできてればいいやーと思ってるし、最終的なミックスはあとまわし。ヘッドフォンで綺麗に聞こえてるからいいだろ…と。そもそもそう思ってる事が間違いなんだけど、時間的に大音量を出せない時間にアップしてしまうので、もうこればかりはどうしようもなく。先方には大概は7割くらいのアレンジで、ミックスについてはヘッドフォンだから勘弁してと念を押して、あとはそれぞれの想像力で補ってもらってたんだけど、まーそれでも想像力で補ってもらえないところが出てきてしまっていて、ヘッドフォンだけだとどうしても限界があるなーと。こんなもんだろっていう過信が慢心でした。反省。

とまあ、朝からずどーんと落ちてたんだけど、もースピーカー買わないとどうしようもないだろって事で、1万円以内の安くて小さい音でもしっかり聞こえて、シャカシャカしないスピーカーを求めてさまよってきました。近所のケーズ、ヤマダ、ベイシアは、エレコムとかバッファローとかスピーカーメーカーとしてはどうなの…というやつか、良くてソニーくらいしか無かったので、まー、最悪1600円のソニーでいいかと思ってたんだけど、何となく、黒磯のメガドンキホーテまで行ってみて、やっぱもうちょっとモニタースピーカーとしてちゃんとしてんのがいいなー、もしかして宇都宮ならあるかなーってふと思いたったので、そのまま車をぶっとばして宇都宮パルコまで。確かに島村楽器にはありましたさ。でもやっぱ4万とかかけるんだったら、もうちょっと選択肢あるよなーと思いつつ、友達にメールしてみたら、「PC用のスピーカーのがいいすよー」という返信をもらったので、宇都宮駅前のヨドバシへ。PCスピーカーコーナーの視聴が結構充実してて、さすが宇都宮〜なんて思ってたんだけど、どれもこれもなんかねー…って思ってたら、何か箱から出されてなくて、ひっそりと1個だけAltecって書かれてる箱があるじゃないですか。「どえー!AltecってPCスピーカー出してたのー!?」何て言いつつ、箱に入ってるから視聴出来ないけど、あのモスグリーン色で有名な音響機器メーカーのAltecだし、USB電源でミニジャックだし、特価で2480円だし、きっと大丈夫だろーダメでもしゃーねーって事で買ってきました(笑)というわけで、Altec Lansing MXR 1320です。小さいでしょ?

さて、帰ってきて、早速MacBookProに繋いでみて、テレビよりも小さな音で鳴らしてみて、この価格だから低音は期待して無かったのですが、そりゃーある一定以下の低音はもうまったく聞こえないですけど、キックもベースもわかるくらいには鳴ってくれるし、この手の小さなスピーカーにありがちなシャリシャリ感は全然なくて、むしろ中域はそこそこ持ち上がってくれていて、全然疲れない音で一安心。「小型ながらもビッグなサウンド」って英語中国語韓国語日本語などがよくわからないくらい書かれた箱に書いてあるんですが、まず、MXR 1320の音量を最大にしておいて、MacBookProの音量を3(深夜はこれくらいが丁度いい)を基本にして、どんどん上げていくと、いやー、鳴ります。鳴りますってー!このくらいの価格のものって、音量を上げていくと音がひずんじゃったりするんですけど、このスピーカーはかなり鳴りますねー。いやー、良い買い物をしたような気がします。ま、まだリスニングしてるだけなので、仕事で使ってみてどうなるかはわからないですけど、ちゃんとMIXする時は別部屋に行かないとねー。
そうそう、今回は2.1スピーカーは除外です。サブウーハーは結構響くんすよー。

いや〜、しかし、午前中に出かけてから帰ってくるまで約10時間…。宇都宮の餃子は美味しかったけど、長い旅でした…。

本日の教訓:「中途半端なものは人様に聴かせない」

Altecとは何ぞやって人はWikiをチェック

え?低音はどうするんだって?勘だよ勘。

スタジオ。

2011 年 3 月 8 日 火曜日


最近はあまり外スタジオを使わなくなってしまったのだけど、やっぱりスタジオに行くと刺激をもらえるので、一昨日、省二郎さんの作業中におじゃましてきた。うちでは機材をものすごく減らしてしまったので、この機材の量でSSLでMIXして10M Studioから出てる音を聴くと、同じスピーカーを使ってるようにはまるで思えず(笑)やっぱこの音だよなーと再認識というか。これが自宅環境ならいいのに!とか思っちゃう。きちんとしたスタジオで鳴ってる音に限りなく近い音が自宅でも出るように日々チューニングはしていってるつもりなんだけど、これは本当に難しい。だから、本当に良い音に触れる機会というのは大切にしたいんだよね。耳の洗濯というか。本当の音がわかってれば、今自分が聴いてるののどこが違うかがなんとなくでもわかってくるはずだと思うし。うちに来る人たちも、「え?これ10Mの音なんですか?」とか驚いてくれるんだけど、別にたいした事はしてないからなぁ。まだまだ、理想の音にはほど遠いです。