UVI UltraMini.

ultra-mini.jpgMinimoogとVoyager、2つのmoogシンセのオシレーターをサンプリングし、UVI内でシンセサイズした、新しい音源、UltraMiniが発売されました。
恒例ですが、今回もオフィシャルデモソングを作りました。
 

 moogで作った音のサンプリングではなく、それぞれのオシレーターを丁寧にサンプリングして、Minimoogと同様に3OSCシンセとして使えるという、もうロムプラーなんて言わせないって感じのシンセです。もともとUVIはmoog系のモデリングフィルターは搭載しているので、オシレーターがモロmoogになっただけで、かなりのmoog感です。もうコレすごいmoog。ラブです。ラブ。

ULTRA_MINI_GUI2
 2つのインターフェイス。3オシレーターに、1ノイズ、2フィルターに、それぞれのEG、さらにエフェクトとアルペジエイターって構成で、普通のmoogの音から、今ドキの音までいろいろ作れます。プリセットもかなり面白い音が入ってるので、え?moog?ってちょっとビビります。さらに、もともとが太い音でサンプリングされているので、本気で分厚い音が作れます。モデリングとは違い、このオシレーターはサンプリングなので、電気的な音がするんです。コレ、たまに言いますが、本物のアナログシンセからは、何というか、ビーーっていう電気的な音が出るんですよね。空気が震えるくらいの電気的な音が。でも、モデリングだとそこがかけてる…。このUltraMiniはそういう部分もサンプリングされているので、例えば、3OSCでモノシンセとして作った音を、ポリモードにしてみると…もう相当暑苦しい…ってくらいの音が出る。そこがまたたまらないのですが、やり過ぎには注意です。あと、サンプリングなのでアナログ的な毎回違う音のヨレは無いので超安定したmoogですよ。

追記です。
・オシレーターごとドライブ出来るところがかなり面白いです。音作りの幅が広がります。
・同様にオシレーターごとにアルペジエーターやSTEPシーケンサーのオンオフも出来ます。
・MonoプリセットとPolyプリセットって分けなくても良かったのでは…という気がしてます(笑)どちらで立ち上げても、MonoにもPolyにも出来ます。

 
今回も公式デモソングです。
UVIWorkstation2のみ。全11Track+UVI ElectroSuiteでドラムを足してます。

気になる!という方は、今すぐにUVIからダウンロード購入を。お値段は$149。日本語サポートが受けられますので、安心して購入出来ますよ。
使用するには、最新のUVI Workstationが必要です。

追記 2013年12月19日
UltraMINIがVer.1.5になりました。ユーザーは無償ダウンロード可能です。200以上のプリセットを追加したそうですよ。


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  1. […] UltraMiniについてはこちらの記事を参考に。UltraMiniはサンプルを一気に読み込むタイプなので、立ち上げには時間がかかりますが、その価値はありますよ。 […]