UVI The Beast.

E-MU Emulator II/One、Fairlight CMI Iixと来たら、やっぱり来ないわけが無いでしょう!って事で、UVIから、あの名機シンクラヴィア IIの音源「The Beast」が発売されました!
恒例ですが、今回もオフィシャルデモソングを作らせていただいてます。もう聴いていただけましたでしょうか?

シンクラヴィアと言えば、1970年代後半に登場して、80年代に一世風靡したFM音源、サンプラー、シーケンサーを統合したワークステーション。スティービーワンダー、ハービーハンコック、クインシージョーンズを代表に、日本ではやはり日向大介さんではないでしょうか。個人的には、シンクラヴィアの音は大好きで、それっぽい音を作ってよく使ってました。シンクラヴィアの音で代表的なのは、やはりFM音源だと思うのですが、YAMAHA DXとは何処か違う、シンクラヴィアっぽい音というのが確かに存在していたと思います。
とまあ、そんなシンクラヴィアなのですが、現在でもMacOS Xで動くように改良が続けられています。最新のMountain LIONでも動きます(笑)これは本当にビックリなのですが、ebayなどの中古市場がこなれてきたらしいので、どうしても実機が欲しい!という人は是非!!
とはいえ、あの巨大な物を家に置くには…という方に、今回の「The Beast」はうってつけ!(笑)

今回も音源が3種類入ってます。
まずは、FM音源部のBeast FM II。豊富なプリセットを聴いて、赤いボタンや赤いノブを触ってるだけでも、「おー、シンクラヴィア〜」と思うのですが、どちらかというと、素のオシレーターのサンプルも入ってるので、それをいじっていく方がイメージに近い音になると思います。例えば、SAW波形を選んでリリースを調整して、フィルターで色を付け、左側のでかい銀色のノブを回していくと…ギュイイイイイイイン。FMだ!という感じで、アルゴリズムがどーのーとか、何も考えなくても、このノブ回すだけでFMらしい音作りが簡単に可能なのがものすごい気に入りました。
いや〜、やっぱFM音源好きだわー!

次に、Synclavier PSMTライブラリ(サンプラー)のBeast Terminal。これはいわゆるPCM音源的に使える音が沢山入ってます。EDITも簡単なのでちょっといじると劇的に良くなるプリセットもあったりして、かなり使えるPCM音源なんではないかと思ってます。

最後に、Beat Box。最近のUVIお得意のドラム音源なのですが、思わずニヤリとする80’sフレーバーな音が本当に沢山入ってます。さらに、FM音源でのドラム音も網羅しているので、あの頃の音を出すにはもってこいの音源なんではないかと。8トラックのPCM、4トラックのFM音源でドラムシーケンスパターンが組めるのも魅力です。

今回も公式デモソングです。
エフェクトやバランス等、すべてUVIWorkstation2内のみ。全11Track。
シンセ音は、Beast FM IIでオシレーターから作った音がほとんどです。Mute GuitarやストリングスはBeast Terminalを使ってます。

気になる!という方は、今すぐにUVIからダウンロード購入を。日本語サポートが受けられますので、安心して購入出来ますよ。

使用するには、最新のUVI Workstationが必要です。

ではでは、そんな感じでー!Enjoy!


オマケ。


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コメント / トラックバック 2 件

  1. […] » 10位;UVI Electro Suite David Guettaの影響力ってかなりすごいと思うんだけど。 […]

  2. […] 出来上がってると思う。基本的にはサンプリングされた音を、前回のシンクラヴィア音源のThe BEASTと同じようにFMIZERというパラメータでFM変調させて音を作っていくタイプ。1から音色を作 […]