KORG KRONOS触ってきました。

KORGさんのご好意で行ってきました新製品発表会!そして、触ってきましたKRONOSを!
KORGの集大成とも言うべき今回のKRONOSなんですが、今回は発表の時点で物欲が沸いたのですが、さらに沸いてしまいました。サイトの説明だけじゃピンと来てなかった部分も、弾いてみていじってみて納得。そもそもSSD搭載でイマドキのソフトシンセにも全然負けないサンプル容量なので、例えばPianoなんかは減衰していく最後の音まで録ってあるんですよね。メロトロンなんて、途中で音が鳴らなくなっちゃう忠実さ(笑)ハードウエアなんて「たかが何メガとかでしょー?」と思ってた人たち!これびっくりしますって。
それと、地味に嬉しいのは、弾きながら音色切り替えした時に、今まではブチっと切れて次の音が鳴ってたのですが、前の音が鳴ったまま次の音色に切り替える事が出来て、さらにその音が鳴ったまま弾き始める事が出来る事ですかねー。ステージではもちろん、音色選ぶ時も便利な機能なのではないかと。

さて、じゃあ、片耳にヘッドフォンしながら、片耳で1個づつ説明を聞いてきたので、音源の紹介を。
■SGX-1(Premium Piano):ピアノ音源
今までのKORGピアノをさらに進化。ループなし、減衰される最後までをしっかりサンプリングして、ヴェロシティレイヤーもかなりあるとの事で、大容量ピアノ専用ソフトシンセにも対抗出来ます。ジャーマン系とジャパニーズ系ピアノがメインですが、いわゆるKORGの音もしっかり入ってます。グランドピアノの蓋の閉まり具合の調整やダンパーノイズの調整だと細かい調整が出来るのも特徴でした。

■EP-1(MDS Electric Piano):エレクトリック・ピアノ音源
出音はもちろんなんですが、エフェクトがさらに素晴らしいので、もしかするとエレピ系としても最強な気がします。アンプやキャビ、エフェクトを選んでセッティングしてから、やっぱmk-Iじゃなくて、IIがいいなあと思ったら、そのままのセッティングのままIIに切り替える事も可能です。同様にVやウーリッツァにも。これって制作時にはとても便利な事なんですよね。インサートエフェクトも見た事ある外観のが沢山入っていて思わずニヤリ。ドライブ感もかなり良い気がします。あと、ヴェロシティがかなり自然。これなにげにすごい事なんですが。

■CX-3(Tonewheel Organ):トーンホイール・オルガン音源
9本のスライダーでドローバー調整出来ます。KORGのコンボオルガンは使った事がないのですが、これもかなり良いと思いました。ドローバーを1本づつ鳴らしてみたんですけど、とにかく自然です。ロータリー具合もいいですね〜。

■MS-20EX(Legacy Analog Collection):アナログ・モデリング音源
■PolysixEX(Legacy Analog Collection):アナログ・モデリング音源
みなさんご存じMS-20とPolysixです。この辺は説明不要なので省きますが、Polysixを弾いてて思ったのは、「アレ?Polysixってこんな音良かったっけ?」という印象。なんとなくKLCとは結構違う気がしたんですけど、気のせいですかね?DAだけの問題ではないような気がしますが、そこまでチェック出来なかったです。ごめんなさい。

■AL-1(Analog Synthesizer):ハイ・クオリティ・アナログ・モデリング音源
いわゆる新しいアナログモデリング系の音で、最新の音がしてました。

■MOD-7(Waveshaping VPM Synthesizer):VPM/FMシンセシス音源
セミモジュラーシンセで、画面にも簡単なパッチ画面が出てました。VPMでかなり変態なサウンドを作り出す事が出来てました。さらにFM音源的な音色も可能で、あのシンセの音色も読み込めるとか何とか…。真相は不明ですけどね!(笑)視覚的に理解しやすいインターフェイスになってるので、音色も作りやすそうでした。作りがいがありそうです。

■STR-1(Plucked Strings):物理モデル音源
フィジカルモデリングです。いわゆる弦をモデリングしようというものですが、現実的には無い音色の合成・変化の方が興味津々でした。

■HD-1(High Definition Synthesizer):PCM音源
最後にいわゆる大容量PCM音源。もー、ハードなんて容量少ないし!なんて言わせません(笑)いきなりWAVE Sequenceで、あのWAVESTATIONの音が鳴ってたのには笑ってしまいましたが、ループではない長いサンプルでさらにヴェロシティレイヤーとなると、もー夢のPCM音源ですよね。ドラムの音も各種入っていて、かなりの表現も出来そうでした。生系のドラムには、アンビが2段階調整出来てました。その他、あまりにも沢山ありすぎて全部は見きれませんでしたけど(笑)

長時間触っていたわけではないので、こんな感じで簡単ですいません!
どの音源も弾いていて思ったのは、エフェクトが素晴らしい事。一番目立つのは空間系なのですが、これが現在のシンセサイザーの一歩先を行ってる気がします。16系統を同時使用出来るらしいので、かなり複雑なセットも可能みたいですね。このエフェクト、外部入力もokだったらいいなぁ。
それと、SSD搭載という事で、将来的な音源のアップデート、サンプルのアップデート、OSのアップデートが期待出来るので、Nordのようにサンプルが増えていくという事が予想されるんではないかと。これはかなり期待ですね。
そうそう、さらにUSBオーディオ搭載(2ch)!地味に嬉しい人もいるんじゃないでしょうかー?また、アナログ入出力はすべてTRSバランス。これも地味に嬉しいですね!
鍵盤は61鍵のみが普通のキーボード鍵盤で、73鍵盤88鍵盤がRH3鍵盤になってます。悩みますねこれ。こうなるとやっぱ俺は、88鍵チョイスかもしれないですね。よろしくお願いします。(え?)あー、でも61鍵のスマートさも捨てがたい!ええい!どっちも欲しいー!えー!(一晩寝たら73鍵も欲しいと思ってしまいました(汗))

発売は4月9日。店頭売値的には61鍵盤が25万くらい、73鍵盤が28万くらい、88鍵盤が32万くらいと、あのOASYSに比べたらとても良いお値段です。M3よりちょっと高いくらいかな。音源はものすごいパワーアップしてるので、買い換えアリですよ!
その他、詳しくはKRONOSのサイトへGo!

さて、それと、写真はありませんが、KAOSS PAD QUADも触ってきました!KP3を使ってた時に、いくつか同時使用出来ればもっと使えるのになーと思っていた事が実現出来てました。2月26日発売で、2万5千円くらいってお値段もがんばってますね!

とまあ、そんな感じですー!どうもありがとうございましたー!


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