M1 Silicon/Monterey上のMOTU DP11.04で初代PreSonus Faderportを動かす。

先日、MIX仕事があったので、初代のFaderportを再ゲットしてみた。
ここ数年は、フィジコンではなくMIDIコンでやってたんだけど、
細かいフェーダーを記録するには、やはりフィジコンの方が敏感でいい。
フェーダー書いたあと、細かい修正を画面上で行うのも圧倒的に減った。

MOTU DPは、DP7までの32bit環境ではFaderportのドライバがあったものの、
DP8以降の64bitドライバは結局リリースされなかった。
HUIモードで動くという話もあったのだけど、
2012年当時、うちではうまくいかなかったので、売却した。

昨年、MOTU DP11.02(現在は11.04)のリリースで、
Faderportなどのシングルフェーダーがデフォルトで使えるようになったのアナウンスがあったので、
これは初代Faderportも使えるのでは?淡い期待を持っていたんだけど、
結論から言うと、このドライバだと初代Faderportは動かなかった。
(多分現行品Faderport2018ならいけると思われる。)

調べてみると、初代Faderportは、M1 Silicon/Montreyをサポートしていないという情報。
案の定、M1 Macminiに繋いでも、Audio/MIDI設定上には出てくるけど、DPのControl Surface設定をしてもうんともすんとも。
でも、Audio/MIDI設定に出てくるなら、きっとどうにか出来るに違いない!と思って、
PreSonusのKnowledge Baseでいろいろ探してみた。

どうやらファームウエアを最新にすればHUIモードで動く…という話があったので、
早速UniversalControlをM1 Macminiにインストール。
ファームウエアのバージョンは、v1.0。
これを最新のv1.45まで上げたいのだけど、
アップデートを何度やってもエラーで先に進めず。

よくよく読んでみたら、「USB2.0ネットワーク上で使え」とあったので、古いMacにインストールしていみることに。
まずは、MacBookPro2014(Mojave)でやってみたけど、USB3.0ネットワークだからか、Macmini同様に出来ず。
さらに古い、MacBookPro2011(High Sierra)でやってみたら、すんなりアップデート完了。
(これより古いのはMacOS9のiBookしか残ってなかったので、本当に良かった。)

Macminiに繋ぎ直して、DP11.04のControl Surface設定上で、
試しにシングルフェーダー設定でやってみたけど、やはり動かず。
HUIモードでやってみると、無事動いた。
セッティングは、右の画像を参照。

このHUIモードだと、シングルフェーダー特有の
「トラックを選ぶとフェーダーもそのトラックに対応する」が出来ないのだけど、
本体のChannel Selectボタンで移動すれば問題なし。
Bankボタンで8chづつ移動も可能。

DPでは、下の画像のように、Mixerの一番下に8つのラインが表示されていて、
選択しているトラックは濃い色に変化している。
この選択された8トラックの中であれば、
各トラックを選ぶだけで、フェーダーも切り替わってくれる。

というわけで、無事、MIX仕事も予想より時短して終了。
やっぱりフィジコンって便利。
Faderportは、比較的コンパクトなところが有難いよね。
他社のは大きいのが多くて。

今から買うなら、新しいFaderportを買いましょうー。
という感じで。

※MacOS Venturaで、動作が怪しくなったので、諦めて新しいFaderportへ移行しました。


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