MOTU DP11.02リリース。

※Twitterでは書いていたのですが、あまり時間が無くてブログ化してませんでした。
 遅くなって申し訳ないー。

さて、早くもDP11.02がリリースされました。
各種バグフィクス等行われてます。
ダウンロードは、MOTUのダウンロードページで。

新機能、バグフィクス等の情報は、代理店のハイリゾリューションが、翻訳したのを公開してくれましたので、
そちらを参考に。
https://h-resolution.com/blog/dp1102-updater/

■新機能
・MCUの「シングルフェーダー」プラグインを追加。iCON Platform Nano、Presonus Faderport
 およびその他のシングルチャネルMCUコントロール・サーフェスを使用する上で役立ちます。

■バグフィクス
・新しいユーザーがマイク(オーディオ入力)にアクセスするためのDP許可を付与するように求められたときの説明メッセージを追加しました。
・Console 1(VST3)を使用する場合、ラップアラウンドを回避するために、コントロールサーフェイスからの値をバインドします。
・ミニメニューで無効になっている場合、クイックスクライブコンテキストメニューで無効なスコア配置コマンドを無効にしました。
・WindowsでPOLARテキストラベルが衝突するバグを修正しました。
・ラインモードでCCエディターの非表示のベロシティ・イベントによってノートを選択できるバグを修正しました。
・トラックにアーティキュレーションマップが選択されていない場合でも、MIDI連続データペインのアーティキュレーションを介してノートを選択できてしまうバグを修正しました。
・レトロスペクティブMIDIレコードがアーティキュレーションマップで機能しないバグを修正しました。
・Akai APCファミリーのコントローラーでシーンのインデックスが作成され、グリッドを移動したときにシーンの起動ボタンがスクロールしないバグを修正しました。
・カスタムコンソールページを切り替えるときのグラフィックの不具合を修正しました。
・レコード・パスの後にカウンターを移動すると、新しく記録されたオートメーションタイプが更新されるように修正しました。
・ノートごとのイベントの追跡方法を改善しました。
・Euconプラグインの開閉動作を改善しました。
・ReWireのサポートを終了しました。

■追記
・世界中からの要望に応えて、どんどんバグフィクスしてくれてるのが好印象。
・Faderportが使えるようになったのって、結構デカイんじゃないかなと思います。
 32bitから64bitへアップデートする時に、Faderport用のプラグインが使えなくなってしまっていたので、
 対応しなさそうだなと思って売ってしまって、ずっとMIDIフェーダーを使っていたのですが、
 対応したとなると買い直してもいいかもしれません。

■2021.10.12追記
UVI Falcon 2.5Waves V13がリリース。どちらも、M1 Silicon対応です。
 Wavesの一部はまだ未対応なようですが、個人的には、この2社が対応してくれたおかげもあり、心置きなくDP11.02をメインで使えそうです。
 ただ、他社のM1未対応プラグインでは、表示が崩れたり(GForceとか)、使用出来ないものもあったり、
 使えても負荷が非常に重かったりするので、プラグインは選びはなかなか難しい気がします。
 DP10までの常識を、DP11(M1 Silicon)では、アップデートしていきながら楽曲制作をしくしか無いなあと思います。
 なんとなく、OS9からOSXへ変わった時と同じ感じです。もしくは、32bitから64bitへ切り替わった時とか。

 以前も書いた気がしますが、DP10までに作ったプロジェクトは引き続きDP10を使用して、
 新しいプロジェクトや、プラグインを整理して、引き継ぎが出来たプロジェクトは、DP11でやって行きます。
 もしくは、RosettaモードでDP11を立ち上げようかな。

・ちなみに、M1 Silicon対応プラグインだけで使うと、DP11は超軽快に動きます。
 立ち上がりも軽快で、プラグインの読み込みも軽快です。
 ココ重要です。

■M1 Silicon Native 対応待ちプラグイン一覧(Rosetta上では立ち上がる)
・Arturia Pigments3:重過ぎ。
・Cherry Audioシリーズ:重過ぎて。
・d16 lush 101:立ち上げた瞬間にフリーズ。
・FAW SubLAB:音出ず。
・GForce impOSCar2:立ち上がるけど、負荷増大。
・GForce Minimonsta / ODDITY2:プラグインがモザイクタイルのような絵に。当然音は出ない。
・GForce OB-E:画面ズレ、負荷増大
・IK Multimedia関連:負荷増大
・Image Line:音は出るが、画面真っ白。
・NI FM8:フリーズ。
・DS Thron:フリーズ
・unfilteredaudio LION:重い
・bx_oberhausen:重い
・UJAMシリーズ:重め
・iZotope関連:重くて無理ぃ。

■ひとまず以上です。これ以外にも、負荷はあるがまあまあ使えるプラグインは多数あります。
 どうしてもイマイチだったら、RosettaモードでDP11を立ち上げて処理します。

■20211015追記
・というわけで、Rosettaモードで立ち上げてみました。
 Finder上で、DP11のアイコンを「情報を見る」すると、「Rosettaを使用して開く」があるので、ココをチェック。
 これでRosettaモードでDP11が立ち上がります。
 DP11.0や、DP11.01では、Rosettaモードであっても、負荷が結構持っていかれていたのですが、
 今回のDP11.02では、かなりDP10で動かしている時にまあまあ近い動きをしていると思います。
・それと、DP10や、DP11.01までは、オーディオインターフェイスを3台以上繋ぐと、負荷が爆上がりしていたのが、
 DP10.11からは、やっと通常の負荷に下がってくれたので、何台も同時に繋ぐことが出来そうです。
 うちの場合は、UA Apollo8、MOTU 16A、MOTU M4の3台をDPで同時に使います。

・一旦、DP11のRosettaモードでへ移行します。
 M1 Siliconで読み込めないプラグインとかが、どうしてもまだあるので、
 しばらくは、Rosetta上で動かすことになりそうですが、
 そもそもRosetta上でもかなりのスピードで動いてるので、M1 Macminiにした恩恵はかなりありますからねー。
 DP10のM1 Macminiでの挙動(突然固まっちゃったりとか)に結構悩まされていたので、
 いけるならこれで!

■20211017追記
・MOTUの各種ドライバが10月13日付けで新しくなってます。ダウンロードはこちら
・RosettaモードにしたDP11.01を数日間使っていたのですが、
 どうもMASがエラーを出したり、動作がいまいちだったので、(何故かDP10でも同様のエラーが出だした)
 プラグインは諦めて、M1 Nativeモードで使い始めました。
 が、一部どうしてもM1 Native対応していないプラグインを使うのですが、
 これがバウンス終了時に負荷がかかってMASエラーで落ちる時がありました。
 これ以外は今のところ問題なく快適に過ごしてます。
・リバーブやディレイは、UADを使っていたので、この辺の空間系の選び直しが悩むところです。
 ひとまずは、付属のProVerbとか、Waves RVerbとか、H-Delayで。(軽いんだもの)
 Wavesでも、まだ対応していないプラグインがあるので、その辺は劇重。
 未対応の重いのはPreGenで使って、Auxなどのリアルタイム処理で刺すのはM1 Native対応プラグインだけで行きます。

■20211019追記
・いやー、M1 Silicon対応プラグインだけ使おうって割り切ってみたものの。やっぱ無理だわー(笑)
 代わりのM1対応プラグインが見つからない。
 ひとまず、DP11.02をRosettaモードで立ち上げるのをメインにします。
 起動(VST Support関連の)が遅いんだけど、もう諦めよう。

・今日のAppleEventで、M1 PROと、M! MAXが出たし、BTOフルスペックで70万超えとか見ちゃうと、
 もう持ち運べるMacProだなと思うわけで。M1の4倍早いって誰が想像しただろうか。
 買う人は問題なく買うんだろうけど、
 ソフト(M1 Native)がまだまだ落ち着いてないので、急がなくても大丈夫だと思います。
 ライブでstem出しして使うだけだよーって人は、PROでもMAXでも無い、普通のMBPもしくはMBAでも十分です。
 慌てない慌てない。一休み一休み。

 (と、書きながら自分を落ち着けてるところ)

・ちなみに、DP10(Rosetta)での負荷は、DP11をRosettaモードで立ち上げた時より、圧倒的に低いです。
 M1 Nativeに対応していないプラグインがほとんどという現状だと、DP10の挙動が不審な部分には目をつぶって、
 プラグインが沢山立ち上がるDP10で作業するのもアリだと思います。
 ま、ほんと悩みます。毎日気分が違う。というか、曲によって使い方が違うのでしょうがないか。

・Rosettaモードで使うDP11は、M1 Siliconモードで立ち上げたのとほぼ同様の負荷がかかるようです。
 なので、やはりM1 Native対応物のみをリアルタム処理で使うのが良いと思います。
 PreGenなら、未対応でも使えますが、例えば、弾き直したい時とかでActiveにすると、負荷が爆上がりしてしまうので、現実的ではないです。

・DP11.02の付属プラグインを見直す良い機会になるんじゃないかって気がしてきました。
 M1 Nativeでリバーブをすごい悩んでたんですが、
 eVerbって、久しぶりに使ったらとても良かったです。しかもめっちゃくちゃ軽い。
 ProVerb(IRリバーブ)も同様でした。
 サードパーティだと、WaveArtsのMasterVerb6。WaveArtsはv6でNative対応しています。
・あとはDelayなんですが、M1 Nativeだとしっくり来るのが無かったので、
 Auxでリアルタイム処理せずに、トラックに直接刺してPreGenで処理させるのが一番かもしれません。
 付属プラグインのDelayもイイんですが、もう少し複雑な事をやりたいなと。
 オーソドックスなのは、付属のプラグインでOKです。


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