KORG Collection3が発売されました!新しく追加された音源「miniKORG 700S」でプリセットの一部を制作してます。

KORG Collectionが、新しいプラグインを3つ追加してKORG Collection 3へと進化しました。

今回は、その中のシンセサイザーの一つ「miniKORG 700S」でプリセット音色の一部(20個)を制作しました。
プリセットブラウザで、右スクロールしていくと「Programmer」欄で確認できるので、
是非、弾いてみて、楽曲を作ってもらえたらと嬉しいです。

作った音色から3つ選んで、それぞれオフィシャルデモソングを作りました。

KORG · OmniModDecay

KORG · Tourchwood

KORG · Traveller

■miniKORG 700S


1973年にKORGが初めて量産したモノフォニックシンセサイザーのminiKORG700。
日本では、喜多郎氏が使用していたことでも有名です。
今回は、そのKORGの原点とも言えるminiKORG700を忠実に再現して、
ソフトウエアならではの、ポリフォニック化、ヴァーチャルパッチ、エフェクトなどが追加されてます。
音色を作っていて思ったのは、やはりハイパスとローパスフィルターのトラベラーコントローラーが鍵だということ。
あとは、ビブラートのパラメーターも面白くて、
Moog系とはまた違った独特なアナログ感が出てると思います。

さて、KORG Collection3に新しく加わったのは、あと2つあるんですが、こちらも紹介します。
こっちには関わってなかったので、リリース発表後にとてもビックリしました!

■Prophecy


なんと1995年発売の物理モデリングマシン「Prophecy」がソフトウエア化されました。
しかも、ポリフォニックモードもあります。
Z1とは別物です。あくまでもProphecyがポリフォニックに。
でも、そこがイイんです。
ソフトウエアらしく、EDITしやすいのがほんと助かります。

長い間メイン鍵盤にしていたTrinity Proに、
Prophecy同等のMoss-Solo(Moss-tri)内蔵されていたので、
ベースや管楽器系など、かなり沢山の楽曲で使いました。
Trinityが調子悪くなってきた2000年台中盤あたりで、Prophecyを入手して、
しばらく使っていたのですが、やはりコントローラー系が調子悪くなったり、
引っ越しだなんだで、手狭になってきたこともあり、
普段使う音だけをガッツリとサンプリングして、2010年代前半にどちらも手放しました。
なので、懐かしい音も、なんだかとっても新鮮な音に感じます。
今後、かなり使うプラグインになるんじゃないかと思います。

■TRITON EXTREME


発売終了後、しばらく経ってから有名なアニメで使用されて、
76鍵タイプだけ中古入手困難になってしまった機種がソフトウエア化。
もともとTRITONはプラグインで発売されていたんですが、
このTRITON EXTREMEは、真空管エミュレーションが付いて、
新規音色の追加、さらに音色ボードのEXB-PCMから厳選した膨大な音色が収録されてます。
Factory Preset(A〜N)は、もTRITON EXTREMEと同じものです。

さらに、TRITON、TRITON Extremeどちらにも、なんと、「DAコンバータのモデリング」が付きました!
DACを通さない「Digital」と、初代TRITONをモデリングした「Classic」、
TRITON STUDIOをモデリングした「STUDIO」の3つのモードです。
ずっとリクエストしていた機能なので、すごい嬉しいです!
Classicは聴き慣れた音ですねー。
(TRITONでココの切り替えを使うとM1/Big Surではフリーズしてしまいましたが、ver.1.3.1で修正されました。)

TRITONを使うか、TRITON Extremeを使うかは、好みが別れるところですが、
キャラの違いを楽しむのもアリかなと思います。

では、そんな感じで!

ご購入、アップグレードはKORGオフィシャルショップから!


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