MOTU DP10.1にアップデート。遂に日本語マニュアルが付きました&結構アップデートしてます。

本日、DP10.1がリリースされました。
ユーザーはMOTU Downloadからダウンロードしましょう。

日本語pdfユーザーマニュアル、プラグインマニュアルが付属しました。
ただ、最新10.1じゃなくて、10の物な気がします。最新のことが載ってません。その他のも早期日本語化される事を願います。

かなりの機能が追加され、バグフィクスも多く行われてる模様です。
使ってみながらココに追記していく予定です。

⬛︎個人的には、愛用のMagic Track Padで、ピンチ対応してくれたのが嬉しい!!!ズームコントロールが楽になりました。横ズームは、2フィンガーで普通にピンチ、縦ズームはctl+ピンチ。

⬛︎デフォルトでMIDIデータの各種CC#が一度に表示されなくなってる。前と同じように、常時全部表示されてる方がいい場合は、左側のルーラーを何度かクリックで全部出るようになりました。ビックリしたなもう。

⬛︎ヴェロシティのコンティニュアスデータのデータアイコンの表示方法が変わったのが慣れるかどうかだけど、棒ではなく、点表示に戻したい時は、PreferenceのContinuous DataのOn Velocitiesのチェックを外しましょう。

⬛︎コントロールチェンジ等の表示が大きめになってしまったのが少し残念。

⬛︎RetrospectiveMIDIRecordという機能が搭載されました。AudioのPunchGuardと同様の機能で、それのMIDI版です。曲中で弾いてたのに、Recボタン押してなかった!という場合でも安心。Regionメニューにある、「Retrospective MIDI Record」を選択するだけで、Recされてなかった部分が表示されます!この機能、日本語のアップデート情報には載ってなかったよね。

⬛︎Bounce to Diskも新しくなってます。マルチバウンスが出来るようになったので、セッティングをしたらSTEMまでお任せってことが出来ようですね。しかも、オーディオインターフェイスのI/O設定も選択すれば、ハードウエアごとバウンス出来るようです。デフォルトでは、Add to Sequenceになってなくてビックリしましたが、セッティングをちゃんとするだけで今まで通りのバウンスが出来ました。それと、当たり前のことなのですが、「Sample Formant」部分を「Project Default」以外にすると、同じ32bit floatであったとしても、Importの選択ができなくなります。(Add to Sequnceが出来ず、Bounceフォルダへの出力のみです)
※画像は、Choose Folderの直下にはファイルパスが書かれてるんですけど、今、作業中のものがバレバレになっていたので、ボカシてます。Tracks内もちょっとセッティングがバレてますけど、これくらいならまあいいかと(笑)

⬛︎ツールが増えてます。Volocityツールと、ハンドツール。上記したとおり、Velocity変更の為のツール(Vキーを押しながらノートを上下する)。ハンドツールはPhotoshopとかと同じ挙動です。スクロールするのに役立ちます。コマンドはHキーで、TrackPadの場合は2本指。

⬛︎トランスポートにあるループ、パンチインなど、どこからどこまで設定されてるかも、Graphic Editorで表示されるようになりました。

⬛︎ノートの頭からだけでなく、デュレイション部分をドラッグするだけでも、ノートの複数選択が可能になりました。設定は、Perference/MIDI Editingの、Marquee Selection部分、Notes are selected if the selection drag includes any part of the noteの方をチェック。

⬛︎cmd+Rで、データがリピートされるようになりました。

⬛︎CHUNKにカラー設定出来るようになりました。

⬛︎トラックのクリップ化や、Clips Window関連が結構変わってます。

⬛︎ハイリゾさんのツイートしてた、クリップの使い方、すごい便利でした。ループさせる範囲を自由に決められるのもいいですね。MIDI、Audioともに同様の機能なのも面白かったです。打ち込んだ物を、Regionメニュから、クリップ化して、スタートポイント、エンドポイントをEDItしたのちに、Unpack ClipsでMIDI/Audioトラックに一瞬で戻せるのがイイです。クリップの使い勝手増します。

その他、新機能は、MOTUのサイトか、日本語はハイリゾさんのサイトで。

完全版DP10説明書
DP10インストーラーには、全てのDP10説明書(PDFファイル)が含まれています。これらのファイルは、Digital Performerアプリケーションのヘルプメニューからも直接アクセスすることができます。

変更点と新機能
新機能については、Digital Performerヘルプメニュー>Digital Performer 10の新機能をご覧ください。

バージョン10.1の変更

トラックのクリップ
・トラックにクリップを配置することができるようになりました。この機能により、希望位置での再生が容易になりました。
・トラック内のクリップは、サウンドバイトと同じ方法でエディットすることができます。:スプリット、トリム、ドラッグ&ドロップ、エッジエディット、コピー/ペースト等。
・クリップの右端をドラッグするとループ再生を行いながら再生時間を長くします。
・クリップの左端をドラッグすると、a)空白を作成、またはb)隠れていたループ内容を表示します。
・クリップをダブルクリックすると、クリップエディターでクリップを開きます。
・「クリップを開梱」コマンドは、トラックに配置されたクリップをバラして内容物をトラックへイベントとして配置します。

再生中のクリップをトラックに取り込む
・クリップウインドウでトリガー再生したクリップをトラックへ録音することができます。

トラッククリップへMIDIを録音
・MIDIトラック録音時に、録音するMIDIデータをクリップとしてトラックに録音することができます。
・「環境設定」コマンド>「再生と録音」>「MIDI録音」セクションの「MIDIをクリップで録音」チェックボックスをの選択を解除すると、トラックへ直接MIDIイベントを録音します。

クリップウインドウへ録音
・クリップウインドウの空のスロットへ直接録音できるようになりました。
・クリップ録音モード(録音ボタンをオプション/ alt-クリック)では、クリップウインドウの既存クリップ、または空のスロットへ録音します。
・クリップ再生をトラックにキャプチャーする際、クリップウインドウに録音する新規クリップを同時にトラックへ取り込むこともできます。

ズームジェスチャーの改良
・二本指のピンチ(トラックパッド)でズームをコントロールできます。
・オプション(Windows環境はalt)をホールドしたままマウスホイールでズームをコントロールできます。

MIDIエディター矢印(マーキー)ツールの改良
・矢印(マーキー)ツールで重なり合ったノートの選択を行うことができるようになりました。

MIDIデータアイコンの表示サイズ変更
・MIDIノートベロシティ、コントローラー、ピッチベンド等のMIDIデータアイコンが大きくなり、MIDIエディターやシーケンスエディターで見やすくなりました。
・ノートベロシティアイコンの後ろにノートデュレーションを表す線を追加しました。

ベロシティツール
・ベロシティツールでMIDIエディター内のノートベロシティを編集することができます。ベロシティツールは、コンティニュアスデータエディターでも使用でき、複数のノートも同時に変更することができます。

スクロールツール
・スクロールツールで正確なスクロールを実行します。

オートメーションイベント編集時の補間
・オートメーションデータ周辺を保持する「編集時のオートメーションイベントの補間」チェックボックスをイベントチェイシングウインドウに追加しました。(初期設定で選択済)
・「編集時のオートメーションイベントの補間」チェックボックス選択時、トラックデータのコピーを実行すると、前後のデータに併せてランプスタイルのオートメーションイベントを補間したオートメーションイベントをクリップボードに保管します。
・「編集時のオートメーションイベントの補間」チェックボックス選択時、オートメーションイベントのペースト、マージ、スプライス、シフトを実行すると、前後のデータに併せてランプスタイルのオートメーションイベントを補間します。
・この機能は、スマートセレクション機能の代わりとなります。

パフォーマンスのオプティマイゼーション
・MIDIエディターでマーキーセレクション時の描写速度を改良しました。
・選択されたイベントのカット、削除時の速度を改良しました。
・シーケンスエディターで選択アイテム変更時の表示更新を改良しました。
・シーケンスエディターでサウンドバイトのドラッグ移動時の反応、及び描写速度を改良しました。

その他の改良
・トラック再生時の録音選択、及び再生選択の切り替えがよりスムーズになりました。
・MOTU供給のプラグインとデータバンドルの全てがDigital Performerのアプリケーションバンドルに統括されました。そのため、インストール時に従来バージョンのプラグインを上書きすることはありません。サードパーティ社のプラグインは、従来と同じディレクトリにインストールしてください。
・タイムレンジセレクション、及びイベントセレクションの両方で「複製を作成」コマンドを使用することができるようになりました。
・クリップエディターでクリップの再生可能なリージョン以外のタイムレンジ表示を濃くしました。(ループが有効になったクリップのループ外やループが無効になったクリップのスタートタイム以前)
・チャンクリストウインドウで各チャンクに色を設定できます。
・環境設定ウインドウにクリッピング設定(トラックデータクリッピング読み込み時のバスバンドルリマッピングのオン/オフ)を追加しました。
・多様な拍子記号に対応したオートグリッドの改良を行いました。
・従来バージョンのファイルを現行バージョンで保存する際に表示されるメッセージを更新しました。
・「選択域にズーム」コマンドを「選択されたタイムレンジにズーム」コマンドに変わり、新たに「選択域にズーム」コマンドを追加しました。新しい「選択域にズーム」コマンドは、シーケンスエディター、MIDIエディター、トラックオーバービューでも使用することができます。
・自動グリッドスナップ機能のオン/オフを環境設定ウインドウに移動しました。

バグフィックス
・ウェーブフォームエディターでスクロールズーム中のクラッシュを解決しました。
・クリップ再生時にコントローラーのグリッド設定が初期化されなかった問題を解決しました。
・クイックスクライブでマウスドラッグ時にマウスをホールドするとオートスクロールが停止するバグを解決しました。
・チャンクウインドウにクリッピングをドラッグする際に、プロジェクト内にこれらのバンドルが存在するとトラックとアウトプットバンドルの接続が正しく行われなかったバグを解決しました。
・ペンシルツールでビートをクリックした際に起こり得たクラッシュを解決しました。
・クリップウインドウで作業の取り消しを行った際に起こり得たクラッシュを解決しました。
・クリップウインドウに表示されたシーケンスを削除した際に起こり得たクラッシュを解決しました。
・正しくないオーディオアウトプット設定を含んだプロジェクトを開く際に起こり得たクラッシュを解決しました。
・クリップループとスタートタイムの設定時に起こり得たクラッシュを解決しました。(ループデュレーション値に”0”を設定することはできません。)
・Windowsアプリケーションの著作年を正しく更新しました。
・オーディオトラックのI/O設定時の不具合を解決しました。


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