UVI UVS-3200. #UVI

UVIの新製品「UVX-3200」がリリース。
今回は、KORG PS-3200トリビュートです。

 「KORG PS-3200」は、1977年発売の「KORG PS-3100」の後継機種で、1979年に発売された、2VCOで音色メモリー機能が付いた、49鍵の完全ポリフォニックシンセです。完全ポリフォニックとは、1つの鍵盤ごとに1系統のシンセが入ってると思ってくれるとわかりやすいかもしれません。Poly Moogと似た仕様ですね。おかげで鍵盤ごとの調律も可能だったのだとか。PS-3300という、PS-3100を3台分入れ込んだ機種もあったそうですよ。また、この機種は、今も大人気のシンセ「MS-20」の原型になったシンセと言ってもいいのかもしれませんね。
 で、完全ポリフォニックと言えば、Strings Ensemble系の1VCOシンセが有名ですが、PS-3200は、2VCOということもあり、まったく違う、幅広い音作りが可能です。
 やはりキースエマーソンやジャン・ミッシェル・ジャール(この2人なんでも持ってるな!)も使用していたとのことですが、日本でも使っていた人が多かった模様です。ちなみに、Yamakiは見た事ありません。すいません。

 UVIは、「KORG PS-3200」のレストアから始めたそうで、最高の状態のPS-3200から丹念にサンプリングして、この「UVS-3200」に落とし込みました。PS-3200もPoly Moogと同様に故障の多い機種だったという話ですが、小さめの筐体に全鍵ポリフォニックは結構無理した作りだったのかもしれませんね。

 さて、そんな「UVS-3200」のインターフェイス、KORGらしいツマミ、かつ、とても綺麗でかなりモダンな印象を受けました。音はビンテージそのものですが、インターフェイスが綺麗なだけでやる気が出ます!

 まず、オシレーターは、実機と同様に2オシレーターです。24プリセットのオシレーター1と69プリセットのオシレーター2をレイヤーして、それをMultimode Filterにかけ、エンベロープ、エフェクト、モジュレーション、アルペジエーターなどで音作りするというUVIのお家芸。1から音を作るのも、非常に面白い構成ですね。
 プリセットは、PS-3200のオリジナル音色、UVIお得意のAnimated音色などを含め220音色。かなり幅の広い音作りが可能なことがわかると思います。YoutubeでPS-3200のムービーを探していたのですが、UVS-3200のプリセット、結構ニヤリとしますよ!

公式デモソングです。UVS-3200のみで約14トラック。わりとアルペジエーターを使った音色が多いので、今回は多用してみました。

気になる!という方は、UVIからダウンロード購入を。
日本語サポートが受けられますので、安心して購入出来ますよ。
日本の各店舗でも販売されてます。販売店舗は、セールスパートナーを確認してください。
使用するには、最新のUVI Workstationが必要です。

今回、いろいろ調べてる時に、安西史孝氏のYoutubeにたどり着きました。機種はPS-3100なんですけど、そう、この音!



しかし、この安西氏のうる星やつらシリーズ、面白すぎ。

ではでは、そんな感じでー!Enjoy!


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