ウェッサイからのアーティストを掘る話。 #2pac #westside

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Twitterでは少し書いたんだけど、せっかくなのでBlogでも。

友莉夏のツイキャス中に、ウェッサイ(Westside)の話題が出たので、ツイキャスが終わってから、2Pac(写真)とNotorious B.I.G.(Biggie)のPVを見せながら、ウェッサイとはなんぞやっていう説明。その頃のヒップホップ史のほんの一部を語る日(そこは割愛)。Dr.DREなんて今じゃアップルの社員だ。とか。

あまり語りすぎると相手が寝てしまうというか、目が泳いで右から左へ受け流す感じになるので、軽めに話をしたんだけど、「どうやってそういうのを勉強したのか」という話題になったので、せっかくなので、その辺を今日はブログでも書いてみようかと。

80年代や、90年代、2000年代までかな、音楽の勉強方法というか、好きな音楽の追究ってほぼ一貫してたと思う。FMラジオをエアーチェック、学校の英語の先生との会話(中学の時にアレクサンダー・オニールを勧められる。渋すぎる。)、友達からのレコメンド、CDのジャケ買い、日本盤CDのライナーノーツ、さらに、Black Music Review(現bmr)を代表する雑誌、VIBEやWhat’s upのBlack Music系アメリカの雑誌と、そして、ベストヒットUSA(今も見てます)、さらにTVKで放送しているBillboard Top40(まだやってる?うちTVK入らなくてわかんなくて)、あとはアメリカ在住の友達(作詞家のYoko Hiji)から送ってもらったBETやVH1のビデオテープとか。とにかく使えるメディアは何でも使う。それだけ貪欲に知りたいし、どんどん追究したいのは今でも変わってない。

そんな1990年代から2000年代までの知識吸収で一番大きかったのは、おそらくCDのジャケ買い。HMVやTowerRecordに行くたびに、気になるジャケットのCD(曲は試聴しない)を最低でも10枚は買っていた。ブックレットには、プロデューサーは誰で、誰が曲を書いて、誰が何をやってと、全部チェック。で、チェックしたプロデューサーがやってる他のアーティストや、そのレーベルの別アーティストまでチェックして、またCDを買う。延々これの繰り返し。さらに日本盤のCDには、ライナーノーツがついているので、そのアーティストにまつわる話や、周囲の話をものすごく詳しく教えてもらえる。ありがたくその辺もチェック。
CD1枚買えば、ジャケやライナーノーツには大量の情報があるので、知らないアーティストや作曲者/プロデューサーは手帳に書いて、人物相関図のようなのがどんどん出来上がっていってたりね。膨大な量になってたと思う。

あとは、テレビはもちろん、Black Music Review(現bmr)に代表されるBlack Music系雑誌と、Vibeなどのアメリカの雑誌、それから、Black Musicディスクガイドのムックで気になったのも片っ端から買って読みまくる。ディスクガイドなんかは、そのアーティストの関係アーティストがズラリと書いてあったりで、とても便利だったり。

90年代後半から2000年代は、さらにインターネットでもチェック。当時は日本語のサイトはほとんど無かったので、海外サイトを漁って自分で日本語サイトを作ってた事も。そのサイトを作ってたおかげでいろんな人との出会いもあったり。というのはまた別な話になっちゃうので今回は割愛。

さて、2010年代前半から、掘り下げる方法はあまり変わらないのだけど、ほとんどがネット上で済むように。「CDのジャケ買い」の代わりに、iTunes Storeで試聴買いをして、ネットで情報を調べるという繰り返し。雑誌が廃刊になってネットに移ったり、2015年あたりからApple Musicを代表にサブスクリプションが開始されるとまた少し変わっていく。

2015年以降、現在は、まずApple MusicやiTunesで探すという癖がついた。これも基本的にはジャケを見て試聴、もしくはTOP100から試聴。良い曲があったらプレイリストにアルバム単位でとにかく放り込む。気に入ったアーティストをネットで調べる。日本語のサイトは相変わらず少ないけど、海外のサイトはとても充実しているので、いろいろ調べる。SNSもかなり重要。調べ方は上に書いたのとそれほど変わらないけどね。ものすごい気に入ったらTowreRecordやamazonでCDを買う。すっかり年に数枚程度になっちゃったけど、やっぱりCDだとブックレットで細かくわかるからね。これは趣味だけど、CDで音が良かったらHMV Recordshopでアナログレコードも買う。

日本語の情報系サイトbmrや、amassは、RSSやTwitterに登録して毎日チェック。Youtubeでも気に入ったら「あとで見る」にチェック入れて、Apple Musicで検索。Soundcloudは新しい音楽発見の宝庫だと思う。

とまあ、年々、使うツールやメディアは変わっても、アーティスト名、プロデューサー名で掘り下げる方法はあまり変わってないと思う。CDを買うよりも気軽に沢山の曲は聴けるようになったけど、配信だけだとブックレットやライナーノーツで知り得たはずの内容までは知らないことも多い気がするので、どうしても気になるのはCDでチェック。
そして、手帳の代わりはEvernote。気になるサイトはwebページごとクリップ。

単純に曲を聴くだけよりも、関係性を知ることで、音楽はさらに楽しくなっていくと思う。だって、好きなら調べるでしょ?(笑)突っ込んで調べたいなら、Wikipediaだけじゃわからないことも多いので、いろんなサイトを見ることも重要かな。「何年に発売された」だけじゃなくて、時代背景も知っておくと、より深く探究できるはず。

そんな感じで。参考になれば。

余談だけど、ツイキャスのあの指は、「ウェッサイ」よりも、「長寿と繁栄を」の方なので、そもそもちょっと違ったのだけど。そうするとスタートレックの話もしないといけなくなるので、「どっちにしろ眠れなくなるけど、いいですか?」ってなっちゃうからこちらも割愛。

今、日本で「ウェッサイ」の指の形をやってしまうと、某アニメのワルキューレになっちゃうので、要注意!

ああ、やっぱ長くなっちゃった。書き上げるのに2時間かかってるし…。


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