UVI Falcon.

falcon UVIから、15種類のオシレーターと80超のエフェクトを装備した、新しいHybrid Instruments「Falcon」が発表されました。

 総合音源、UVI Falcon。シンセシスオシレーター(ANALOG / ANALOG STACK / DRUM / FM / NOISE / ORGAN / PLUCK / WAVETABLE)と、サンプルベースのオシレーター(IRCAM GRANULAR / IRCAM MULTI GRANULAR / IRCAM SCRUB / IRCAM STRETCH / SAMPLE / SLICE / STRETCH)の計15種類のオシレーターが用意されてます。例えば、SAMPLEとアナログオシレータ、もしくは、FMとWAVETABLEといった異なるオシレーターをいくつもアサインして1つの音色を作る事が可能です。CPUが許す限り、どんどんオシレーターを増やしていけます。そこに、フィルター、モジュレーションを自由に組み合わせて1つの音にしていく事が可能で、非常に複雑かつ重厚なシンセシスを簡単に作る事が出来ます。これは、UVIエンジンを使った各インストルメントや、MOTU MachFive3で培われてきた技術ですが、その進化版のフラグシップソフトウエアという位置付けでいいかと思います。

FALCON_www-pp3_SPLASH_2
 フィルターも14種類用意されています。AnalogFilterはもちろん、CombやVowel、さらにはOberheim Xpanderのフィルターシミュレーションなどもあります。モジュレーターやイベントプロセッサーも強力なので、いろいろ試してるだけで陽が暮れてしまいそうです。

 同じUVIエンジンを使ってるMachFive3で作った音色やサンプルは、そのまま読み込めます。オシレーターだと、Analog Stackが4つから8つに増えてます。あとは、Pluckというサンプリングとシンセシスを混ぜたPluck音(物理モデリング)に特化したオシレーターが加わったり。そして、一番気に入ってるのが、WAVETABLEにMULTI波形が加わった事!波形がどんどん切り替わっていく音色を作ったりするのに便利で、WAVE indexノブにLFOやシーケンサーをアサインして、自動でWAVETABLEが変わっていく音色なんかも作れます。ユニゾンも最大256とか!(笑)
 インターフェイスも洗練されていて、とても見やすくなってます。もー、とにかく出来る事が多い!可能性は無限大ですー!

 Falconのファクトリープリセットは、そういう各シンセシスエンジンを使用したプリセットがメインです。サンプリング総合音源や、各楽器に特化した音源は付いてません。この辺はUVIや、AcousticSamplesなどからご購入ください。
※Falconを買うと、$100のバウチャーコードが付いてます。

 また、各種UVIインストゥルメントは、Falconでも読み込みが可能です。さらに、読み込んだインストゥルメントを変更して保存する事も可能です。
 その他、細かい仕様はUVIのFalconのページへ。

少しだけですが、デモソングで使用した山木の作ったプリセットもFalcon Factoryに収録されてますので、チェックしてみてください!

 さて、今回のデモソングは、なんとR.Yamaki Produce Project「Heartbeat feat. 友莉夏」のプロトタイプ!実のところ、もともとこの曲はUVIエンジンのシンセサイザー機能部分のデモとして2013年ごろ作った曲だったのですが、大人の事情で公開せず、「Heartbeat」へ進化させてRYPPで発売しました。今回、Falconのシンセサイザー機能を1から見直して作り直て仕上げてます。ドラムも何もかもUVI Falconサウンドです。音色は自分で作ったオリジナル音色がほとんどなのでFactoryPresetには無い音がほとんどなのですが、「Heartbeat」と比べてみると、ほとんどの音色はそのまま使っている事に気が付いてくれると思います。ここから「Heartbeat」へ進化していってるので、その過程がなんとなく見えるのではないかと思います。

 今回は全23トラックです。MIXにはFalcon内の内臓エフェクトはもちろん、RelayerSparkverbも使ってます。

気になる!という方は、UVIからダウンロード購入を。
日本語サポートが受けられますので、安心して購入出来ますよ。
日本の各店舗でも販売されてます。販売店舗は、セールスパートナーを確認してください。

R.Yamaki Produce Project “Heartbeat feat. 友莉夏”
iTunes: https://goo.gl/kOE5cy

Music Video (Short Version)


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コメント / トラックバック 8 件

  1. 福原聡 より:

    ダウンロードはこちらから:http://goo.gl/YOX96Z
    ダウンロードできません、、、涙

    こんなメッセージがでました。
    http://goo.gl/YOX96Z – this goo.gl shortlink has been disabled. It was found to be violating our Terms of Service. Click here and here for more information about our terms and policies respectively.

  2. r.yamaki より:

    ご指摘ありがとうございます。
    短縮URLのシステムが.zipを弾いていたようです。こちらの新しいURLをお試しくださいませ。
    http://bit.ly/1MEQbwq

  3. […] UVI Falconの何が面白いって、WAVETABLEのオシレータに、画像をドラッグ&ドロップ出来る事だよね。何でもいいから画像を放り込む。ハイ、猫オシレーターの出来上がり。この波形の凹凸 […]

  4. […] 猫写真ドラッグ&ドロップ繋がりで、もう1つ。 UVI Falconは、自分でオリジナルパッチを作ったら、売り物のパッチみたいにInfo画面に画像やノブを配置する事がものすごく簡単に出来ます […]

  5. […] UVI Falconについてはこちら。 UVI Falcon オフィシャルデモソング(明日は歌入り!) […]

  6. […] 今回のオフィシャルデモソングのオリジナル音色については、Falconの発売時にブログをご覧ください。現在、無料公開中です。 […]