UVI Retro Organ Suite.

retro-organ-suite.jpgUVIから、Retro Organの進化版、「Retro Organ Suite」が発売されました。6種類の音源で構成されていて、「Retro Organ」の音源もすべて収録されています。単純な音源だけでなく、エフェクトも充実してるので、本格的なオルガンサウンドがこれ1つで可能です。

 Organと言えば、18歳の頃、某スタジオでHammond B3の本物を弾いて感動したのちに、結構長い間Hammond XB-2を所有していました。その後もNord Electro2、E-MU Vintage Keys Plus、Proteus2000、NI B4あたりを使ってきましたが、NI B4がディスコンになってからは、UVI Retro Organを使う事が多かったです。最近はNord Electro4に戻ってますがー…。実のところ、ご存知の通りプレイヤーではないので、そんなにうまいわけではないのですが、Organだけは「ちゃんと弾けるまで弾く」という精神でクオンタイズを使わずに今までやってきてたりして、ちょっとこだわってる楽器だったりします。

さて、各音源の説明です。
RETRO_ORGAN_SUITE_PP_GUIs
 
・「HAMMER B」は、1940年代のハモンドB3の音源ですが、残念ながらドローバーではなくサンプリングです。初代Retro Organの内容がすべて収録されてますので、UVIのお家芸の2つのパッチから音色を作成する事でレスリーなどの音色の変化をモーフィングする事が可能です。個人的にはドローバーではないのがとても残念でなりませんが、その辺もカバーするデュアルレイヤーは結構便利だったりします。U67や、414など、何のマイクで録ったのかと、ドローバーの音色設定(882303228などというような)が選べて、Cross Faderでクロスオーバーさせて音色を作ります。

・「EXIII」は、1979年製KORG CX3の音源で、ドローバーで音作りが可能です。メイン画面のロータリースイッチはモノのロータリースイッチで、スピードも突然切り替わります。が、ここをオフって、FX側のレズリーをオンにすると、ロータリースピーカー本来のステレオ感だと、モジュレーションホイールで速度調整が可能になります。このEXIII、かなり気に入りました。ドローバーだからというのもあるとは思いますが、やはり思った音が瞬時に作れるのは、とても助かります。多分一番使うんじゃないかな。

・「Super VX」は、1960年代のVox Continental。赤い色が印象的なオルガンです。ビートルズや、ドアーズあたりで有名なサウンドです。

・「RETROCORDA」は、Philips Philicorda、「GT2500」はEminent Grand Theater 2500をサンプリング。正直、この2機種はあまりよく知りません。調べてみても、日本語で書いてる人がいないようなので、あまり日本に入ってこなかったのかもしれませんね。

・「COMBO K」は、FarfisaのDUOとCompact、Elka、Phillips AG7500と Hammond M100などの5つのComboオルガンをまとめた音源です。FarfisaやElkaのサウンドは、いろんなシンセにも入ってる音なので、ご存知な人は多いと思います。

公式デモソングです。Retro Organ Suiteだけで8音色。後半で聴けるPADやBell系の音もオルガンサウンドです。ドラムは久しぶりにMayhem of Loopsを使いました。

気になる!という方は、UVIからダウンロード購入を。
旧Retro Organユーザーはアップグレード価格があります。
日本語サポートが受けられますので、安心して購入出来ますよ。
日本の各店舗でも販売されてます。販売店舗は、セールスパートナーを確認してください。
使用するには、最新のUVI Workstationが必要です。

ではでは、そんな感じでー!Enjoy!


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