‘DAW’ カテゴリーのアーカイブ

2023年 買って良かったプラグイン その5「reFX VANGUARD2」

2023 年 11 月 22 日 水曜日

▶️reFX VANGUARD2

何年ぶりなのか、もはやわからないくらいのアップグレードで、VANGUARD2へ。

2004年にリリースされて、32bit版のままで止まってしまったver.1。多分、最終アップデートは2012年くらいかな。reFXのラインナップから外れてたし、正直、もうディスコンだろうと思っていたので、まさかアップグレードされるとは思っていなかった。

うちでは、Intel機のMacOS Mojaveに入れて、SoundRadixの32 LivesでWrapperして今でも時々使ってる。一番使ってたのは、00年代なんだけど、当時作っていた楽曲でリリースしてない曲も多いので、掘り出して使う事もしばしばあるから、時々必要で。

VANGUARD2は、1と完全に互換があるってわけじゃないので、プロジェクト(セッション)内で、VANGUARDがVANGUARD2に置き換わらないのが残念。でも、同じプリセットがしっかりあるので、プリセット名が分かってれば問題ない。一旦、Mojaveで開いてプリセット名を確認して、VANGUARD2へ戻るという作業を、リリース後に何度かやった。

さて、インターフェイスの見た目は変わったけど、音とか、操作性とかはそのまんま。プリセットは、販売されていた拡張プリセットも全部網羅しているので、かなり増えた印象。リバーブが新しくなったり、ディストーションが付いてたり、新しいWavetableが入ったりと、久しぶりのアップデートとしては少なめ。まぁ、そもそも、ディスコンって思ってたものが戻ってきてくれただけでありがたいよね。変更可能なスキンは、黒じゃなくて、やっぱこの色が好き。

当時は、Transgateを内蔵したソフトシンセは珍しかった。音は、reFXだし、エレクトロ、トランス系音色が多かったので、ソレ系向けみたいな扱いだったけど、いわゆる3OSCのシンセサイザーなので、どんなジャンルにも合うと思う。ただ、同じようなシンセは沢山出ているので、イマサラ感はあるかな。そんなに分厚いわけでも、太いわけでもないところが、なんだか楽曲に混ぜやすい。その辺が気に入ってる。そういう部分って、Waldorf blofeldと同系統なのかもと思った。どんな音なのかは、下にYouTubeを載せておくので、チェックを。

この調子で、QuadraSIDも復活して欲しい。切に願う!

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BlacFridayセール中。

2023年 買って良かったプラグイン その4「Universal Audio moog minimoog」

2023 年 11 月 21 日 火曜日

▶️Universal Audio moog minimoog

今年は、DSP(UAD)からNativeへと大きく舵を取ったUniversal Audio。最初は、サブスクであるUAD Sparkを3ヶ月ほど試したのだけど、そこからは、必要なプラグインだけ揃えていくという方向へスイッチ。UADで持ってる分については、そのままNative版を貰えるのだけど、今回は、Native版のみでリリースされている音源を紹介。

実は、音出してみて本気でビックリしたのが、このMoog Musicと協力して作ったというUniversal AudioのMoog Minimoog
今までのmoog系プラグインは、なんだかプラスチックな硬い音をしてたり、妙にレンジが広くて綺麗すぎたり、ノブを回した時の挙動も違かったり、アナログな音はしてるけどちょっと違うなってものもあったりと、いまいち、コレ!っていうのが無かった。でも、このUniversal Audio moog minimoogは、現存するModel-D系プラグインの中で、初めて「ちゃんとmoogしてる!」と思ったプラグイン。限りなく似ていると思う。もちろん、実機との差はあるし、厳密には違う(個体差含め)と思うのだけど、さすがUniversal Audio、頭ひとつ抜けてきた。moogの持つ、うなるようなサウンド、VCOのLevelを上げた時のサチュレーション、ノブを回した時の感覚、どれをとってもちゃんと再現されていると思う。

追加機能として、モジュレーションが大幅に拡張されているので、実機には無い、3つのVCOを使った上でLFOがかけられるというのも嬉しいところ。長い間MIDIMINIを使ってきた身としては、3VCO+LFOは必須だったしね。

そんなこんなで、今年のMoog系は全部コレを使った。ただ、Universal AudioのNativeプラグインと、MOTU DP11との相性が悪いらしく、プロジェクトを読み込んでる途中で落ちてしまうので、楽曲を閉じる時は、使ってるトラック自体をDisableしてからセーブしている。もしくは、早々にバウンスしてDisableしちゃうか。まー、どちらにせよちょっとめんどくさいので早く直ってほしい。うーん。いつになる事やら。

minimoogの他にも、オーソドックスな2VCOシンセだけど、音がちゃんとアナログしてるPolyMaxや、今風の音も出るOpalもおすすめ。

プラグインで、こんな音が出る時代になったんだなぁ…。
今年のUniversal Audio、やる気あっていいね。

お買い物は以下から。

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Plugin Boutiquehttps://www.pluginboutique.com/product/1-Instruments/64-Virtual-Instrument/10188-Moog-Minimoog

🔽Universal AudioのNative版は今が安い!

おかしな価格設定ブラックフライデー。安過ぎだろ(笑)
新規の人は、いろんなバンドルも出ているので、beatcloudでチェック!
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2023年 買って良かったプラグイン その3「PSP Audioware PSP 285 / Lexicon PSP 42」

2023 年 11 月 19 日 日曜日

▶️PSP Audioware PSP 285

セミモジュラータイプのディレイプラグインPSP 285。
下でも紹介するLexicon PSP 42から派生した最初のPSP84、そしてそのアップグレード版のPSP85は本当によく使っていて、Apple Silicon化を待っていたのだけど、今年、PSP85のアップデートではなく、まったく新しいプラグインとしてPSP 285がリリースされた。

これの良いところは、プリセットが沢山あって、とにかく面白いところ。フィルターが良く出来ていて、モジュレーションディレイも最高。主にシンセに使う事が多いんだけど、ちょっと変わったディレイを歌に入れたい時も使ってる。あと、プリセットにあるFlangerもイイ。PSPのFlangerは昔から好き。

ディレイプラグインって、DAW標準でも付いてるし、各社から高性能ディレイが出てるので、何故コレを選ぶのかと聞かれたら難しいのだけど、やっぱ見た目でテンションがあがるプラグインが一番。ココが一番重要。

お買い物は以下から。
beatcloud:https://beatcloud.jp/product/2002
Plugin Boutique:https://www.pluginboutique.com/product/2-Effects/10-Delay/10859-PSP-285/

▶️PSP Audioware Lexicon PSP 42

PSP85とは違い、Lexicon PSP42のままヴァージョンが2へ。

Lexicon PCM 42をエミュレーションした、息の長いデジタルディレイプラグイン。上の285は、PSP42をステレオ版にという意味合いを持っていたPSP84から派生しているので、こっちが元祖。

最大28800msのディレイタイムや、フィルターが特徴で、Lexicon PCM 42のA/D D/Aコンバーターもエミュレートしている。ココが良くて、長年愛用している。ver.2では、テープサチュレーションアルゴリズムと可変サンプリングレートディレイラインが加わり、オリジナルハードウエアのキャラクターをどの程度使用するかを設定できるようになった。個人的には、前のバージョンと同じLegacyモードでいいかなとは思うんだけど、その辺も音によってかわるかもしれない。サンプリング・レートを変えることでディレイ・タイムを変化させるのは面白そうだよね。

普段は、ピンポイトで使うディレイや、スラップディレイとして利用中。わりとオーソドックスな使い方が主。

あと、やっぱりPCM42の実機が好きだったので、この見た目が一番!実機欲しい(20年以上言ってるか)

お買い物は以下から。
beatcloud:https://beatcloud.jp/product/2049
Plugin Boutique:https://www.pluginboutique.com/product/2-Effects/10-Delay/125-Lexicon-PSP-42

🔽PSPのBlackFridayはbeatcloudで。
https://beatcloud.jp/bargains/823

あと、PSPユーザーは、UseAreaでスペシャルセール中

その他、今まで紹介したPSPプラグインで現行品はこちら。

2022年 買って良かったプラグイン その6「PSP Impressor」

クラシックパッシブEQプラグイン、PSP Noble Qが1.8へアップデートして、Apple Silicon対応&GUIの大きさが変更可能に!ちょうど50%オフ中。

2023年 買って良かったプラグイン その2「GForce Software Minimonsta2 / Oberheim OB-X」

2023 年 11 月 16 日 木曜日

▶️GForce Software Minimonsta2

リリースされた時にもブログにしたのだけど、今年はよく使ったので買ってよかったプラグインに入れた。

この手のアナログシンセのエミュレーション系プラグインは、似てる似てないはともかく、「出てくるサウンドががアナログ的かどうか」で使うか使わないかが決まると思う。minimonsta2もそんなイメージのプラグイン。ver.1の頃はそこまでじゃなかったけど、頭の中にあったmoog系音色はわりと作りやすく、その部分がver.2になって、より一層moog感が出るようになった。moogの持つのサチュレーション感というか、DAで倍音が付加される感じのアナログ感や、その先のHAで歪むか歪まないかのギリギリのところを攻めてる感があり、綺麗すぎない、ググッと前に出てくる音が気に入っている。

インターフェイスのスキンが、LightWood、DarkWood、Blackの3タイプがあって、Model-Dではなく、Voyagerな感じがするBlackがいい。音も実際新しめの感じがする。とはいえ、それがVoyagerまんまか?と言われると、多分違う。Voyagerよりプラグインらしくいろいろ出来るので、その辺は比べられないかなと。かと言って、よくあるmoog系プラグインのプラスチックな感じの音ではなく、GForceらしい温かみを感じる音なのが嬉しい。また、プラグインならではの、X-LFOとX-ADSRでのモジュレーション機能、それからユニゾンにした時の音の厚みがとにかく最高。LEADにBASSに、かなりいろいろ使えるシンセだと思う。

お買い物は、代理店から。
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▶️GForce Software Oberheim OB-X

リリースから約1ヶ月とまもないので、まだあまり使ってないのだけど、発表直後から興奮してしまってすぐに買ったプラグイン。

Oberheimのプラグインは各社から結構出ている。GForceからもSEMOB-E(EightVoice)が出ているが、なかなかコレ!っていうのが無いのも事実。そんな中でGForceが今年10月にリリースしたOB-Xは、Tom Oberheim氏監修による本格的なOberheimサウンドで、コレだよコレ!という、どんぴしゃサウンド。OB-X、OB-Xa、OB-8の80年代のOberheimサウンドが完全に蘇っている。上のminimonsta2でも、書いたけど、「綺麗すぎない」というのが、この手のエミュレーションには重要なんだけど、GForce製品は、そこを理解して作ってると思う。アナログ特有の不安定さを出すヴィンテージコントロール、16ボイス、4つのマクロ、X-LFO&X-ADSRなどなど、音色の幅を広げるのもバッチリな機能で、作曲も編曲も捗りそう。

お買い物は、代理店から。
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🔽GForce製品は、代理店のハイリゾさんでブラックフライデーセール中。
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上記以外のオススメは、どれもこれもいいんだけど、やはり長年使ってるIMPOSCAR2。なんと3,399円。マジかよ。
ちなみに、持ってないのはM-Tron系とVSM。他は全部使ってるよ。

GForce minimonsta2がリリース。

2021年 買って良かったプラグイン その2「GForce OB-E」と「Cherry Audio Eight Voice」

GForce Softwareが再上陸! #ハイリゾ #impOSCar

reProducer Epic 5を導入しました。

2023 年 11 月 15 日 水曜日

▶️今年2023年はモニタ環境の見直し。

◼️StudioW4Mで、メインモニタを、IK Multimedia iLoud Precission 6へ変更したのを皮切りに、いろいろ気になっていた部分を変更し始めたんだけど、今回は、その一環で、DSPじゃない最新のモニタ、reProducer Epic 5を導入してみた。

台形っていう変わった形、真下にもスピーカー(パッシブラジエター)があるという、一風変わったモデルのスピーカーなんだけど、しっかりした出力かつ、とても高音質で余裕がある音。小さい音でモニターしてもローエンドがきちんと出ていてわかりやすい。なかなか4〜5インチだと難しい、サブベースなどの超低域部分が、パッシブラジエターのお陰で音の輪郭や長さがしっかり見えている。自宅スタジオで使う分には、外部サブウーハーはまったくいらないくらいだよね。

モニタースピーカー感・高級感があって、定位感もシビア。ダメなMIXはダメだとすぐにわかってしまうのが笑ってしまったところ。エフェクトの分離、サブロー感のDecayも見え、ドラムのトランジェント、高域のHi-Hat、どれもスピード感がいい。背面にあるHighとLowの調整ノブで調整せずに使うと、中域が張り出して高域が足らない感あるので、うちの環境だと、Highが最大、Lowが+1で落ち着いた。ただこれは、スピーカースタンドにもよると思う。正面のVolumeノブは、最大がお気に入り。置き場所は、ディスプレイの真横(70〜80cm)にがちょうど良いスウィートスポット。(もう少し広げても大丈夫)音の広がりがバッチリで、定位感がいい。実はNS-10M Studioを同じ場所に置くと、ものすごく狭い音場になっちゃうんだけど、Epic 5はきちんと広がる。それに、台形という形で、傾斜がついてる分、耳にダイレクトに飛んでくるのが、とても心地いい。DSPが無くても何の問題もない。

作曲時にも音決めしやすく、MIX時にも威力を発揮してくれるスピーカーだと思う。
iLoud Precision 6と棲み分けが出来そうだなと思ったので、導入に踏み切った。

reProducer Epic 5の購入はこちらから。
色がホワイトもあるよ。

◼️実は、導入にあたり、Epic 4も借りてみた。
Epic 4は、出力が小さめなので、入力を大きめにしないとしっかり鳴らない。でも、ヴォーカルがきちんと前に出てくる作りで、定位感が良い。小さい音だと鳴らないが、大きい音にするとキックやサブベースがしっかり見えてくる。Epic4の方が後に出たモデルなので、単純に5を小さくしただけなのかなと思ったら、音の傾向は似てるとは思うけど、筐体がかなり小さいので、音量を出しすぎると少し飽和する感があって、リミッター感があるというか天井が見える。まぁ、4でそこまでデカい音にするなよって話なんだけど(笑)
小型スピーカーが欲しいならEpic 4ででいいと思う。結構大きな音で鳴らしたいなら、5以上を選ぶのが正解。

Epic 4は、いろいろな曲を作るのも聴くのも楽しいスピーカーだと思う。

reProducer Epic 4の購入はこちらから。
また、B級品が、beatcloudで特価販売中

🔽とまあ、そんな感じで。
ちなみに、Epic 5にはハードケースは、Epic 4にはソフトケースが付いてきます。引っ越し以外に持ち運ぶ事ってないので、このケースの置き場所が大問題!
あと問題が1つ。Auratoneの置き場!(笑) 今みたいにPrecision6の上はさすがにダメだし、もっと狭く置きたいものの、どうしたもんかなー。うーん。しばらく悩みます。

メインモニターをIK Multimedia iLoud Precision 6へ変更しましたという動画を公開しました。 #youtube

「iLoud Precision 6 – 部屋とスピーカーとキャリブレーション」をYouTubeで公開しました。

2023年 買って良かったプラグイン その1「Vidar audio BARRIER」

2023 年 11 月 14 日 火曜日

▶️Vidar audioというメーカー。

DOTEC-AUDIOの開発者でもあるフランク重虎さんが2022年末から始めたメーカー。これまでに、BARRIER、RAIDEN、そしてフリープラグインのHAMMERという3つのプラグインをリリースしている。インターフェイスがDOTEC-AUDIOよりも硬派。実は最初、音や機能よりもインターフェイスが気に入ったので買ってみた。やっぱ結構重要なポイントだと思う。そういうプラグイン、あるよね。

BARRIER
(上部画像)
モダン、ヴィンテージのハイブリッドタイプのコンプ/リミッター/マキシマーザー。

低域と中域をクロスオーバーできたり、Bass WidthとTop Widthが付いてるので、音像を広げたり狭めたりしつつ、タイトな低域のまま、うまい具合に調整ができるところが気に入った。エフェクトチェーンは、気に入るとプリセットを作るんだけど、コレもマスタリングのプラグインの一部として保存していて、今年作った曲は、ほぼすべての楽曲の最終段に入れて使った。
レイテンシーが結構あるので、作曲中には使えないなと思うんだけど、最後の最後でマジックを作ってくれる、そんなプラグインだと思う。
※True Peakについては、放送規定値を今のところ気にする場面もないのでオフ。

細かくアップデートしてくれているのも好印象!

お求めはVidar audioで。
Mac版とWin版、どっちも版とそれぞれ分かれて金額が設定されてるのが嬉しいところ!

RAIDEN

いわゆるワンノブ的なもので、回すだけで派手でパンチのある音になるというもの。
前に押し出したい音とか、タイト感を出した音に使うのがいいのかなと。

HAMMER

こちらは、無料のコンプ/リミッター。
あまり使ってないのだけど、1176系タイプのコンプな感じだと思う。

🔽安売りセールって話は聞いたことないけど、まずは、フリーのHAMMERから試してみてもいいかも。とはいえ、プラグインも3000〜4000円なので、間違いなく費用対効果は高いよね。
Boothは日本円で買えるので、そっちの方が多分お得。
https://vidar-audio.booth.pm

2023年 買って良かったプラグイン その0。昨年のおさらいから。

2023 年 11 月 11 日 土曜日

▶️Apple Siliconネイティブ3年目。

ブラックフライデーからその後のサイバーマンデーへと、言い方はいくつかあるけど、年末までセールが続く月間に今年も突入。

9割以上はApple Silicom化した感があるので、来年には100%になればいいなと思うけど、もう対応させる気の無いデベロッパー(個人か)もある気がするので、そういうのは別なプラグインにさっさと置き換えてしまうのが建設的だと思う。どうしても置き換えられないものは、32bitプラグインも使えるMacOS MojaveをインストールしたIntelMacを用意しよう。

🔽ってことで、今回もおさらいから。

昨年書いた「2022年 買ってよかったプラグイン」が、今年はどう使ってるかを書き殴り。

◼️その1「Cherry Audio Dreamsynth」
今年のCherry Audioは、GX-80Mercury-6を買った。でも、圧倒的に出番はDreamsynthの方が多くて、自分はPCMとアナログのハイブリッドシンセ好きなんだなと改めて思った次第。

◼️その2「Baby Audio. Baby Audio Bundle」
昨年からガッツリ使っていて、さらに今年、Baby Audio.と仕事(BA-1 Expansion Packs)もしたので、非常に出番の多いプラグインメーカー。TAIPSuper VHSCrystallineを特によく使った。あと、さらに気軽に使うのが無料のMagic Switch。JUNOコーラスだけを抜き出したフリープラグインだけど、本当にちょうど良いコーラス感で、よく溶け込むのが大好き。

◼️その3「KORG wavestate native」と「KORG opsix native」
もうこの2つは定番に入れていいと思う。wavestateは、実機がメインなんだけど、やっぱりテンポシンクさせたい音はプラグインの方が楽。opsixはプラグインのみにしてしまったけど、いかにもなFMの音ではなく、現代的なFMの音源が欲しい時に使ってる。いかにもな音は、DX7II実機で。

◼️その4「SSL Native Vocalstrip 2」
今年Apple Silicon対応したので、ヴォーカリストによって使い分け。女性より男性ボーカルの方がハマる場合が案外多い気がする。

◼️その5「ExpressiveE Noisy」
やっと、この秋にApple Silicon対応したので、使うのはこれからかなと。M1にしてから、touchéは、専用音源よりもコントローラーとして使うことの方が多かったのだけど、これから登場回数が増えてくる予定。

◼️その6「PSP Impressor」
音によって、コンプはいろいろ変えて試して…の試行錯誤。その中の1つとしてPSP Inmpressorがある。この時にも書いたけど、やはりパラレルコンプ用途に向いてる気がする。

◼️その7「UVI」
毎年毎年新製品を続々と。今年ものちほど。

◼️その8 最終回まとめ。
まとめで紹介してるプラグインは、基本的にアップグレード組。引き続き使うものばかり。

▶️とまぁ、そんな感じで。

次回から今年分を開始予定。
今年はそもそもそんなに買ってない気がすると、毎回思うのだけど、
毎年なんかだんだで買ってるよね。ははは。

▼2022年のおさらいはこちらから。

2022年 買って良かったプラグイン その0。昨年のおさらいから。

MOTU Digital Performer 11が半額!新規もクロスグレードもアップグレードも!数量限定!

2023 年 11 月 2 日 木曜日

今年もとうとうこの季節がやってきました。
MOTU DP11が、数量限定で半額セールです。
この機会に是非、老舗DAWのDPをご堪能ください。MacOS Sonomaでも、しっかり動いております。
https://h-resolution.com/product/digital-performer/

MOTU Digital Performer 11
フルバージョン:¥39,600(税込)
クロスグレード:¥30,250(税込)
アカデミック:¥30,250(税込)
アップグレード:¥15,000(税込)

お買い物は、日本正規代理店のハイリゾリューションで。

UVI Falconの新しいExpansion「Modular Noise」と「Organic Pads」もFalcon 3と同時リリース! #PR

2023 年 10 月 20 日 金曜日

▶️「UVI Falcon3」と、Falcon Expansionの「Modular Noise」と「Organic Pads」3つ同時リリース!

※このポストでは、2つの新しいFalcon Expansionのみの紹介です。Falcon3の記事はこちらから

▶️Modular Noise(Falcon Expansion)



Bass、Arps、Sequences、Drumsなど、ハードウェアのユーロラックシステムによる複雑なノイズサンプルから作成されたFalcon Expansionです。

アナログフィルター、プラズマディストーション、ウェーブフォルダー、そしてFalconのオシレーター、エフェクト、モジュレーター、およびイベントプロセッサーを使用し、個性的なプリセットが100個入ってます。
パッと見、インターフェイスがwavetable的に見えるんですが、様々なオシレーターが使用されているので、非常に面白い音が出ると思いました。
このインターフェイス上で音をEditすることも可能ですが、Falconの中でいろいろいじれるのも、Falcon Expansionの醍醐味ですね。

▶︎さて、公式デモソングです。
100% Modular Noiseです。全19音色で、プリセットのシーケンスを結構使いました。
各トラックは、シンセベースとリードシンセと最後のアルペジオはちゃんと弾いてるんですが、それ以外は、ほぼモノ(指一本)で作ってます。
和音に聞こえますが、全部違う音色で重ねてます。これでここまで出来ちゃうんです。
それぞれ音色把握に2時間、作曲に2時間、MIXに1時間くらいで作ってます。

UVI · Modular Noise | Demo by Ryuichiro Yamaki

▶️Organic Pads(Falcon Expansion)



続いて、もう1つ、「Organic」シリーズを拡張する、100の変化に富んだPADサウンドが、100個入ったFalcon Expansionです。

Light、 Dark、Mystical、Natureとカテゴリ分けされたプリセットは全て、4つの異なるソース(サンプル、シンセ、ノイズ、テ クスチャ)を操るパフォーマブルなXYコントロールで操作出来ます。
全体的に、Motion系といいますか、Padにシーケンスや、テクスチャー、ノイズが混ざった音で、真ん中にありXYコントロール(ベクター的な)で、4つのレイヤーを調整して音を変化させていくシンセです。Prophet-VSや、WAVESTATION、wavestate、SY22/33みたいな感じですね。うちでは、WAVESTATIONと同じく、X軸にCC#16を、Y軸に17を割り当てて、wavestateのベクターコントローラーや、Roli Blocksでコントロールしています。

プリセットは、基本的にアタックが弱い音ですが、左側にADSRがついていて、Attackを0にする事でアタックのある音になります。
もともとはちゃんとアタックのある音なんですよね。それをADSRで調整して音色が作成されてます。
PADだけでなく、実はリードやベースにも使えるという。とても便利です。

▶︎さて、公式デモソングです。
100% Organic Padsです。全14音色で、今回は、本当にPad系音色しか入ってなかったので大変でした。
こちらも、和音を感じると思いますが、なるべく音色数を沢山使うために、各トラックは、モノで弾いてます。
リズミカルな音もすべてプリセットです。XYパッドで最適な部分を見つけて使用してます。
音色については、基本的にプリセットのまんまなんですが、上でも書いたように、ADSRで調整してアタックのある音にしたり、
XYパッドで動かしたり、EQ、ディレイ・リバーブで調整したりしてます。

UVI · Organic Pads | Demo by Ryuichiro Yamaki

以上です。
このFalcon Expansionシリーズは、UVI Falcon 3を持ってないと使えません。
是非、同時リリースされた、Falcon3をゲットしてからお楽しみください。

Falconを持ってない人は、まずFalconを買うと$100バウチャーが付いてくるので、そのバウチャーでFalcon Expansionを買うのが賢い買い方だと思います。

🔽気になる!という方は、UVIからダウンロード購入を。
日本語サポートが受けられますので、安心して購入出来ます。
日本国内で買う場合は、beatcloudなどのオンラインショップにて。
また、UVIのサブスクリプションSonic Passのメンバーは、即ダウンロードできます!
使用するには、最新のUVI Falcon(有料)が必要です。

ではでは、そんな感じでー!Enjoy!

UVI Falconが3へメジャーアップデート!追加機能盛り沢山! #PR

※ #PRについて:オフィシャルデモソングや、プリセットを制作している場合、当然ですが、発売よりも前に物品をもらったり、お借りしたりしないと作れません。ただ、これがおそらく成果報酬以外の報酬に当たる可能性がありますので、記事のタイトルに、#PRを載せてます。

UVI Falconが3へメジャーアップデート!追加機能盛り沢山! #PR

2023 年 10 月 20 日 金曜日


▶️「UVI Falcon3」と、Falcon Expansionの「Modular Noise」と「Organic Pads」3つ同時リリース!

※このポストでは、Falcon3のみの紹介です。次のポストで、2つのFalcon Expansionを紹介します。

▶️Falcon 3

新規ユーザーは期間限定の特別価格で、既存ユーザーにはFalconを無償提供!という、Falconは相変わらずの太っ腹です。
今回のアップデートでも、3つのオシレーター、4つの追加エフェクト、4つのイベントプロセッサーや、その他の新機能が盛り沢山です。

それでは、一つづつ見ていきましょう。

◼️追加シンセオシレーター
▶︎VOSIM:ビンテージ・ボーカル・シンセをトリビュート

→Formant(フォルマント)を使った合成とと、Phonem(フォーネム)で母音フィルターを用いた合成の2種類から音色のキャラクターを決定するオシレーターです。

▶︎Bowed String:バーチャルの弓と弦

→Bow(弓)の設定は、Forceで弓の圧力を設定し、Velocityで速度を、Dynamic Frictionで摩擦を、さらに、Positionで、弓を当て始める弦の位置を決定します。弦(Strings)については、Violin、Viola、Celloを選択し、4弦の各弦の設定が可能で、Tensionで、弦の張力を設定して、Inharmで響きの不調性を調整し、Dampingで低域と高域の減衰量を調整します。さらに、Bridge Volumeで、弓の音量も調整が出来るという優れた弦の物理モデリングです。もう十分な機能ですね。

▶︎Harmnic Resonator:マルチレイヤーエキサイターとレゾネーターバンク

→3つのExciterのレイヤー(Transient、Texture、Noise)で混ぜた信号を、6chのResonator Bankで音を出すオシレーター。

◼️追加エフェクト
▶︎Opal:物 理モデリング光学コンプ

→先にリリースされていたOPALがFalconに内蔵。LA-2Aの物理モデリングです。

▶︎Ladder:定番の東海岸シンセフィルター

→Moogに代表される定番Ladderフィルターをモデリング

▶︎Dispersor:独自のトランジェントシェイパー

→Spreadで分散時間、Frequencyでトランジェント、OrderとStagesで処理段数を調整

▶︎Harmonic Resonator:エフェ クト版

→オシレーターで採用されたののエフェクト版。マルチレイヤーエキサイターとレゾネーターバンク

◼️追加イベントプロセッサー
・シーケンススクリプトプロセッサー
▶︎Node Arp

→16×16のXYグリッドシーケンサー

▶︎Motion Grid

→4つのノードの方向性によって駆動するグリッドシーケンサー

▶︎Snowflakes

→スティンノートを短く繰り返すスタッカートシーケンサー

・ユーティリティスクリプトプロセッサー
▶︎MIDI CC SMOOTHER

→時間経過を伴うMIDI CC値の変化に、滑らかさを加えることが可能

◼️その他
▶︎新しいUI(ワークフロー)

→カテゴリごとに美しいUIへと進化しました。

▶︎プログラムテンプレート
▶︎スタートアップスクリーン
↪︎このスタートアップ画面にあるプログラムテンプレートがなかなか良いんです。音色を一から作るのが簡単になりました。右側のGETTING STARTEDから、音色タイプを選ぶだけで、基本的な設定が出来上がってるテンプレートで音色作成が始められます。もちろん、今までのように真っさらな状態から、セミモジュラー的にパッチして作るところからも始められますが、今回のテンプレートが備わったことで、最初の煩わしいパッチングから解放されたのは喜ばしいところでしすね。

▶︎UIスナップショット機能
▶︎MPEスクリプトの最適化

▶︎MIDI Outによる外部音源のコントロール
↪︎MOTU DP11.23の場合、AUはMIDI Out非対応なので、VST3版を使用しましょう、Multi Recordsにすれば、MIDI InputにFalconが出てきます。

▶︎Slice Remixerスクリプトの強化
▶︎付属の音色ライブラリーは、完全再構築。プリセットは、1500以上に拡充。
→⚠️注意:この新しいFalcon Factory.ufsですが、残念ながらver2までと互換性がありません。新UI、カテゴリ名の変更など、3ではかなりのアップデートているので、まったく新しいFalcon Factoryで、ファイル名が「Falcon Factory rev2.ufs」になりました。例えば、ver.2までのプリセット名のあとにバージョン名が書いてあったプリセットは、ver.3ではバージョン名が書かれていなかったり、同じ名前の音色でも、音が変わってしまった音色があります。
Ver.2.8も自動で残ってますので、過去曲は2.8で、新曲はrev2で作るのがいいと思います。
↪︎「Falcon Factory rev2」は、UVI Portalからダウンロード可能です

以上です。本当に盛り沢山ですよね。
新しい機能を把握するだけでも大変!頑張って覚えます。
さて、今回はFalcon3のデモソングは作っておりません。申し訳ありません!
ver.1で作ったのが今でも公開されてます。

UVI · Falcon by Yamaki

この曲について、詳しくは、当時のブログをご覧ください。

UVI Falcon.

同時リリースされた、2つのFalcon Expansionでは、オフィシャルデモソングを作ってますので、
そちらも併せて是非に!

Falconを持ってない人は、まずFalconを買うと$100バウチャーが付いてくるので、そのバウチャーでFalcon Expansionを買うのが賢い買い方だと思います。

既存ユーザーは無料でアップデート出来ますので、UVI Portalからダウンロードしてください。
先日から、サーバが強力になりましたので、ダウンロードも速いですよ!

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日本語サポートが受けられますので、安心して購入出来ます。
日本国内で買う場合は、beatcloudなどのオンラインショップにて。
また、UVIのサブスクリプションSonic Passのメンバーは、即ダウンロードできます!

ではでは、そんな感じでー!Enjoy!

UVI Falconの新しいExpansion「Modular Noise」と「Organic Pads」もFalcon 3と同時リリース! #PR

※ #PRについて:オフィシャルデモソングや、プリセットを制作している場合、当然ですが、発売よりも前に物品をもらったり、お借りしたりしないと作れません。ただ、これがおそらく成果報酬以外の報酬に当たる可能性がありますので、記事のタイトルに、#PRを載せてます。